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2004年 12月 15日 [ トピックス ]

No.174-1:CATVの先進県・富山〜世帯カバー率、100%達成


●CATVの世帯カバー率が100%達成へ

 2005年2月から、舟橋村でCATVのサービスが開始される。これによって富山県のCATV世帯カバー率が100%となる。県内では、平成3年から CATVサービスがスタートし、現在、高岡ケーブルネットワーク、新川インフォメーションセンターなど18局が県内でサービスを行っている。舟橋村でのサービスは、ケーブルテレビ富山が行う。県内ではこれまで、今年3月の山田村(ケーブルテレビやまだ)の開局により全35中34市町村でのケーブルテレビ網が整い、世帯カバー率は99.8%となっていた。
 このたび世帯カバー率が100%となることで、県内全域でデジタルデバイド(情報格差)が克服され、高速インターネット、IP(インターネット・プロコトル)電話、防災情報など、CATV網を使った多様なブロードバンド・サービスがさらに充実しそうだ。その一つとして、県ケーブルテレビ協議会では防災・災害情報の専門チャンネルの創設を目指しているが、県も検討会に参加し、災害時の被害、救援、ボランティア情報など、どのような情報を扱うか議論を進めていくこととしている。
 なお、県内では10月に、NHK富山放送局、北日本放送が三大都市圏以外で初めて地上デジタル放送を開始。世帯カバー率100%となることでCATV網を使ったデジタル放送も全世帯で視聴可能になる。


●とやまマルチネットが結ぶ“情報先進県”富山

 また、県では、CATVのネットワークを活用することにより、県域スーパー情報ハイウェイ「とやまマルチネット」を構築。全市町村や全県立高校、全土木センター、全厚生センター、県立の試験研究機関、県立図書館、近代美術館、水墨美術館、県立大学などを光ファイバ網で結んでいる。これによって、とやまオンライン映像館を通じた映像情報の動画発信、ライブ中継、電脳県庁のサービスの高度化、県と市町村の行政総合ポータルサイトや試験研究機関の県民への情報提供などを進めている。一例として、今年度から県工業技術センターなどの試験研究機関と県立の工業高校などを結び、専門性の高い先端の工業技術を、パソコンを使ったテレビ会議システムによって高校生に伝える遠隔授業もスタートしている。
 県情報政策課では「本県では全国初のモデルとして、県庁が先導してCATVの光ファイバ網を活用した『とやまマルチネット』を構築し、県域のブロードバンド化を進めてきました。世帯カバー率100%によって、放送と通信の両面をあわせ持つケーブルテレビの活用が一層進むことを期待しています」と話している。




問い合わせ
●富山県経営企画部情報政策課
TEL.076-444-3115
FAX.076-444-3483
http://www.pref.toyama.jp/sections/1113/1113.htm
※写真は、次のサイトで拡大してご覧になれます。
http://www.pref.toyama.jp/sections/1113/multinet/gaiyou/sld001.htm
E-mail:johoseisaku@pref.toyama.lg.jp

●とやまオンライン映像館
http://www2.pref.toyama.jp/

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