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2006年 11月 29日 [ 特産品 ]

No.276-2:冷凍ます寿し、商品化−2名様にプレゼント−


 富山を代表する特産品として全国に知られる「ます寿し」。酢で味付けした押寿しで、製造後、数日間の賞味期限が一般的だが、このほど冷蔵庫の冷凍室(マイナス18度)で1年間、品質を保持できる冷凍ます寿し(商品名:さくら)が、仮設機材リースの山口アルク(株)と健康食品販売の(有)共同アクティブから商品開発された。

●冷凍で1年間、品質を保持

 富山を代表する特産品として全国に知られる「ます寿し」。酢で味付けした押寿しで、製造後、数日間の賞味期限が一般的だが、このほど冷蔵庫の冷凍室(マイナス18度)で1年間、品質を保持できる冷凍ます寿し(商品名:さくら)が商品開発された。

 商品化に成功したのは、仮設機材リース・山口アルク(株)と健康食品販売の(有)共同アクティブ(富山市)。中国の企業と取引のある山口アルクの山口禎章社長は、海外へます寿しを土産に持っていこうとしても、賞味期限が短いために諦めることが多く、ます寿しの冷凍化を考えていた。食品業界への新規参入の構想もあり、2年ほど前から共同アクティブの柴原道則社長と共同開発に着手。冷凍と解凍の独自の技術を確立し、ようやく商品化にこぎつけた。

 製法として、水分量や調味料を工夫した合わせ酢でシャリと新鮮なサクラマスを味付けし、棒状のます寿しに仕上げたあと、超低温域まで急速に冷凍させ、ビニールでパッケージする。研究開発の段階では、解凍すると、シャリとサクラマスがぱさつき、寿し独特のしっとり感やうまみが出せないことがあったが、シャリの炊飯方法や冷凍方法、合わせ酢などを工夫し、保湿力を高めることで、風味豊かなます寿しづくりに成功した。シャリには富山米コシヒカリをブレンドしており、その豊かな味わいも感じることができる。

●海外マーケットを開拓し、富山の味を輸出

 食べる際は、袋のまま40〜45度の湯に10分ほど浸け、さらに湯を足して約5分後、袋から寿しを取り出し、そのまま5〜10分ほど待つ。電子レンジの場合は、袋のまま500Wで約2分30秒ほど温めたあと、袋から寿しを取り出し、そのまま5〜10分ほど待ってからいただく。解凍後は、常温(18〜20度前後)で5〜6時間は旨味を保つことができる。自然解凍や冷蔵庫内での解凍、繰り返しの解凍は風味を損なうので絶対に避けてほしいという。

 商品名の「さくら」(製造者:富山冷凍ます寿司本舗)には、原材料に使うサクラマスと日本を象徴する桜の花のイメージがネーミングに込められており、290gで980円。山口社長は「冷凍保存と長期保存がきくことから、県外の顧客やホテル、レストラン、海外などでの販売を考えており、従来のます寿しとは異なるマーケットを開拓したい。海外では寿しがブームとなっており、外国人の味覚にも合うのではないか。富山のブランドをぜひPRしたい。」と話している。
 
 ます寿しは、奈良時代、産卵のために神通川をさかのぼるマスを神秘的な魚として崇め、これを塩味にして鵜坂の神の春祭りに供えた風習が起源とされている。江戸時代には富山藩三代藩主・前田利興により八代将軍・徳川吉宗へ献上され、吉宗もその味を賞賛したという。

 富山冷凍ます寿司本舗から「冷凍ます寿し さくら」を抽選で2名様(5本1セットにして)にプレゼントします。プレゼント応募フォームに、プレゼント内容「冷凍ます寿し さくら」・氏名・郵便番号・住所・メールアドレス・電話番号、記事を読んでのご感想をご記入のうえ、お送りください。<12月3日(日)締切り。発表は発送をもって代えさせていただきます。>



問い合わせ
●富山冷凍ます寿司本舗
TEL.076-492-3858
FAX.076-493-0080

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