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2005年 1月 5日 [ トピックス ]

No.177-2:高岡市の児童の作品がルーヴルへ−第28回こども絵画コンクール銀賞「ぼくの大好きなカメきちくん」


●199,597点から61点が今春、フランス国立ルーヴル美術館に展示

 第28回こども絵画コンクール(主催:住友生命、協賛:全国造形教育連盟・日本教育美術連盟、後援:文部科学省・(財)日本ユニセフ協会・フランス大使館・ルーヴル美術館)で高岡市千鳥丘小学校4年生の床仁煕(とこまさき)くんの作品「ぼくの大好きなカメきちくん」が、小学校3・4年生部門で銀賞を受賞した。同コンクールは、子どもたちの心豊かな成長を願って1977年より毎年開催されているもの。第27回までの応募総数は825万点を超え、国内最大級の絵画コンクールとして高く評価されている。
 2004年4月から8月にかけて作品は募集(幼児〜中学生)した第28回のコンクールのテーマは「大切なもの〜ともだち・おもいで・スポーツ〜」。国内はもとよりアメリカ、イギリス、フランス、スイスなど海外からの応募もあり、作品点数は199,597点にも上った。10月に全国造形教育連盟、日本教育美術連盟、文部科学省、日本ユニセフ協会、フランス大使館、ルーヴル美術館、九州大学から関係者が集い、全国審査会を行い、特別賞(6点)、金賞(5 点)、銀賞(50点)、銅(100点)、秀作賞(426点)を決定。特別賞、金賞、銀賞に選ばれた61点が、3月18日(金)から4月18日(月)までフランスの国立ルーヴル美術館に展示される。


●カメの甲羅の深い色使いが印象的

 199,597点もの作品の中から見事に入賞を果たした床仁煕くんの「ぼくの大好きなカメきちくん」は、清らかな井戸水の中で大切に飼っているカメを描いた作品。エサを食べようと、甲羅からぐーっと首をのばした瞬間をとらえたもので、首や顔、手足の動き、甲羅の美しい模様がいきいきと描かれている。甲羅や回りの水紋、小石など、細かなところまで観察して丁寧に描かれており、床くんのカメに対する愛情が伝わってくる。床くんの「時間をかけたのは、甲羅や首の部分の色や形です」の言葉通り、甲羅に施された茶や緑、橙などの深い色使いが印象的だ。絵を眺めていると、画面中央に大胆に配置された甲羅の模様に誰もが目を引かれるだろう。
 ルーヴル美術館での展覧会はちょうど春休みに催される。「お父さん、お母さん、お姉ちゃんと一緒にルーヴル美術館に見に行くのが楽しみ。世界のいろんな絵に出会えるのもうれしいです」と床くん。小学校の授業では図工が得意。手でものを作ることが好きで、将来の夢は、おじいちゃんの後を継いで大工職人になることだとか。家族は、ルーヴル美術館ですぐれた芸術作品にふれ、豊かな感性を育んでほしい、と期待する。
 住友生命保険相互会社・営業総括部営業支援課では、「当コンクールが日本の子どもと世界の子どもの交流の場となること、そして子どもの豊かな成長の一助になることを願っています」と話している。




問い合わせ
●第28回こども絵画コンクールについて/
住友生命保険相互会社・営業総括部営業支援課
TEL.03-5550-5865
FAX.03-5550-4434
http://www.sumitomolife.co.jp/kodomo/index.html

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