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2006年 3月 1日 [ イベント ]

No.237-1:富山の春間近! みどころ紹介−【第2弾】−


 富山に春の訪れを告げる「全日本チンドンコンクール」が4月7日(金)〜9日(日)、富山市・県庁前公園をメーン会場に開催される。
 また、富山湾に面した滑川市では、「ほたるいか海上観光」が、4月8日(土)〜5月7日(日)に行われる。3月1日(水)から電話での予約受付が始まる。

●松川べりの桜並木とチンドンマンは春の富山を代表する被写体
 富山に春の訪れを告げる「全日本チンドンコンクール」が4月7日(金)〜9日(日)、富山市中心部で開催される。全国からチンドンマンが集い、口上やパフォーマンスを競うコンクールも今年で52回目。例年、メーン会場となる富山城址公園が現在改修中のため、今年は県庁前公園に会場が移される。

 コンクールには全国からプロ30組が参加し、8日(土)の予選を勝ち抜いた8組が9日(日)の本選に出場。優勝1組、準優勝1組、特別賞などが決まる。特設ステージでは、周囲360度からチンドンマンの奇抜な衣装とユーモア溢れる演技が楽しめる。園内には、噴水もあり、チンドン太鼓や鉦(かね)、クラリネット、アコーディオンなどの軽妙な音色と涼やかな水音がどのように響き合うか楽しみだ。

 コンクールの期間は、ちょうどサクラの開花の季節にあたる。サクラの花びらがハラハラと舞い散るなかをチンドンマンが華やかに練り歩く光景は春の富山ならでは。7日(金)19:30〜21:30のイベント「幽玄ちんどん夜桜流し」では、サクラの名所・松川を遊覧する笹船にチンドンマンが乗り、演奏を披露する(〜20:30)その後、繁華街の桜木町を練り歩く(〜21:30)。ぼんぼりの灯りに浮かび上がるサクラ、哀愁を帯びたチンドンの音色が幻想的な夜のシーンを演出してくれる。8日(土)9:30〜10:30の「オープニングセレモニー・チンドン開幕パレード」では、富山市役所から松川べり、七十二峰橋、県庁前公園までをパレード。夜とは趣きの異なるサクラのアーチとチンドンの明るい音色が楽しめる。カラフルなステンドグラスを組み込んだ欄干をもつ七十二峰橋と桜並木、チンドンマンの練り歩く姿がシャッターチャンスだ。

 8日(土)18:00〜20:30には、松川沿いに建つ富山県民会館で「チンドン春の爛漫ステージ」が今年初めて開催される。チンドンについてのトークショーやチンドンオーケストラの演奏などが行われる。結婚予定の二人や記念日を迎える人などをチンドンマンが祝うコーナーもあり、お祝いされたい方を募集している。

 また、富山市観光振興課では「チンドンマンやブラスバンドなどが市内中心部の目抜き通り・平和通りをパレードするチンドン大パレード<9日(日)>では、家族や友人の誕生日を祝うメッセージ、同好会の会員募集などをチンドンマンが披露してくれます。メッセージを募集しています。」と話している。

 “チンドン春の爛漫ステージ・チンドンマンが祝うコーナー”と“チンドン大パレード・メッセージ”への申し込みは、氏名、住所、電話番号、祝ってほしい内容(チンドンマンが祝うコーナー)、メッセージ(40字以内:チンドン大パレード・メッセージ)を明記して、3月27日(月)までにFAXか郵便はがきで下記(富山市観光振興課)へ申し込みを。(※応募者多数の場合、抽選が行われます。)

●早朝の富山湾にきらめく、神秘の光
 富山湾からの春の使者、ホタルイカ。その神秘的な発光を船上から観覧する「ほたるいか海上観光」が、4月8日(土)〜5月7日(日)に行われる。夜明け前の午前3時、2隻の観光遊覧船が滑川漁港を出港し、15分ほどで沖合1〜1.5kmほどの海上へ。この地点には定置網が仕掛けられており、数隻の漁船によるホタルイカ漁を観光遊覧船から見学するというものだ。

