「置県130年記念 第1回よっしゃ来い!!CHOUROKUまつり」が5月18日(土)、魚津市・魚津駅前大通り(魚津商工会議所前通り)で初開催される。魚津の伝統芸能「せり込み蝶六」をよさこい風に踊る“よっしゃ来い!!CHOUROKUコンテスト”をはじめ、じゃんと来い!!魚津(たてもんの曳き廻し、せり込み蝶六・上村木七夕祭・しんきろう節の披露)、富山うまいもん祭り・まちなかラーメンバトルなどイベント目白押し。春の1日を魚津で楽しんでみてはいかが。

●伝統芸能「せり込み蝶六」をよさこい風にアレンジ

　「よっしゃ来い!!CHOUROKUまつり」は、魚津市の若手有志で組織する実行委員会「魚津祭組」が“魚津が踊り出す”をテーマに、まちなかに賑わいと活気を生み出そうと初めて企画したイベント。注目の“よっしゃ来い!!CHOUROKUコンテスト”(14:15～)には子どもから大人まで32チームが参加し、踊りを披露する。課題曲の“よっしゃ来い!!CHOUROKU”は、伝統芸能の“せり込み蝶六”で歌われる“器量の良い娘”をよさこい風に音楽、踊りともに新しいスタイルでアレンジしたもので、まつりに向けてありそドームでの全体練習会や市内保育園、小学校などでの踊り指導などが行われてきた。「おらんあがさーはあよーいいやい　こぉーれからこれわい何事」――アップテンポな曲に合わせた基本の振り付けに各チームのオリジナルの要素がどう加わるか、本番の踊りが待ち遠しい。コンテスト後には、全参加チームによる総踊りが繰り広げられる。

　ちなみに伝統芸能の“せり込み蝶六”は江戸時代、笠や扇子、ちょうちんなどを持ち、豊年を祈願して踊り明かしたのが始まりとされ、激しいリズムに合わせた踊りは、まるで極楽蝶が舞うかのよう。扇子を持って踊るのは、末広がりで、おめでたいからとされている。

　“じゃんと来い!!魚津”では、夏の風物詩・たてもんの曳き廻しやせり込み蝶六・上村木七夕祭・しんきろう節が披露される。たてもんは高さ15ｍの大柱に90 余りの提灯を帆型につるした大万燈。当日は7:00からたてもんの組み上げ作業が一般公開され、13:05からのじゃんと来い!!魚津、16:45からのグランドフィナーレで曳き廻されるので、その勇壮な雰囲気を間近で感じたい。また、激しく舞うせり込み蝶六、面をかぶった“アジロ”らが登場する上村木七夕祭、粋と優美さを伝えるしんきろう節も楽しみだ。

●富山のカラー・ラーメンバトル勃発！

　“富山うまいもん祭り”(10:30～)では、県内のご当地カラー・ラーメンが会場での売れ行きを競う“ラーメンバトル”に注目したい。参加するのは、濃厚な海老のエキスを加えた味噌スープと深層水使用の麺がコラボした「入善ブラウンラーメン」、唐辛子を練り込んだ麺と深層水塩ベースのスープを組み合わせたピリリと辛い「入善レッドラーメン」、高岡産のホウレンソウを豚骨スープに溶かした「高岡グリーンラーメン」、小矢部産卵を練り込んだ太麺に地元ポークのチャーシュー、肉味噌を使った白い豚骨スープの「おやべホワイトラーメン」、魚介などでだしを取った塩味スープにかまぼこなどをトッピングした新開発の「魚津クリアらーめん」の5つのご当地ラーメン。ラーメンファンにはたまらないひととき。地元の食材を生かしたカラー・ラーメンを食べ比べしてみてはいかがだろう。

　このほか、電鉄魚津駅前で長く愛されていた味を1日限定で復活させた“まちなかご当地B級グルメ”、ソフトクリームなどの“まちなかスイーツ移動車販売”なども登場。魚津の海と山のうまいもん、スイーツを味わってほしい。

　夜の部の“魚津まちなかナイト”(17：30～)では、会場を魚津市役所前公園に移し、東日本大震災追悼のキャンドルが幻想的に灯るなか、魚津まちなか映画祭やよっしゃ来い!!MUSICナイト(野外コンサート)が開催される。映画祭では、氷見で撮影された「あさって」(8分)、震災の爪痕が残る東北に集まった中学生が“地域、日本のために自分たちができることとは何か”をテーマに話し合い、アクションを起こす姿を描いた「STAND UP」(約10分)など3本のショートフィルムを上映。よっしゃ来い!!MUSICナイトでは、富山を拠点に全国各地でライブ活動を行っている“かじけいすけ”、ラッパーの“NAO”らの熱唱を聴くことができる。

　よっしゃ来い!!CHOUROKUまつり実行委員会「魚津祭組」は、「500名以上の踊り手によって、よっしゃ来い!!CHOUROKUが初披露されます。県内のよさこいチームが演舞するよさこい魚津、たてもんの曳き廻し、まちなかラーメンバトル、キャンドルナイト、映画祭などもお楽しみに。来場先着600名にプレゼントもあります。ぜひ魚津へお越しください」と話している。