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2010年 6月 16日 [ イベント ]

No.459-1:立山の麓で学ぶ喜びを体感!「とやま夏期大学」受講者募集


 平成22年度「とやま夏期大学」が7月23日(金)〜26日(月)、北アルプス・立山山麓の立山国際ホテルで開講する。同大学も今年で5回目。各界の第一線で活躍する講師による幅広い内容の講義を受けることができる。“学び楽しむオプション”として4つのツアーも設けられているので参加を。


●各界の第一線で活躍中の講師が語りかける

 平成22年度「とやま夏期大学」が7月23日(金)〜26日(月)、北アルプス・立山山麓にある立山国際ホテルで開講する。同大学では、古くから歴史と文化が息づく立山山麓に集い、各界の第一線で活躍する講師による幅広い内容の講義を受けることができる。著名人の講演や講義は、街なかのホールなどで行われるケースが多いが、このプログラムは緑豊かな環境のもとでの講義が大きな特徴。これまでに4回行われ、学生から社会人まで、学ぶ意欲を持った方々が県内外から参加している。「富山の豊かな自然に魅了された」、「毎年受講しており、どのような話が聴けるか楽しみ」など、開講を心待ちにしている方も多いようだ。
 
 4人の講師が1日ずつ担当し、各日に2コマの講義(13:30〜14:30、14:45〜15:45)と補講(16:00〜17:00)がある。講義スケジュールと講師を紹介しよう。23日(金)は、登山家の田部井淳子氏を迎えての講義「世界の山々をめざして」。田部井氏は1975 年、エベレスト日本女子登山隊副隊長兼登攀隊長として、世界最高峰エベレスト(8,848m)に女性として世界初の登頂に成功。92 年には女性で世界初の7大陸最高峰登頂者となる。2009 年春より日本トレッキング協会会長を務めている。24日(土)は、東京大学名誉教授・地方財政審議会会長の神野直彦氏の講義「『分かち合い』による新しい経済システム」。神野氏は2009年に紫綬褒章を受章。『システム改革の政治経済学』でエコノミスト賞、『地域再生の経済学』で石橋湛山賞を受賞。このほか、『「分かち合い」の経済学』などの著作がある。

 25日(日)は、東京農業大学名誉教授で発酵学者・文筆家の小泉武夫氏の「発酵食品の神秘」。小泉氏は1943 年福島県の酒造家に生まれる。農学博士で、専攻は醸造学・発酵学・食文化論。99 年ギャラクシー賞を受賞。「食あれば楽あり」、「食と日本人の知恵」など食に関する著作は100 冊を超える。26日(月)は作家・東京家政大学特任教授の落合恵子氏の「絵本処方箋—この時代、この社会をいかに心豊かに生きていくかを絵本から学ぶ」。落合氏は、執筆と並行して、東京青山、大阪江坂に子どもの本の専門店クレヨンハウス、 女性の本の専門店ミズ・クレヨンハウス、 オーガニックレストランなどを主宰。 月刊「クーヨン」発行人。 『母に歌う子守唄…わたしの介護日誌』、『人生案内…自分を育てる悩み方』など著作多数。

●“学び楽しむオプション”で富山の思い出を深める

 上記の講義のほか、“学び楽しむオプション”として4つのツアーが設けられている。7月24日(土)の「立山博物館 特別見学ツアー」(9:30〜12:30、参加費2,500円)では、立山の自然や歴史、文化を紹介。立山博物館周辺の閻魔堂などを散策した後、宿坊の教算坊で地元の伝統料理(昼食)を堪能する。25日(日)の「五感で楽しむ森の癒し 立山山麓で森林セラピー」(9:30〜12:30、参加費2,800円)では、森林セラピー基地に認定された立山山麓で、森林セラピスト・セラピーガイドの案内により、五感を使って森を感じる森林セラピーを体験。森の中でランチも楽しめる。
 
 26日(月)には「『劔岳 点の記』ロケ地巡りツアー」(9:30〜17:00、参加費3,500円)が行われる。映画「劔岳 点の記」の公開1周年を記念して、立山山麓のロケ地のほか、剱岳を望む上市町、立山連峰の麓・富山市旧大山町、立山信仰の歴史が今も残る立山町岩峅寺、芦峅寺地区で映画に登場した箇所やゆかりの場所も訪ねる。27日(火)の「知られざるもう一つの立山 立山カルデラ見学会」(9:00〜17:00、参加費2,500円)では、立山温泉跡地や白岩砂防堰堤を望む展望台から、立山カルデラの大地の営力と防災のため続けられてきた砂防施設を見学する。

 このほか、立山国際ホテル宿泊者を対象に「朝のゆったり称名滝見学ツアー」が25日(日)10:00〜12:00に行われる。講義と組み合わせて、立山や山麓の大自然に触れてみたい。会場の立山国際ホテルでの宿泊斡旋や、周辺ホテル、観光情報の提供も行っているので事務局に相談を。

 「とやま夏期大学」の募集要項を紹介しよう。対象は一般・学生で、定員は1日200名。講師別の1日単位の講義だが、複数日の受講が可能。受講料は1日につき1,000円。申し込みは、所定の申込用紙、はがき、FAX、メール、夏期大学ホームページのいずれかにより、希望受講日、氏名(ふりがな)、郵便番号、住所、電話番号、性別、年齢、希望のオプション(学び楽しむオプション)を明記し、「とやま夏期大学実行委員会」事務局へ<〒930-0094 富山県富山市安住町2-14(北日本新聞社営業局内) FAX.076-445-3338 Mail kakidai@ma.kitanippon.co.jp>。7月16日(金)締め切り。受講料は、ゆうちょ銀行振替口座に入金(講座番号00710-2-38459、加入者名:北日本新聞社)。通信欄に「とやま夏期大学受講料」と記入すること。申し込み受付後、事務局から入金確認後に受講票が送付される。

 富山県観光・地域振興局地域振興課では、「全国から受講者を募集します。学ぶ気持ちのある方なら誰もが受講できます。講義のほか、“学び楽しむオプション”を設定し、富山の豊かな自然に触れてもらえるようにしました。日頃、味わうことのできない自然の風を浴び、雄大な景観を楽しみ、学びのひとときを」と話している。


▲左から田部井淳子氏、神野直彦氏、
小泉武夫氏、落合恵子氏


問い合わせ
●「とやま夏期大学実行委員会」事務局(北日本新聞社営業局内)
TEL.076-445-3320(平日9:00〜17:00)
FAX.076-445-3338
http://www.kitanippon.co.jp/pub/ad/2010/kakidaigaku/

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