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2007年 3月 28日 [ イベント ]

No.293-1:2007となみチューリップフェアが4月20日、開幕


 うららかな春の陽射しと風を受けて、450品種、100万本のチューリップが咲き誇る花の楽園が出現−−。砺波平野の春の風物詩「2007となみチューリップフェア」が4月20日(金)~5月6日(日)、砺波市の砺波チューリップ公園をメイン会場に開催される。今年のテーマは「花・水・散居村」で、会場の1つに「となみ散居村ミュージアム」が新しく加わったことが大きな話題だ。

●450品種、100万本のチューリップが咲き誇る、国内有数の花の祭典

 うららかな春の陽射しと風を受けて、450品種、100万本のチューリップが咲き誇る花の楽園が出現−−。砺波平野の春の風物詩「2007となみチューリップフェア」が4月20日(金)~5月6日(日)、砺波市の砺波チューリップ公園をメイン会場に開催される。

 国内最大級のチューリップの祭典として知られるこのフェア。今年のテーマは「花・水・散居村」で、会場の1つに「となみ散居村ミュージアム」が新しく加わったことが大きな話題だ。砺波平野には“カイニョ”と呼ばれる屋敷林に囲まれた家々が点在し、緑に覆われた小島が大海原に浮かぶような美しい景観を見せる。となみ散居村ミュージアムは、日本の稲作農村を代表する景観の1つと言われるこの散居景観の保全や、砺波地方に伝わる伝統文化を発信することを目的に昨年6月に誕生した施設で、フェア期間中には、「散居村と水」をテーマにした特別展示や散居村フォトコンテスト作品展などが鑑賞できる。周囲には、チューリップ畑(観光圃場)も広がり、ミュージアム内に建てられた伝統家屋「アズマダチ」と花の絨毯を敷き詰めたようなチューリップ畑がコラボレーションする独特の景観が楽しめそうだ。砺波チューリップ公園とミュージアムは無料のシャトルバスで結ばれるので利用したい。

 コラボレーションといえば、チューリップと子供歌舞伎の組み合わせも話題だ。5月4日(金・祝)、チューリップ公園野外ステージ前の広場に、砺波市の出町子供歌舞伎曳山車が持ち込まれ、特別公演(11:00〜、14:30〜の2回、雨天:文化会館)が予定されている。毎年4月16日、17日の出町神明宮の春祭りに演じられる子供歌舞伎は、江戸時代から続く伝統行事で、富山県指定の無形民俗文化財。甲冑などに身を包んだ子どもたちが曳山車の上で見えを切る様子は独特の情緒と歴史浪漫を感じさせる。チューリップフェアの屋外の会場に曳山車が登場するのは約40年ぶりという。また、チューリップの花びらで飾った鮮やかな地上絵が並ぶ「タピ・ドゥ・フルーとなみ」(砺波駅前アーケード通り)でも、4月29日(日・祝)に特別公演(14:40〜、16:00〜)がある。チューリップの香りに包まれた会場でどんな風に歌舞伎を演じてくれるか期待したい。

●県育成品種の「春天使」、初公開

 メイン会場の砺波チューリップ公園の魅力を紹介しよう。まず、「チューリップタワー・スロープ花壇」や「大花壇」へ。花びらを形どった可愛らしいタワーからは、会場を埋め尽くした色とりどりのチューリップが一望できる。公園内一のビュースポットでぜひ写真に収めたいところだ。4月28日(土)、29日(日・祝)には、チューリップナイター(17:30〜20:30)も行われるので日中とは趣の異なる景観を満喫しよう。

 続いて、タワーから東方向へ。水をテーマにしたスポットでは、ひょうたん池に浮かぶモダンなチューリップ花壇が楽しめる「水上花壇」と、国内最大級の揚水五連水車が回る「水車苑花壇」を観賞。涼しげな水音を聴きながら、チューリップを眺めていると、時間の経つのも忘れてしまいそうだ。

 フェア会場の北東門そばにあるチューリップ四季彩館では、昨年10月に「チューリップ農林28号」として農林水産省に命名登録された新品種「春天使」が初めて一般公開される。春天使は28番目にあたる富山県育成品種で、ボリューム感のある白い花が特徴。純白の羽根を持つ天使のような愛らしい姿を観賞してほしい。このほか、館内ではチューリップなどを使った「ハンギングバスケット展」や春のオランダをイメージした「世界の庭めぐり」などの企画も楽しめる。チューリップの栽培の歴史や品種などについて学べる展示もあるのでじっくり見学を。



問い合わせ
●(財)砺波市花と緑の財団
TEL.0763-33-7716
FAX.0763-33-0090
http://www.tulipfair.or.jp/

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