 ホタルイカは体長4〜10cmほどの小型のイカで、頭や胴、腕の先端、眼の下方などに1,000個余りの発光器をもつ。普段は水深500m前後の深海に生息しているが、4月〜5月の産卵期になると、夜から早朝にかけて浮上し、大群で海辺近くに押し寄せる。そこで水深30〜50mに仕掛けられた定置網に入るという仕組み。引っぱり上げられた網にホタルイカの体が触れ、その刺激で発光するようだ。青白い光は幻想的でまさにファンタジーの世界へと見る者を誘ってくれる。船上からの遊覧には、双眼鏡の携行をおすすめしたい。神秘的な光が間近に楽しめる。

 ホタルイカの幻想的なショーを楽しんだあとは、滑川漁港へ。天候に恵まれれば、空がしらじらと明けはじめ、立山連峰の背後から昇る朝日を海上から観賞できる。遊覧船の帰港は4時30分ごろとなる。

 ほたるいか海上観光には、滑川市観光協会への電話予約(10:00〜16:00)が必要<3月1日(水)から予約受付開始>。乗船日当日は、午前2時 30分〜2時50分にほたるいかミュージアムに集合。観覧料金は大人3,000円、小中学生2,000円(幼児は乗船不可)。乗船・帰港が早朝のため、県外客は滑川市内の「海老源・海遊亭」、「海老よし」、「小泉鉱泉」、「ホテルサンルート」に宿泊することをおすすめしたい。これらの旅館・ホテルは、乗船受付場所のほたるいかミュージアムへ送迎してくれる。また、このイベントと提携しており、乗船枠を持っているので、宿から海上観光の予約をしてくれる。週末やGWなど混んでいるときでも宿泊客は確実に乗船することができるのが魅力だ。

 <海老源・海遊亭(TEL:076-475-5656、1泊2食付13,000円〜)、海老よし(TEL:076-475-0356、1泊2食付 12,000円〜)、小泉鉱泉(TEL:076-475-1126、1泊2食付10,000円〜)、ホテルサンルート(TEL:076-475- 8833、宿泊のみ6,600円〜)。※ほたるいか海上観光料金は別途。>

 海上観光以外に、ホタルイカの発光の様子を観賞したい場合は、ほたるいかミュージアムの発光ライブシアター<3月20日(月)〜5月31日(水)限定>を利用したい。特殊な飼育水槽の中に放たれたホタルイカの神秘的な発光を間近で見ることができる。

 ホタルイカの神秘的な光はもちろん、ホタルイカ料理も春の富山の思い出を深めてくれる。つるりとすべる感触と独特の歯ごたえが楽しめる刺身や、「竜宮そうめん」と呼ばれる足の刺身、赤わた(肝臓)をすり鉢でつぶし、身と一緒に和えてねかせた塩辛、熱湯でさっと茹で桜色になったホタルイカを分葱やワカメ、ミョウガなどと一緒に味わう酢味噌和えなどはいかがだろう。滑川市内の旅館、すし店、料理店などで、1品500〜600円で味わえる。

 富山湾に面した滑川市は、富山空港から北陸自動車道富山IC〜滑川ICを使って40分ほどと近い距離。富山市内の観光と組み合わせて旅のプランを練ってみたい。




問い合わせ・申込み
<「第52回全日本チンドンコンクール」について>
●富山市観光振興課
〒930-8510 富山市新桜町7-38
TEL.076-443-2072
FAX.076-443-2184
http://www.ccis-toyama.or.jp/toyama/cin/top.html

<「ほたるいか海上観光」について>
●滑川市観光協会
TEL&FAX.076-475-0100
http://www.city.namerikawa.toyama.jp/

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