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2016年 1月 20日 [ イベント ]

No.740:魅力満載のツアーやイベントで冬の五箇山を満喫!

 日本列島に寒波襲来!しんしんと降る雪、静寂の合掌造り集落――冬の五箇山を体感するならバスツアー「世界遺産 五箇山散策とこきりこ民謡 庄川クルーズの旅」<平成28年1月16日~3月13日の土・日曜>、「世界遺産 五箇山ライトアップと富山湾鮨の旅」<3月の金・土曜>はいかが。五箇山のイベントでは、「2016冬季 四季の五箇山 雪あかり」<1月30日(土)・31日(日)、2月6日(土)・7日(日)>、「南砺利賀そば祭り」<2月12日(金)~14日(日)>へ。幻想的なライトアップや手打ちそばを堪能しよう。

●圧巻の銀世界、世界遺産の菅沼合掌造り集落へ


▲冬の庄川峡(左)
▲世界遺産・菅沼合掌造り集落の
ライトアップ(中央)
▲南砺利賀そば祭り(右)

 「世界遺産 五箇山散策とこきりこ民謡 庄川クルーズの旅」と「世界遺産 五箇山ライトアップと富山湾鮨の旅」は、富山地方鉄道(株)が企画・実施するバスツアー。「世界遺産 五箇山散策とこきりこ民謡 庄川クルーズの旅」では、庄川峡のショートクルーズ、世界遺産の菅沼合掌造り集落の散策、五箇山民謡「こきりこ」がセットで楽しめる。庄川峡のショートクルーズは、天候によっては薄氷を割りながらのクルーズとなる。滔々と流れる庄川と山々が織り成す水墨画のような世界、峡谷美を船上から観賞しよう。

 菅沼合掌造り集落は、山間部を流れる庄川のわずかな河岸段丘に9戸の合掌造り家屋などが建つ。民話の世界に迷い込んだような気分になれるだろう。自由散策の時間は約80分。昼食(自己負担)で山菜や岩魚、五箇山豆腐を味わったり、喫茶店でコーヒータイムを楽しんだりできる。

 日本最古の民謡といわれる「こきりこ」は、国指定重要文化財の合掌造り・村上家(南砺市上梨)にて鑑賞する。郷愁を誘う美しい旋律にささらなどの珍しい楽器、烏帽子に狩衣の独特の衣装が印象的だ。

 運行日は1月16日~3月13日の土・日曜。スケジュールは、10:30富山駅北口(出発)―11:30~12:10庄川遊覧船―12:55~14:10五箇山散策(菅沼)―14:20~15:10こきりこ民謡鑑賞(村上家)―16:20富山駅北口(到着)。旅行代金は大人5,500円、小人4,500円。最少催行人員は2名となっている。


▲富山湾鮨

 「世界遺産 五箇山ライトアップと富山湾鮨の旅」は、富山湾沿いから五箇山へと向かうバスツアー。富山駅北口と市内ホテル前<富山地鉄ホテル(地鉄ビル前バス停)、富山エクセルホテル東急、富山第一ホテル、ANAクラウンプラザホテル富山>での発着となっており、気軽に参加できる。まずは、富山湾に面した射水市新湊地域で夕食に「富山湾鮨」を味わう。“天然の生簀”と称される富山湾から水揚げされた旬の魚介を使ったキトキトのネタが、県産のシャリの上に――。店自慢のにぎりを堪能したい。

 日没から20:30までライトアップされる菅沼合掌造り集落は、日中とはまた違った趣がある。雪山をバックに闇のなかに浮かび上がる合掌造りの幻想的な佇まい、雪を被った茅葺きの大屋根の迫力。雪国・五箇山ならではの景観を満喫できる。

 運行日は3月の金・土曜。スケジュールは、16:30富山駅北口(出発)―上記市内ホテル―17:30~18:30新湊地区寿司店(夕食)―19:40五箇山IC―19:45~20:30菅沼地区(自由散策)―五箇山IC~富山IC―21:40~22:00頃市内ホテル等(到着)。旅行代金は大人6,500円、小人5,500円。最少催行人員は2名となっている。いずれのツアーも申し込みは出発日の3日前までに富山地鉄ベストツアーセンターへ(TEL.076-431-3113、FAX.076-431-7778 http://www.chitetsu.co.jp/)。

