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2023年 2月 8日 [ トピックス ]

No.1075:3品目が仲間入り!2022年度認定の「富山県推奨とやまブランド」について、聞いてみた。

富山県は1月、令和4年度認定の「富山県推奨とやまブランド」として、新たに3品目(3事業者)を選出した。今記事では、新たに仲間入りした“富山を代表する 逸品”それぞれの魅力について、県担当者の報告を交えつつ、紹介する。

●令和4(2022)年度の選出は、3品目3事業者!

まずはおさらいから。「富山県推奨とやまブランド」は、毎年度、魅力ある県産品をブランド認定し、その発信と販路拡大を通じてモノと地域のイメージアップを両立させる取り組みで、既に「ます寿し」や「チューリップ」などの「農林水産物」では11品目、「井波彫刻」や「高岡銅器」など「ものづくり」では10品目、計21品目82業者が認定済み。そして今年度も、ブランディングやデザインなどの専門家による検討を経て、新たに3品目3事業者が加わった。製品および事業者の概要、そして認定の理由は以下の通りとなる。

★『有限会社吉田興産』による「黒部のヤギチーズ」


▲「黒部のヤギチーズ」

まず紹介するのは、黒部市の『有限会社吉田興産』が製造する「黒部のヤギチーズ」だ。こちらは黒部の大自然で暮らすヤギのミルクと、富山湾の塩から生まれたヤギチーズ(シェーブルチーズ)で、「ヨーロッパのチーズにも遜色がないほど品質が高い」「伝統的な事業者ではないが相当の努力で開発し、実績も上げている」「黒部の名水や海洋深層水の塩を使うなどといったストーリー性がよい」などの理由から、「農林水産」分野での認定に至っている。

★『富山もようプロジェクト プロダクト運営委員会』による「富山もようプロダクト」


▲「富山もようプロダクト」

続いて紹介するのは『北日本新聞社』が中心となって企画している「富山もようプロダクト」だ。県の特産品や名所をモチーフとするテキスタイルデザインがあしらわれた製品群は、「富山の特徴や魅力が一目でわかる」「県内の事業者がプロダクトにしている」「県内の魅力ある企業が参画し、ブランドを育てていくという意味では発展性があり、中心になれる存在」との高評価で、「ものづくり」分野での認定となった。

★『シーケー金属株式会社』による「CK印 鉄管継手」


▲「CK印 鉄管継手」

最後は高岡市が拠点の創業100年を誇る『シーケー金属株式会社』による「CK印 鉄管継手」だ。空調・給水・消火配管等のパイプを繋ぐため必要な実用品だが、高岡特有の鋳物技術を駆使して作られており、「技術力の高さに販売する側も使う側もワクワクできる」「工業県富山の一つのツールになる」「いままでの(配管の)デザイン性を覆す意味で価値がある」といった意見が集まり、こちらも「ものづくり」分野での認定となった。

●始まりから12年、魅力発信は次なる展開へ!

2011年の第1弾認定からの12年を振り返り、「もちろん事業者の努力あってのことですが、ブランド認定での積極発信も、認知度向上に一定程度は寄与できたものと考えています」と担当者。実際に、シロエビやホタルイカなどの「売上増」も実感しているという。一方で、「まだ全国的に知られていないもの、知名度はあっても富山県産として認識されていないものが少なくないです」と課題があるとし、「生産者の皆様に敬意を表しながら、富山の産品・食の魅力がしっかり伝わるよう、取組みをサポートしていきたい」と語る。まずは県政テレビ番組やSNS等の活用など、PR方法を拡充していくとのことだ。そして最後に、県民(読者)に対し、「富山が誇る推奨ブランド、見かけたらまずは手に取ってみてください!」と呼びかけた。

<問合せ先>
●富山県知事政策局 広報課広報・イメージアップ係
TEL:076-444-3134
HP:https://www.toyama-brand.jp/

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