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2010年 10月 6日 [ イベント ]

No.475-2:「義仲・巴ネットワークフォーラムin富山」、参加者募集


 平安時代末期の源平合戦で活躍した武将・木曾義仲と巴御前をモデルとしたNHK大河ドラマ化の実現や、広域観光の推進に向け、10月24日(日)14:00~、「義仲・巴ネットワークフォーラムin富山」(主催:富山県、共催:「義仲・巴」広域連携推進会議)が富山市の富山第一ホテルで開催される。作家・森村誠一氏の基調講演などが予定されている。

▲義仲・巴御前をモチーフにしたキャラクター

●義仲・巴ゆかりの史跡が数多く残る富山から情報発信

 平安時代末期の源平合戦で活躍した武将・木曾義仲と巴御前をモデルとしたNHK大河ドラマ化の実現や、広域観光の推進に向け、10月24日(日)14:00~、「義仲・巴ネットワークフォーラムin富山」(主催:富山県、共催:「義仲・巴」広域連携推進会議)が富山市の富山第一ホテルで開催される。

 全国には、義仲・巴ゆかりの史跡が数多く残る。なかでも富山と長野には、義仲旗挙げの地(長野県木曽町)や倶利伽羅古戦場(富山県小矢部市)など、ゆかりの深いところが多く、両県のゆかりの地の18自治体が、「義仲・巴」広域連携推進会議を組織している。フォーラムをきっかけに全国のゆかりの地の自治体、二人の生き方に共感を持つ民間の研究グループなどのネットワーク化を目指す。

 木曾義仲と巴御前を紹介しよう。源氏の一族として生まれた義仲は、平家の治世と院政で世が乱れるなか、平家追討のために挙兵。越中や加賀の武士とともに平家の大軍を一夜のうちに壊滅させた、倶利伽羅の合戦(富山県小矢部市)での活躍などが世に知られている。義仲は、平家を京都から追い払い、源氏で最初の征夷大将軍に任じられるが、後白河院と源頼朝の権力闘争のはざまで翻弄され、義経の軍に敗れて近江国(滋賀県)・栗津ケ原で31歳の若さで戦死する。一方の巴御前は、義仲の育ての親、中原兼遠の娘で、幼い頃から義仲とともに武芸を磨く。義仲挙兵後は女武将として付き従い、倶利伽羅の合戦では一隊の大将として活躍。晩年は尼となり、福光(富山県南砺市)で余生を送ったとされる。

●木曾義仲と松尾芭蕉の関係は‥‥

 フォーラムでは、「木曾義仲と“芭蕉道”の魅力」を演題に、作家の森村誠一氏の基調講演がある。後世、多くの偉人たちが義仲を高く評価している。たとえば、俳聖・松尾芭蕉は、朝廷と鎌倉との対立により世情が混迷を深めるなかで悲運にも散っていった義仲の生き方に魅了されたのか、「義仲の寝覚めの山か月悲し」、「木曽の情雪や生えぬく春の草」の句を残しているほか、遺言までして自らの墓所を義仲が眠る義仲寺(滋賀県大津市)に定めたほどだ。森村氏が、義仲の魅力や芭蕉の思いについてどう語るか楽しみだ。

 基調講演後の情報交換会では、石井県知事が、大河ドラマ誘致に向けた取り組みを紹介。また、全国ゆかりの地の団体が活動を紹介する。その後、交流会も予定されている。

 フォーラムは、入場無料でどなたでも参加できる。ただし、事前の申し込みが必要。定員300人で先着順の受付となっているからお早めに。参加の申し込みは、リーフレット記載の参加申込書に必要事項を記入し、FAX(076-444-3473)、郵送(〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 富山県知事政策局 企画・広域連携担当)、E-mail(yoshi-tomo@esp.pref.toyama.lg.jp)のいずれかにて。リーフレットは県知事政策局のホームページからダウンロードできる。

 富山県知事政策局では、「大河ドラマ化を実現しようという輪が広がっている。広域連携推進会議では、義仲・巴らゆかりの名所・史跡などの観光スポットを手書き風にまとめた“義仲・巴出世街道マップ”などを作成・配布し、広域観光を推進してきた。また、県としても、郷土の歴史を子どもたちなどに学んでもらうため“まんがでわかる義仲・巴と越中武士団”を作成することにしている。義仲は時代変革の大志を抱いた英雄の一人、巴御前は義仲の同志として、男女共同参画の先駆けを果たしたといえる。変化の激しい現代社会において、義仲と巴御前の生き方は現代人の生き方の参考になるのではないか。興味のある方は、フォーラムにぜひ参加ください」と話している。


▲義仲・巴出世街道マップ


問い合わせ
●富山県知事政策局
TEL.076-444-9604
FAX.076-444-3473
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1002/kj00009823.html

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