「空の日」・「空の旬間」を記念し、富山空港では27日(日)に「消防防災ヘリによる救難訓練」や「麻薬探知犬デモンストレーション」、「エアラインスタッフと話そう」などさまざまなイベントが開催される。このほか、富山空港ターミナルビル各店の魅力や、11月に就航するエア・ドゥの富山−札幌線の話題、全日空の富山−北海道各地との間の「乗継割引」運賃の設定や富山−東京線のダイヤ改正についても紹介。

●大空へ心弾むイベント盛りだくさん

　「空の日」・「空の旬間」を記念し、富山空港では27日(日)にさまざまなイベントが催される。神通川の河川敷に滑走路とエプロンを設けた全国唯一の“河川敷空港”として知られる富山空港。20日(日)〜30日(水)は、展望デッキが無料開放されるので、河川敷に延びる滑走路や、90mと日本一の長さを誇るパッセンジャー・ボーディング・ブリッジ(旅客搭乗橋)、離発着する旅客機を間近に眺めながら、川に抱かれた空港を実感してみたい。展望デッキでは、10:00〜10:30に「県警音楽隊ふれあいコンサート」が行われ、美しい演奏を聴かせてくれる。14:00〜14:30には、「消防防災ヘリによる救難訓練」がエプロンで行われるので、こちらも展望デッキから見学しよう。
　
　空港ターミナルビル内では、麻薬探知犬の能力を紹介する「麻薬探知犬デモンストレーション」(10:30〜11:00、13:30〜14:00)、キャビンアテンダントらを迎えての「エアラインスタッフと話そう」(11:00〜11:40、12:20〜13:00)、自由に参加でき、修了証がもらえる「空港で飛ばそう“ぼくらの紙飛行機”」(9:30〜15:00)、迫力ある飛行機の写真を一堂に展示する「航空ファンクラブ写真展」(9:30〜15:00)、パソコンを使った「フライトシミュレーターで君もパイロットだ！」(9:30〜15:00)、「航空気象教室　管制塔見学」(※事前応募受付終了)、空港施設見学バスツアー(※事前応募受付終了)など、多数のイベントが予定されている。
　
　このほか、富山市上空を約6分間飛行する「遊覧飛行　ヘリに乗ってみよう」(10:00〜14:00/大人中学生以上4,000円、子ども3歳以上3,000円)も催される。秋空のもと、ひとときの空中散歩を楽しんでみてはいかがだろう。

●富山の味覚、お土産がずらり！　

　富山空港「空の日」記念イベント特典として、空港ターミナルビル内の売店・飲食店利用者(1,000円以上利用／他店との合算可)には抽選で景品をプレゼント。また、各店独自の特典もあるので利用したい。
　
　各店の魅力を紹介しよう。富山空港ターミナルビル売店は早朝6:10からの営業が大きな魅力。富山の海産物や銘菓、地酒、工芸品などを幅広く取り揃えており、ますのすしをはじめ、サスやシロエビなどの昆布〆、かまぼこ、ホタルイカの沖漬けなどが人気のお土産。現在、催事コーナーでは、チューリップ球根、高岡開町400年記念グッズを販売中だ。売店横の「とときち空港店」では、ホタルイカやべニズワイガニなど富山湾の旬の幸、とろろ昆布、昆布〆、シロエビを使ったせんべいなどを販売している。

　射水市出身の落語家・立川志の輔さんのごひいきのお店は、めん処「とみいち亭」。志の輔さんおすすめの「氷見うどん」はコシの強さと喉越しのよさが特徴。中華そばは昔ながらの醤油味だ。このほか、こんにゃくの田楽やバイ貝刺身などの一品も揃う。立山連峰を一望できるビル内唯一のレストラン「エレガ」では、富山湾のシロエビを使った「白海老かきあげカレー」や「白海老とかきあげ丼、ざるそば」などがおすすめ。今夏リニューアルしたばかりの「広貫堂　空港薬品部」では、六神丸などの配置薬や健康茶など約270アイテムを販売。新商品の「桑麦芽飴」なども売れ筋。軽食喫茶「神通」はコーヒーからモーニングサービス、ハニ−トースト、氷見うどんおにぎりセット(とろろ昆布)まで幅広いメニュー構成が自慢だ。

　富山空港では、空港の魅力づくりを目的に年間を通してイベントを開催。今年度はこれまでに「ホタルイカ展示」や映画「劔岳　点の記」パネル展、「八尾おわら風の盆パネル展」などを企画してきた。現在、「南砺のまつり・ポスター展」を開催中＜9月26日(土)まで＞。南砺市の観光ポスター、城端むぎや祭・五箇山麦屋まつりのPRポスターのほか、こきりこ祭りで披露されるこきりこ踊りの衣装、南砺市の国指定重要文化財・村上家の10分の1サイズの模型などが展示され、空港利用者の目を楽しませている。

●11月からエア・ドゥ就航、全日空の「乗継割引」運賃の設定やダイヤ改正で利便性向上！

　11月から全日空に代わって北海道国際航空(エア・ドゥ)の富山−札幌線が就航することも話題だ。機材は126人乗りのB737-500を使用。運航ダイヤは、富山16:15発→札幌17:40着、札幌14:00発→富山15:40着となる。運賃は片道で現行より1,000円安い33,100円、往復は2,000円安い59,200円。エア・ドゥでは、就航記念として、28日前までに予約すると片道10,000円になる割引を12月25日搭乗分まで実施する(座席数制限あり)。
　
　また、11月からは、エア・ドゥの直行便に加え、全日空が運航する富山−東京−札幌等北海道各地との間にも各種「乗継割引」運賃が設定された。東京を経由した富山−札幌間の行き来は、当日の予約も可能な「特定便乗継割引」運賃により、片道33,500円で利用できるようになる。さらに、東京を経由した富山−札幌・紋別・中標津・釧路との間には、28日前までの予約により、片道18,000円〜22,000円と格安で利用できる「乗継旅割」運賃が設定された。ビジネスにもレジャーにも、富山−北海道各地の行き来が一層便利になる。

　一方、11月から全日空の富山−東京線のダイヤが大幅に改正される。特に886便が富山11:10発→東京12:15着(現行富山12:55発→東京14:00着)、889便が東京17:45発→富山18:45着(現行東京16:30発→富山17:30着)となる。昼と夕方の利便性アップなどが改正のポイントだ。




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