トピックス

アーカイブ

2018年 2月 7日 [ トピックス ]

No.843:白銀の世界に幻想的な光…宇奈月温泉100名月物語

 厳しい寒さが続く今冬は、湯の温もりがひときわ恋しい。県内随一の規模を誇る温泉郷・宇奈月温泉では、「100名月物語」を開催中。温泉に浸かって心身を癒してみてはいかが。幻想的な光の演出や雪上花火大会、黒部峡谷鉄道車庫見学会などのイベントを満喫しよう。

●冬の夜空を彩る花火を観賞


▲雪上花火大会(左)
▲「100名月物語」を開催中(右)

 強い寒気が流れ込み、黒部峡谷の玄関口、宇奈月温泉も白銀の世界。温泉街を囲む雪におおわれた山々とそばを流れる黒部川の景観は、まさに水墨画の世界を思わせる。富山地方鉄道・宇奈月温泉駅の駅前広場では温泉噴水が湯けむりを上げ、旅情を高めている――。

 宇奈月温泉は、黒部川の電源開発が進められるなか、それらの関係者によって利用され始め、黒部川上流の黒薙(くろなぎ)温泉から引湯して大正12年(1923)に開湯。以来、多くの観光客で賑わう一大温泉地となり、昭和44年には昭和天皇皇后両陛下も宇奈月温泉にご一泊された。

 この宇奈月温泉の名前は、元々この地を名月の地にしたいとの願いから、「宇奈月」と付けられたとされる。宇奈月温泉街では「100名月物語」を平成30年3月31日(土)まで開催。宇奈月温泉総湯「湯めどころ宇奈月」の壁面や足湯周辺で照明を使った特別演出「月の使者からの贈り物」を行っている(点灯17:00~21:00)。宇奈月の美しい夜と月をテーマに、夜景評論家の丸々もとお氏がプロデュース。建物正面の階段には赤や青など、幻想的な明かりが灯り、壁面には月や星などをモチーフにした映像が投影される。足湯に浸かり、見上げると、満月の映像が観賞できる。温泉街の各旅館では趣向を凝らした月の飾り付けも楽しめる。

 「雪上花火大会」は今シーズン、4月14日(土)までの毎週土曜に開催。20:30から10分間ほど打ち上げられる。冷涼で澄んだ大気に打ち上がる冬の花火は夏の花火に比べて鮮やかさが際立ち、音の響きや趣も異なる。雪化粧した峡谷や山々を彩る大輪の花火の美しさを堪能したい。なお、2月3日(土)には宇奈月温泉雪のカーニバルが開催された。約1,700発の花火が打ち上げられたほか、たいまつウォークや雪像コンテストなど多彩なイベントが繰り広げられた。来年のカーニバルを楽しみにしてほしい。


▲湯けむりを上げる温泉噴水(左)
▲2月3日に開催された
「たいまつウォーク」(右)

 100名月物語の開催にあわせ、トロッコ電車の愛称で親しまれている黒部峡谷鉄道では、車庫見学会を特別開催。<3月9日(金)、13日(火)、26日(月)の18:00~20:30、入場無料>車庫では、春の営業運転に向けて整備中のトロッコ電車の車両などを見ることができる。また、「宇奈月百名月物語」のヘッドマークを付けた富山地方鉄道の列車をイベント期間中運行している。鉄道ファンはお見逃しなく。

●宇奈月温泉でスイーツ、アート鑑賞、温泉

 冬の宇奈月温泉でスイーツ、アート鑑賞、温泉を満喫するなら、「冬の宇奈月を楽しむ ホッとクーポン」が利用できる<3月31日(土)まで>。温泉街の菓子舗、土産店、カフェ<計9店舗>の中から1店舗を選んでスイーツを味わい、黒部市宇奈月国際会館「セレネ」のセレネ美術館では美術作品を鑑賞。平山郁夫ら著名な日本画家が黒部峡谷を題材に描いた作品にふれてみよう。第2・4日曜には作品の解説もあるので訪れたい。クーポンには温泉街の旅館・ホテル・温泉施設の中から1施設を利用できる温泉入浴券も付いている。スイーツ引換券、セレネ美術館入館券、温泉入浴券の綴りで1枚700円。合計すると、約1,600円相当のお得なチケットだ。クーポン使用場所のスタンプを3つ集めて応募すると、抽選で「宇奈月・くろべ 食べ歩きクーポン」をプレゼントする企画もある。

 湯の香漂う宇奈月温泉。毎年好評の「あいらぶ湯パスポート」も販売中<3月31日(土)まで>。パスポート(1,500円)は温泉街の旅館・ホテル・温泉施設で使える入浴券3枚綴り。各館ごとに必要枚数を渡して入浴を楽しめる。温泉街の飲食店や土産店でも特典が受けられるので、ぜひ利用を。

 開放感たっぷりの足湯に、美肌の湯たっぷりの大浴場、富山の土産品が揃った店々…。宇奈月温泉の楽しみ方はいろいろ。お気に入りのスポットを探してみよう。

問合せ
「宇奈月温泉 100名月物語」について
●宇奈月温泉旅館協同組合

TEL.0765-62-1021
FAX.0765-62-1025
http://www.unazuki-onsen.com/

「冬の宇奈月を楽しむ ホッとクーポン」、
「あいらぶ湯パスポート」について
●(一社)黒部・宇奈月温泉観光局 宇奈月温泉観光案内所
TEL.0765-62-1515
FAX.0765-62-1700
http://www.kurobe-unazuki.jp/

コメント

その他のトピックス

ページの先頭へもどる↑