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2010年 5月 19日 [ イベント ]

No.455-2:農業への第一歩! 「とやま帰農塾2010」&「新・農業人フェア 新規就農相談会」


 富山の豊かな自然に囲まれて、農林業や伝統文化などを体験する滞在型グリーン・ツーリズム「とやま帰農塾2010」。5月から12月まで、県内で10講座が開講する。現在。受講生募集! また、5月から東京、大阪で開催される「新・農業人フェア」の新規就農相談会に富山県のブースが開設される話題もお届け。


●田舎暮らしで人生を変える

 富山の豊かな自然に囲まれて、農林業や伝統文化などを体験する滞在型グリーン・ツーリズム「とやま帰農塾2010」。5月から12月まで、県内で10講座が開講する。主催は富山県・富山市・魚津市・氷見市・南砺市・朝日町。交流地域活性化センター・NPO法人グリーンツーリズムとやまが主管する。

 とやま帰農塾は今年で6年目。参加者は年を追うごとに増え、昨年度は10講座に合わせて97名が参加し、県外からの参加者が半数以上を占めた。リピーターも多く、受講をきっかけに、富山へ移住、半定住したケースもある。今年度の特徴として、村づくり活動に参加できること。また、これまでの受講生から「ゆっくり、のんびりと農村体験したい」という声が多く聞かれたことから、各塾で大きなテーマを設定。盛り込み過ぎず、体験をより深く、ゆとりを持ったスケジュールで進めていく計画だ。また、「地元のお母さんたちと交流したい」という要望に応え、裏方として塾の運営を支える農村女性らとの交流会にも力を入れる。

 春夏講座のスケジュールと概要を紹介しよう。大長谷塾春講座<富山市:5月21日(金)〜23日(日)※受付終了>では、野菜のいのちを育む土と水と生き物を見つめた、こだわりの農法をじっくり体験。山菜講座や山菜採りもある。松倉塾春講座<魚津市:5月28日(金)〜30日(日)>では、地元で行われる戦国のろし祭りに参加。朝市や祭りの準備も手伝うなど、地域づくり活動を体験する。このほか、棚田の田植えや野菜の収穫なども予定。五箇山塾<南砺市:6月11日(金)〜13日(日)>では、新緑のブナ林ハイク・世界遺産集落の散策と山菜採りのほか、種まき(豆、エゴマ)など。びるだん塾<朝日町:7月2日(金)〜4日(日)>では海水汲みから塩づくりを体験。炭の窯出し、原木の窯入れ、漬物づくりなども予定。八代塾夏講座<氷見市:7月23日(金)〜25日(日)>では、林道草刈りなど八代環境パトロール隊の地域活動に参加。また富山湾に浮かぶ虻が島を探検し、森から海までの環境を学ぶ。
 
 秋冬講座には、松倉塾秋講座<魚津市:9月24日(金)〜26日(日)、ハサづくり、稲刈りなど>、井波塾<南砺市:10月15日(金)〜17日(日)、里芋掘り、草木染め体験など>、大長谷塾秋講座<富山市:10月22日(金)〜24日(日)、きのこ狩り、野菜収穫など>、大家庄塾<朝日町:11月20日(土)〜22日(月)、みそづくり、リースづくり、野菜収穫など>、八代塾冬講座<氷見市:12月3日(金)〜5日(日)、風呂づくり、郷土料理づくり、空家見学など>が予定されている。

 募集対象は、田舎暮しや移住・定住に関心のある方、農林漁業体験をしてみたい方。各塾ともに2泊3日のスケジュール。開始時刻は初日が14:00、終了時刻は最終日14:00。宿泊場所は各地区の公民館などを利用する。募集人数は各塾10名ほど。募集締め切りは、各開催日の2週間前(ただし定員に達し次第締め切る)。受講料は各塾13,000円(食材費、施設利用料、体験料、保険料を含む)。現地までの交通費は各自で負担(最寄りのJR駅までの送迎あり)。申し込みは、申し込み用紙(http://www.gt-toyama.net/からダウンロード)に必要事項を記入の上、FAX、郵送、Eメールにて、交流地域活性化センター・NPO法人グリーンツーリズムとやま 〒930-0008 富山市神通本町1-6-8 TEL&FAX.076-482-3161 E-mail:info@gt-toyama.netへ。

 富山県農林水産部農村振興課では、「富山ならではの体験を、という声も多く、各塾で講座の内容を練っています。初めての方もリピーターの方もどしどし申込みを。農村で地域の一員になった気分、感動を味わってください。元気ももらえます」と話している。

●富山で就農を希望する人をバックアップ!

 近年、老若男女を問わず、農業を始めてみたい、農業法人に就職したい、田舎暮らしがしたいという人が増えている。“富山で農業に挑戦したい”と考えている人は、東京、大阪で開催される「新・農業人フェア」(主催:全国農業会議所・全国新規就農相談センターほか)の新規就農相談会に設けられた富山県のブースを訪ねてみてはいかがだろう。同フェアが、5月22日(土)・9月25日(土)・来年1月22日(土)に東京・池袋サンシャイン(ワールドインポートマート4F)、7月3日(土)・11月14日(日)に大阪・梅田スカイビル(タワーウエスト10F)を会場に催される。富山県のブースでは、(社)富山県農林水産公社の職員が就農相談に応じたり、県内の農業法人の求人情報などを提供する。入場無料、入退場自由、履歴書不要なので、気軽に相談してみよう。
 
 また、「とやま農林漁業就業支援相談会」(主催:県農林水産公社)が毎月1回、富山県民共生センター「サンフォルテ」(富山市)で開催されているので、利用してみるのもいいだろう。開催日は6月15日(火)、7月20日(火)、8月17日(火)、9月21日(火)、10月26日(火)、11月16日(火)、来年3月15日(火)。時間は各日13:30〜15:30。入場無料、事前申込不要、履歴書不要となっている。
 
 富山県では、体験研修等支援制度や認定就農者制度といった支援制度を設けるなど、新たに就農を目指す人を応援している。上手に活用すれば、円滑な就農につなげられるのでぜひ相談を。
 
 体験研修等支援制度(とやま農業未来塾事業)とは、農業がどのような仕事であるかを体験できる制度。大学生・社会人を対象にした中期体験研修では、米、野菜、果樹、花き、畜産など希望作目に合った先進農家などで5〜30日間の実地体験が受けられる。認定就農者制度は、認定就農者となると就農支援資金が借りられたり、農業機械・施設などの導入経費の一部について、補助を受けられたりできる制度。先述の体験研修等支援制度には、認定就農者を対象にした長期実践研修もあり、就農に必要な経営、生産管理技術を習得するために先進農家などで6カ月もしくは1〜4年の実践研修を受けることができる。

 富山県農林水産部農業経営課と富山県農林水産公社農業部では、「富山で農業に挑戦してみませんか。農業を始めることは簡単な道のりではありませんが、技術の習得など、確実にハードルを乗り越えていきながら、夢を叶えていきましょう。まずは新規就農相談会をお訪ねください」と話している。




問い合わせ
「とやま帰農塾」について
●富山県農林水産部農村振興課 中山間地域振興班
TEL.076-444-9011
FAX.076-444-4427
http://www.gt-toyama.net/

「新・農業人フェアの富山県ブース」について
●富山県農林水産公社 農業部
TEL.076-441-7396
FAX.076-444-3851
http://www.taff.or.jp

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