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2006年 1月 25日 [ トピックス ]

No.232-1:県育成チューリップ「初桜(はつざくら)」・「白雲(はくうん)」がオランダデビュー


 栽培面積1万haと世界最大のチューリップ球根生産地・オランダで、富山県が育成したチューリップの品種「初桜」と「白雲」がデビューする。
 富山県名古屋事務所では、中京地区での県産チューリップの販売拡大と県のPRなどを目的に、砺波産チューリップの切り花と鉢植えの宅配キャンペーンをスタートさせる。

●“チューリップの富山”を世界に発信
 栽培面積1万haと世界最大のチューリップ球根生産地・オランダで、富山県が育成したチューリップの品種「初桜」と「白雲」がデビューする。この2品種は、平成16年12月にオランダで品種登録。昨年秋にオランダ国内で植え付けされ、今年から本格的な販売が行われる。

 初桜は、白色に桃色の花色をもつチューリップ。背丈が長く、一重咲きの大輪の花を咲かせるため、花壇用、切り花用のいずれにも適している。球根の肥大性に優れている点も特徴だ。白色の大輪の花を咲かせる白雲は、背丈が長くて茎が強く、こちらも花壇用、切り花用のいずれにも適している。

 オランダでの評価としては、初桜は花色の希少性が高く、切り花用として、白雲は球根の増殖性に優れ、花壇用途として期待されている。

 現在27品種ある県育成品種では、平成3年に「黄小町」がオランダで品種登録されており、現地では24haで生産されている。黄色が鮮やかな一重咲きの大輪の花が好評。花もちがよいため、花壇に最適で、富山県内でも一番多く生産されている品種だ。

 県食料政策課では、「世界のチューリップ産業をリードするオランダで生産・流通されることで“チューリップの富山”を世界に発信できる。国際的な評価・価値の高まりに期待したい」と話している。

●バレンタインデーや卒業式にチューリップの切り花を
 チューリップの話題をもう2つ紹介しよう。富山県名古屋事務所では、中京地区での県産チューリップの販売拡大と県のPRなどを目的に、砺波産チューリップの切り花と鉢植えの宅配キャンペーンを2月からスタートさせる。毎年人気のキャンペーンで待ち焦がれる愛好家も多い。申込みの受け付けはすでに始まっており、3月中旬まで受け付ける。15本セット(2,800円)、20本セット(3,600円) の切り花のほか、桃色系の花色とカスミソウをアレンジした花束(3,000円)や、12本単色セットの鉢植え(3,000円)などの種類がある。県名古屋事務所では「可愛らしいチューリップが春の訪れを告げています。バレンタインデーや合格祝い、卒業式などのプレゼントにぜひご利用ください」と話している。

 チューリップの魅力にもっと触れてみたいと思うならば、チューリップ球根の大生産地・富山県砺波市で開催される「2006となみチューリップフェア」へ。4月21日(金)から5月7日(日)までの17日間、砺波チューリップ公園やチューリップ四季彩館などを会場に開かれる。国内最大級450品種100 万本のチューリップが出迎えてくれるこのフェア。今回は、昨年発表されたチューリップの新品種「紅ずきん」(県育成品種)が初公開されるのも話題で、名前のとおり愛らしい姿を観賞できる。




問い合わせ
<「初桜」と「白雲」について>
●富山県農林水産部食料政策課
TEL.076-444-3284
FAX.076-444-4410
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1613/
http://tulip.agri.pref.toyama.jp/tulip/

<チューリップの宅配キャンペーンについて>
●富山県名古屋事務所
TEL.052-261-4237
FAX.052-263-7308

<2006となみチューリップフェアについて>
●(財)砺波市花と緑の財団
TEL.0763-33-7716
FAX.0763-33-0090
http://www.tulipfair.or.jp/fair/

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