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2010年 3月 17日 [ イベント ]

No.446-1:春、東京、大阪、富山で楽しむチューリップイベント


 愛らしい姿と色で観る人の心を和ませるチューリップ。チューリップ球根の出荷量が日本一の富山から、東京と大阪での「フラワーカーペット」のイベントや国内最多500品種、100万本を超えるチューリップを展示する「2010となみチューリップフェア」の話題をお届け!


●「銀座みゆき通りフラワーカーペット2010」、デザイン画募集

 愛らしい姿と色で観る人の心を和ませるチューリップ。チューリップ球根の出荷量が日本一の富山からチューリップの話題をお届け。まず、富山から直送されたチューリップ花びらを使って路上にさまざまな模様を描くフラワーカーペットのイベントが、東京と大阪で開催される話題から紹介しよう。

 東京では、「銀座みゆき通りフラワーカーペット2010」(主催:銀座みゆき通り美化会)が、4月29日(木・祝)12:30〜17:30に東京都中央区・銀座みゆき通りで開催される。今年で24回目を迎えるこのイベントは、15枚の巨大なデザイン画(1枚タテ4m、ヨコ10m)で壱番館洋服店ビル前から銀座松坂屋横の約300mの通りを埋め尽くす銀座の春の風物詩だ。
 
 球根を太らせるため、満開を待たずに早めに摘み取られた約20万本の花首が富山から早朝、銀座に運ばれ、ボランティアの手で花びらにされて、路上に図柄が描かれる。使われる花びらは120万枚にもなり、街を鮮やかに彩る。通りには「とやまのチューリップ」をデザインしたフラッグや、チューリップのフラワータワーもお目見え。通りに面した店では、チューリップの切花を飾るなどしてイベントを盛り上げる。当日は、とやま特産大使が富山をPRするので、ぜひフラワーカーペットを見に行きたい。

 フラワーカーペットのデザイン画15枚のうち、4枚は富山の特産品や風景、祭りなどをテーマにした図案で、現在、その4枚の図案を募集中だ。図案のポイントは、シンプルでわかりやすく、図柄が大きめなもの。春にふさわしく、明るく楽しいものが期待されている。

 応募規定として、B4版横の用紙に、赤、白、黄、桃、紫、緑の6色のみを使用して図案を作成。用紙の裏面にデザインについてのコメントと、住所、氏名、年齢、性別、職業(学校・学年)、電話番号を記入し、〒930-8501(住所記載不要) 富山県農産食品課「銀座みゆき通りフラワーカーペット」図案募集係へ、郵送またはFAX(色指定) を。締め切りは3月26日(金)。1人何点でも応募可能。採用の方のみに4月中旬までに通知があり、富山県の特産品(1万円相当)と記念品が贈られる。

 また、花びら摘みのボランティアも募集中。詳しくは富山県農林水産部農産食品課(TEL.076-444-3271)、もしくはいきいき富山館(TEL.03-3231-5032)へお問い合わせを。

●花の万博20周年記念「花・緑フェスタ」に巨大花絵「フラワーカーペット」

 大阪では、「花の万博20周年記念事業」のメイン行事として、富山産チューリップ33万本の花びらで描く巨大花絵「フラワーカーペット」が、4月29日(木・祝)〜5月2日(日) 、大阪市鶴見区・花博記念公園鶴見緑地で開催される。財団法人国際花と緑の博覧会記念協会が「花・緑フェスタ」のイベントとして行うもので、長さ約130m、幅約5mの路面に、一般公募したデザイン画などを基にした10面に洋画家・祢宜吉子氏のテーマ作品を加えた11種類の花絵が登場する。

 “自然・命・花や緑・地球環境”などをテーマにした公募には、全国から542作品が寄せられ、「平和を祈る花ずきんちゃん」、「森でおどるうさぎ」、「育て合う人と自然」など優秀賞10点、佳作17点が2月に決定した。フラワーカーペットの制作には、公募によるボランティア約600名が参加。大阪最大規模の市民参加型フラワーカーペットとなる。

 砺波市の富山県花卉球根農業協同組合では、県内の生産者から集まる赤、白、黄、ピンク、紫の5色の花首約33万本を29日朝までに会場に送る。同組合では、「球根育成用に廃棄されるはずのチューリップの花びらが、フラワーカーペットに利用されるのはうれしいことです。チューリップ産地・富山をアピールするいい機会。美しい花びらを届けたい」と話している。

 なお、花の万博20周年記念事業は、新たな時代が豊かな自然とともにある持続的発展可能な社会として、次世代へ受け継がれていくことを目指し、花の万博の基本理念である「自然と人間との共生」のあり方を改めて問い直し、発展・継承させていくことを目的に開催される。花・緑フェスタのフラワーカーペットをはじめ、デザイン画の原画展、花の万博20周年メモリアル展示と写真展、花・緑フォーラム、理念継承フォーラム、花の万博の日本画展などが、4月中旬から6・7月にかけて予定されている。

●国内最多500品種、100万本を超えるチューリップを展示

 砺波平野に本格的な春の訪れを告げる「2010となみチューリップフェア」が4月22日(木)〜5月5日(水・祝)、砺波市の砺波チューリップ公園を主会場に開催される。国内最多の500品種、100万本を超えるチューリップを展示する花の一大イベント。今年のテーマは「チューリップの花絵巻」。会場全体が、まるで花絵巻のような世界になるというから楽しみだ。まず、大花壇には、大きくて色鮮やかな蝶の地上絵がチューリップで描かれる。チューリップタワーに上がり、花壇から浮かび上がる地上絵をゆっくり観賞したい。大花壇そばのひょうたん池とチューリップ四季彩館の池には、砺波で発案された水上花壇が登場。水面にゆらゆらと浮かぶ、水栽培のチューリップの眺めが楽しめる。

 チューリップ四季彩館では、“五感で楽しむチューリップ”をテーマに、花絵巻物語を演出。花弁の縁がギザギザになったフリンジ咲きなど、特徴のある花びらに触れたり、チューリップの香りを楽しむこともできる。特別企画展もユニークだ。昨年7月に国指定史跡となった砺波市・増山城の時代イメージを“増山城戦国花絵巻”としてチューリップで表現するもので、今話題の“歴女(レキジョ)”など、歴史好きにも興味深い展示となるだろう。

 このほか、砺波市出町子供歌舞伎曳山会館や松村外次郎記念庄川美術館、庄川水資料館など、市内各所に点在する連携会場がフェア会期中にフェア入場券を提示すれば入館無料となるから、ぜひ見学したい。




問い合わせ
「銀座みゆき通りフラワーカーペットのデザイン画募集」について
●富山県農林水産部農産食品課
TEL.076-444-3271
FAX.076-444-4410
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1613/

「花の万博20周年記念事業」について
●財団法人国際花と緑の博覧会記念協会
TEL.06-6915-4500
FAX.06-6915-4524
http://expo90.jp/

「チューリップ花びらの提供」について
●富山県花卉球根農業協同組合
TEL.0763-33-2448
FAX.0763-33-5006
http://www.tba.or.jp

「2010となみチューリップフェア」について
●(財)砺波市花と緑の財団
TEL.0763-33-7716
FAX.0763-33-0090
http://www.tulipfair.or.jp

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