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2005年 8月 24日 [ トピックス ]

No.210-1:高齢者の安心空間「介護あんしんアパート」誕生!


 富山県高齢福祉課が今年度に創設した「介護あんしんアパート整備モデル事業」の第1号となる、介護あんしんアパート「ひなたぼっこ上市」が8月1日(月)に上市町稗田に誕生した。都道府県としては全国で初めての事業で、関係者から注目が集まっている。

●小規模多機能型施設に併設したアパート
 富山県高齢福祉課が今年度に創設した「介護あんしんアパート整備モデル事業」の第1号となる、介護あんしんアパート「ひなたぼっこ上市」が8月1日(月)に上市町稗田に誕生した。都道府県としては全国で初めての事業で、関係者から注目が集まっている。

 このモデル事業は、デイサービスやショートステイ施設などの小規模多機能型施設に併設した高齢者向けの住まい(アパート)の整備に補助金を交付するもの。高齢者が住み慣れた地域できめ細やかなケアを受けながら、かつ低めに設定された家賃で暮らせることを目的としている。アパートの世帯数の半数以上に要介護認定を受けている者がいることが条件となっている。

 近年、大規模で収容人数の多い特別養護老人ホームから、地域社会に身近で小規模な老人ホームや個室のある施設への転換、小規模多機能施設、グループホームの建設などが全国的に増えている。また、同じ屋根の下で乳幼児から障害者、高齢者まで預かる「富山型デイサービス」も普及を見せている。

 介護安心アパートは、通所・訪問介護を実施している小規模多機能型施設に隣接、あるいは同じ敷地内にあることが大きな特徴で、施設に気軽に通うことができる。プライバシーが保たれた生活が送れるうえ、食事や介護などのサービスも受けられる安心の居住空間となっている。アパートの居室には緊急通報装置の設置が義務付けられているので、いざというときにも安心だ。入居対象者は、県内在住の65歳以上の単身または夫婦となっている。

●住み慣れた地域で安心のケア
 「ひなたぼっこ上市」<事業者:(株)とやまヒューマンサービス>は24時間介護職員が常駐する8室のアパート。建物は高齢者に配慮したバリアフリー構造となっている。各室には電磁調理器を装備したキッチンとトイレがあり、フロアには床暖房も設置されているのが特徴だ。共同の浴室以外にユニットバス付きの部屋もあり、快適な空間が広がっている。三食の食事サービスをはじめ、通院送迎サービス、往診サービスも行われている。

 アパートに隣接する小規模多機能型施設では、デイサ−ビス(定員10名)、ショートステイ(定員3名)、ホームヘルプサービスが行われている。ホールにはWebカメラが設置されており、家族がいつでも専用ホームページからデイサービス・ショートステイでの様子を見ることができる。

 富山県高齢福祉課では「高齢者の方が住み慣れた地域で安心して元気に暮らせるように、介護あんしんアパートの整備を進めていきます。今後、事業者に積極的な参入を呼びかけていきたいですね」と話している。




問い合わせ
●富山県厚生部高齢福祉課
TEL.076-444-3205
FAX.076-444-3492
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1211/kj00002276.html

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