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2010年 9月 1日 [ イベント ]

No.470-1:青春恋愛アニメ「true tears」の主人公もPR! 第60回城端むぎや祭開催


 城端むぎや祭が9月18日(土)〜20日(祝・月)、南砺市城端で開催される。城端は、「true tears」の舞台として全国から多くの若者らが訪れるアニメの聖地。60回の節目を迎える祭を盛り上げようと、アニメの主人公4人がむぎやを踊るデザインがポスターに採用され、ファンの間で注目を集めている。祭では、ふるさと民謡の祭典、むぎや踊り競演会、街並み踊り、総踊りなどが盛大に行われる。


●ポスターにアニメキャラ起用、凛々しい姿で登場

 浪の屋島を遠くのがれきて 薪樵るちょう深山辺に——越中の小京都といわれる城端の町並みを情調一色に染め上げる哀調を帯びた旋律と唄。城端むぎや祭が9月18日(土)〜20日(祝・月)、南砺市城端で開催される。

 城端といえば、平成20年に放映されたテレビアニメ「true tears」の舞台として全国から多くの若者らが訪れ、アニメの聖地となっている。昭和26年に初めて開催されて以来、今回で60回の節目を迎える城端むぎや祭を盛り上げようと、アニメの主人公4人がむぎやを踊るデザインがポスターに採用され、ファンの間で注目を集めている。ポスターには、主人公の仲上眞一郎が紋付、袴に白たすき、脇差、石動乃絵、湯浅比呂美、安藤愛子が着物と、むぎや踊りの衣装を着て登場し、編笠を手にしたポーズも決まっている。バックは、城端曳山会館・蔵回廊、今町通りの写真で、白壁と板壁、石垣が風情を醸し出している。ポスターは祭期間中に1枚1,100円で、じょうはな織館で販売。9月1日より先行販売も予定されている。

 「true tears」は、絵本作家を目指す造り酒屋の一人息子の高校生(仲上眞一郎)ら、同級生の男女の恋愛や友情を描いた作品で、城端に拠点を置くアニメ制作会社「ピーエーワークス」が制作を手掛けた。作品には、城端の町の名は出てこないものの、古刹や石畳の坂道、白壁の土蔵など、随所に城端の町並みが登場。放映が終わった現在も、舞台となった城端を一目見ようと、県内外から大勢のファンが訪れており、JR城端駅には「true tears」コーナーも設置されている。

 南砺市では地域活性化につなげようと、7月にアニメキャラクター4人に特別住民票を交付。市城端伝統芸能会館「じょうはな座」で1枚300円で販売中だ。住民票には、4人の姿や、「哀調を帯びたむぎや節の旋律が好きだ」(仲上)、「凛とした風格のあるむぎや踊りが素晴らしいわ」(石動)といったメッセージも添えられている。住民票を手に入れようと、全国からファンが城端を訪れており、祭本番への集客にも期待が集まっている。

●秋風に誘われて、踊りの競演を堪能

 第60回を記念して、むぎや節の新歌詞を一般公募により決定した話題も紹介しよう。県内外から170の歌詞が寄せられ、最優秀賞に「踊る坂道 秋風吹けば むぎや恋しと 穂がゆれる」、優秀賞に「由緒受け継ぎ 孫子の代へ 伝えゆきたや むぎや節」、「たすき姿に 鉢巻しめて 踊るむぎやの 笠に露」の2点、佳作に「こころ癒すよ 城端むぎや じゃんとこいこい じゃんとこい」、「母のふるさと むぎやの里の なまりやさしや なつかしや」、「娘年頃 嫁入り支度 城端仕立ての 絹衣」など10点が決まった。城端むぎや祭・むぎや踊り競演会などで披露されるほか、最優秀賞、優秀賞の合わせて3点は手ぬぐいに染められ、総踊り参加者に記念品として配られる。

 今年の祭では、ふるさと民謡の祭典、むぎや踊り競演会、街並み踊り、総踊りなどが盛大に行われる。第60回を記念して初めて企画された、ふるさと民謡の祭典<9月18日(土)16:00〜19:00/じょうはな座>には、9つの民謡保存会・団体が出演し、五箇山民謡を中心に舞台競演を繰り広げる。じゃんとこいむぎや2010<9月18日(土)14:30〜22:00/大工町通り〜西町通り3カ所>は、麦屋節などをアレンジした曲に合わせ、自由に創作した踊りを参加チームごとに披露するストリートパフォーマンスのコンテスト。表現力豊かな歌と踊りが楽しめる。

 城端別院善徳寺とじょうはな座で行われる、むぎや踊り競演会<9月19日(日) 15:00〜22:00、20日(祝・月) 15:00〜20:00>は、城端地区町内・団体と五箇山・利賀村・白川村の団体による舞台競演会。500年の歴史を伝える善徳寺の境内に響く旋律が心に深く染みわたるだろう。街並み踊り<9月19日(日)・20日(祝・月)14:00〜20:00>では、競演会に出場した団体が観客の目線に立ち、目の前で踊りを披露する。紅殻格子に老舗醤油屋の看板、石垣が映える坡場の坂、今年初めて会場となった北銀前交差点など、市街地5〜7カ所で踊りを観賞したい。祭のフィナーレを飾る総踊り<9月19日(日) 20:00〜22:30頃、20日(祝・月) 20:00〜22:00頃/善徳寺前交差点・西町通りを中心に>では、出演団体、観光客、市民が一緒に踊りを楽しめるから参加してみよう。

 南砺市観光協会城端観光案内所では、「秋風と“true tears”の主人公たちに誘われて、城端むぎや祭にぜひいらしてください。むぎや節は平家の落人が都を偲んで歌い踊ったのが始まりとされています。哀調を帯びた旋律と凛とした風格のある踊りを満喫ください」と話している。




問い合わせ
●南砺市観光協会城端観光案内所
TEL.0763-62-1821
FAX.0763-62-2346
http://www.johana-toyama.jp

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