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2008年 5月 14日 [ イベント ]

No.352-2:世界に飛躍する富山の舞台芸術に注目!


 今夏、世界5大陸の子どもたちが富山に集う、「第1回とやま世界こども舞台芸術祭」<7月31日(木)~8月5日(火)>が開催される。また、富山県利賀芸術公園では、世界的な劇団「SCOT」が活動再開後初の本格的な公演を予定しており、世界に飛躍する富山の舞台芸術が国内外から大きな注目を集めている。

▲オープニング公演「夢の時間」
<ドリーム・ジュニアオーケストラ(富山)>

●「第1回とやま世界こども舞台芸術祭」開催

 今夏、世界5大陸の子どもたちが富山に集う、「第1回とやま世界こども舞台芸術祭」が開催される。また、富山県利賀芸術公園では、世界的な劇団「SCOT」が活動再開後初の本格的な公演を予定しており、世界に飛躍する富山の舞台芸術が国内外から大きな注目を集めている。

 「第1回とやま世界こども舞台芸術祭」は、7月31日(木)~8月5日(火)の6日間の日程で、富山市と高岡市を会場に、海外16カ国19団体、県外10団体、県内45団体から総勢2,000人の子どもたちが集い、演劇や音楽、舞踊などの多彩な舞台芸術を発信する。

 富山では、昭和58年の富山国際アマチュア演劇祭から平成16年のアジア太平洋こども演劇祭まで、過去7回の国際的なアマチュア演劇祭が開催され、高い評価を得てきた。その実績を生かして、今回、“私たちが未来をきずく”をテーマに、未来を担う子どもたちが舞台芸術を通して国際的な文化交流や友情を育みながら、新しい創造の可能性を広げることを目的とする世界的な舞台芸術祭を富山で開催することになった。

 期間中は、各国で活躍する各団体の個性豊かな舞台公演をはじめ、舞台芸術に関する障害者フォーラム、ワークショップ、アジア演劇サミットなど、様々なプログラムが繰り広げられる。県内団体によるオープニング公演やウエルカム公演なども楽しみだ。

 なお、6月30日(月)まで個人・企業からの協賛金を募集している(一口5,000円。何口でも可)。協賛者の名前は、芸術祭終了後に編纂の「記録誌」に掲載される。

 同芸術祭の演劇、舞踊、音楽など多様な舞台芸術を通して、次代を担う子どもたちが、言葉の壁を乗り越えて互いを理解し、友情を深めることは世界の平和を築く第一歩でもあり、新しい創造の可能性に目覚めることが期待される。

●富山から世界に、文化の力で富山を元気に

 世界的な演出家・鈴木忠志氏が主宰する劇団「SCOT」(Suzuki Company of Toga)が今年、南砺市利賀村を本拠地として活動を再開したことも話題だ。平成11年の「利賀フェスティバル」以降、活動を休止していた「SCOT」が、鈴木氏の「過疎化が進む地方から東京一極集中に立ち向かい、利賀で演劇人生の最後の大きな花を咲かせたい」という思いから新たな活動を開始した。団員が富山県利賀芸術公園で稽古とトレーニングを積み、夏と冬に劇団公演を行う。8月には、活動再開後初の本格的な公演が予定されており、利賀フェスティバルや演出家コンクール、演劇塾などを開催する。演劇の聖地と呼ばれる利賀の新たな展開に、世界の舞台芸術家の注目が集まっている。

 富山県では、文化振興を“元気とやま”創造の重要な戦略として位置付けており、「第1回とやま世界こども舞台芸術祭」や、県利賀芸術公園を拠点とした劇団「SCOT」の活動などを支援し、富山を国内外にアピールする考えだ。

 富山県生活環境文化部文化振興課では、「この舞台芸術祭は、未来を担う子どもたちの視野を世界へ広げるものであり、利賀の演劇と併せ、プロ・アマともに、県民が誇りを持って世界に発信できる、文化面での「とやまブランド」にしていきたい」と話している。


▲(上)ロシア/ルチェゴルスク児童劇団“ソルヴァネッツ”、(中)フランス/レ・トロワ・クー、(下)インド/ライアン・インターナショナル・スクール


問い合わせ
「第1回とやま世界こども舞台芸術祭」について
●とやま世界こども舞台芸術祭実行委員会
TEL.076-441-8635<内線123>
FAX.076-442-4635
http://www.tiatf.or.jp/

「富山県の文化振興施策」について
●富山県生活環境文化部文化振興課
TEL.076-444-3454
FAX.076-444-4438
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1718/

「富山県利賀芸術公園」について
●富山県利賀芸術公園
TEL.0763-68-2028
FAX.0763-68-2926
http://www1.tst.ne.jp/togapk/

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