●合掌造りの雪景色と五箇山民謡のコラボ

 「2016冬季 四季の五箇山 雪あかり」は、毎年恒例のライトアップイベント。1月30日(土)・31日(日)日没~20:00、岩瀬家・行徳寺周辺、2月6日(土)・7日(日)日没~20:00、世界遺産・菅沼合掌造り集落で開催される。

 岩瀬家は加賀藩塩硝上煮役の旧家(国指定重要文化財)。現存する五箇山最大の合掌造りが白銀の世界に照らし出される姿が楽しみだ。当日は夜間の特別公開(入館500円)となり、19:00から家の中でこきりこなどの五箇山民謡が披露される。囲炉裏の火の温もりを感じながら、情緒あふれる調べに酔いしれたい。行徳寺は、約400年前、蓮如上人の導きで五箇山に真宗を布教した赤尾道宗が開基した寺。茅葺きの楼門がライトアップされ、ひときわの風情を見せてくれるだろう。

 世界遺産・菅沼合掌造り集落では、こきりこやといちんさなどの五箇山民謡が18:00~と19:00~の2回、屋外で披露される。合掌造りの障子戸を染める橙色の明かり、美しい旋律が心に染み渡っていく――。なお、菅沼合掌造り集落では3月の毎週金・土曜、相倉合掌造り集落では3月3日(木)~6日(日)にもライトアップが行われるので、ぜひ観賞したい。

●利賀産そば粉を使った手打ちそばに舌鼓

 「南砺利賀そば祭り」が2月12日(金)~14日(日)、利賀国際キャンプ場周辺で開催される。かつて利賀地域では、来客や出稼ぎから帰った人をもてなすために、「ごんべ」と呼ばれる「そば会」が行われていたという。そば祭りは、その風習にちなんだイベントだ。グルメ館では、利賀産そば粉を使った風味豊かな手打ちそばをはじめ、岩魚の塩焼き、五平餅、とち餅、おやき、漬物など山里の素朴な味覚に舌鼓が打てる。手打ちそばは、かけそばや山菜そば、天ぷらそば、天然なめこそば、つけそば、おろしそばなど種類も多い。どれを食べようか迷ってしまいそうだ。


▲「南砺利賀そば祭り」のポスター

 会場には、大小30基の巨大雪像やミニかまくらがずらりと並び、祭りムードを盛り上げる。合掌造り家屋を建てる際に切り出した材木を雪の上で滑らせて運んだことに由来する利賀伝統行事「丑曳き(うしひき)」もそば祭りの名物。両百瀬丑曳き保存会による「丑曳き音頭」に合わせ、長さ約10mのカラマツの丸太が会場を1周する。観光客も曳き回しに参加できるのでぜひ綱を手にしよう。12日と13日の夜には、雪夜の花火ショーが繰り広げられる。大気が澄んだ冬の夜空に打ちあがる花火は美しさも際立つ。かまくらの中では土産品なども販売される。民謡や歌謡ショーも楽しみ。北陸新幹線開業後、初めてとなる南砺利賀そば祭り。手打ちそばや巨大雪像、花火を堪能しよう。

問合せ
「世界遺産 五箇山散策とこきりこ民謡 庄川クルーズの旅」、「世界遺産 五箇山ライトアップと富山湾鮨の旅」について
●富山地鉄ベストツアーセンター
TEL.076-431-3113
FAX.076-431-7778
http://www.chitetsu.co.jp/

「2016冬季 四季の五箇山 雪あかり」について
●五箇山合掌の里
TEL.0763-67-3300
FAX.0763-67-3644
http://www.gokayama.jp/

「南砺利賀そば祭り」について
●南砺市利賀行政センター
TEL.0763-68-2111
FAX.0763-68-2119
http://www.city.nanto.toyama.jp/

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