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2005年 4月 13日 [ トピックス ]

No.191-1:「水と緑といのちの回廊」ガイドブックを発行


●「水」、「緑」、「いのち」を生み育てる山岳・山麓地域を紹介

 富山県では、富山の自然景観や文化資源、地域資源などを気軽に体験してもらえるよう、「水と緑といのちの回廊」ガイドブックを発刊した。「歩きの道」「登りの道」「巡りの道」の3本の道と、周辺の見どころ、特産品などを写真や地図などを交えてポケット版サイズ(A6版)でわかりやすく紹介している。
 ガイドブックは県東部版と南西部版の2冊組み(各61頁)。県南・東部に広がる山岳・山麓地域が、富山の誇る「水」、「緑」、「いのち」を生み育てる、まさに「水と緑といのちの回廊」であるという視点から制作された。この地域には、立山・黒部・有峰などの自然景観、世界遺産の五箇山合掌造り集落、砺波平野の散居村などすぐれた自然、文化資源が数多く存在している。また、八尾のおわら、城端のむぎや、利賀の演劇といった芸術文化、井波彫刻といった伝統産業などが育まれている。これらの資源を互いに連携させることで、さらに魅力ある体験が可能となるわけだ。
 「歩きの道」では、中部北陸自然歩道を利用して手軽に自然が味わえる23カ所のハイキングコースを選定し、見どころや特産品、祭り・イベント、温泉、宿泊施設の情報などを紹介している。「登りの道」は、本格的な登山を体験する道で、中部山岳国立公園の朝日岳、立山、剱岳、薬師岳にある主要な登山道を掲載。「巡りの道」では、とやまの名水巡り、近代土木遺産巡り、伝統文化の体験館巡り、古い集落・まち並み巡りの4コースが設定されている。


●人と人との心のつながりを!! 御陰様(おかげさま)ネットワーク

 ガイドブックでメインに紹介される「歩きの道」をクローズアップしてみよう。歩きの道12番は、「越中八尾おわらの町を訪ねるみち」。野積川沿いの広畑小学校バス停〜室牧川沿いの柚木バス停9.6kmのコースガイドで、見どころとして、日本の道百選の諏訪町通りをはじめ、サクラの名所の城ヶ山公園、川倉の不動滝、みのり棚田などを紹介。まつり・イベントでは、5月3日の曳山まつり、9月1日〜3日の越中八尾おわら風の盆、特産品情報として、国指定伝統的工芸品の八尾の越中和紙、温泉・宿泊施設情報では、自然農村体験エリア「八尾ゆめの森」のゆうゆう館などの魅力を伝えている。このほか、コースマップや交通機関、難易度、トイレ・水の有無、標高図、里程表、ワンポイントアドバイスなども記載されており、コース散策の参考になる。
 富山県知事政策室では、「ガイドブック片手に道を行けば、沿線の歴史・文化、食、特産品、温泉を楽しむことができます。また、これら地域資源が多くの人に知られ愛されていくには、そこに人の魅力・もてなしの心が必要ですが、訪れた人に対してごく普通に普段着で接し、双方が出会いに感謝するという地域住民のもてなしの心が「御陰様(おかげさま)ネットワーク」として広まっていけばいいですね」と話している。
 なお、ガイドブックは、県内の市町村や観光協会、富山空港、道の駅などに配布したほか、送料各自負担すれば郵送希望にも応じる。




問い合わせ

●富山県知事政策室
TEL.076-444-9608
FAX.076-444-3473
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1002/index.html

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