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2020年 5月 20日 [ トピックス ]

No.955:富山の映像でおうち時間を楽しもう

ステイホームや自粛でたまったストレスを富山の映像を鑑賞して癒やしてみてはいかが? 富山県民生涯学習カレッジ 映像センター課(富山県映像センター)は、自宅で「ふるさと富山」にふれられる特設HP「おうちで ふるさと学習」、「おうちで お祭り」を公開している。富山の歴史や祭りなどの理解の一助に! また、富山県美術館では、アトリエプログラム「やってみよう!どこでもオープンラボ!vol.1 タングラムで動物あそび」の動画を配信中。おうちで創作活動を楽しもう。

●貴重な映像を視聴し、“とやま博士”に


▲富山県映像センターの
「おうちで ふるさと学習」(左)
▲富山県映像センターの
「おうちで お祭り」(中央)
▲富山県美術館の
「やってみよう!どこでもオープンラボ!
vol.1 タングラムで動物あそび」(右)

 富山県映像センターは、学校教育や生涯学習などに活用できる「とやまデジタル映像ライブラリー」を充実させており、1,975件(2020年4月13日現在)の映像を登録。インターネットを通じて映像を楽しめるストリーミング配信を行っている。

 このほど開設した「おうちで ふるさと学習」では、小・中学生以上を対象にした全12作品を公開。“郷土の発展に尽くす”をテーマに「越中を拓く -椎名道三と十二貫野用水-」、「富山県誕生 -分県の父 米澤紋三郎の志-」、「ふるさとの富山の偉人 石黒信由~江戸時代に精密な地図を作る~」、“自然災害から暮らしを守る”をテーマに「天涯を護る-立山カルデラの砂防―」、“特色ある地域と人々の暮らし”をテーマに「富山湾 美しい湾を未来につなぐ」、“文学”をテーマに「越中文学散歩 -ふるさとの作家が綴るとやま-」、“歴史”をテーマに「とやま『鉄道』物語~とやまの近代化と鉄道の発展~」、「とやまの薬が生んだ信頼の絆~とやま売薬物語~」「布橋大灌頂~立山信仰と女人救済儀式~」、「高岡物語 開町四百年の軌跡」などをラインナップしている。視聴して“とやま博士”の第一歩を踏み出そう!

 その中から「とやまの川の物語」(2019年度制作:31分38秒、第17回全国地域映像コンクール・グランプリ<第1位>受賞作品)を紹介しよう。富山県は“川の県”。7大河川を中心に、300を超える川が張り巡らされている。北アルプス・立山連峰から流れて富山湾に至る、全国屈指の急流河川も多い。近年では洪水も少なく、上下水道や産業用水などでの利活用も進んでおり、川は、私たち現代人の生活に欠かせない存在だ。現在に至るまでには、先人たちの数限りない努力の歴史があった。本作品では、長きにわたる“川と人々との関わり”をとらえ直し、今日的な課題をも投げかける。

 県内各地の祭り・イベントを紹介する「おうちで お祭り」では、高岡御車山祭や城端曳山祭、となみチューリップフェアなど、昭和初期から令和元年までのさまざまな映像をおさめた全194作品を登録。金工、漆工など伝統の技の粋を凝らした絢爛豪華な曳山、大きな車輪に雅な音、夜の提灯山、若衆の勇ましい掛け声…「とやまの曳山 “世界の宝”を守り続ける」(2018年度制作:32分45秒、第16回全国地域映像コンクール・グランプリ<第1位>受賞作品)は、県内の曳山の魅力を伝える作品。2016年、ユネスコ無形文化遺産に登録された日本全国の「山・鉾・屋台行事」33件のうち3件が富山県にあり、本県全体では合わせて24の“曳山祭”が今も盛んに行われている。富山県らしい曳山や祭りの形式、歴史的な背景、現在の取り組みの例を紹介し、今後の存続に向けて課題提起をしている。

 富山県民生涯学習カレッジ 映像センター課では、「新型コロナウイルスの影響でお祭りやイベントを中止する動きが広がっています。映像を通して自宅で富山の歴史や偉人、お祭りについて楽しく学んでみませんか」と話している。

●家族一緒に「タングラムで動物あそび」


▲富山県美術館・3階アトリエ内での
オープンラボの様子

 富山県美術館(富岩運河環水公園内)のオープンラボは、いつでも、だれでも、気軽に美術館で“つくる”を体験できるプログラム。通常、3階のアトリエ内のラボにて、ほぼ毎日、企画展やコレクション展に合わせたワークショップを実施しているが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため現在休止中だ。そのため、これまでのオープンラボの動画の中から「やってみよう!どこでもオープンラボ!」として厳選動画を3回シリーズで配信。おうちで動画を見ながら創作活動が楽しめる。

 第1弾は「タングラムで動物あそび」(約3分程度)。「タングラム」とは、三角形や四角形などの図形を組み合わせたシルエットパズルで、正方形を7つの決められた形に切り分け、それぞれのピースを組み合わせて、ネコや白鳥、ウサギなどの動物や文字などさまざまなシルエットを作ることができる。何の形か質問しながらゲーム遊びするのも楽しい。

 事前に準備するものは、工作に使ってもいいポストカード(1~5枚)、鉛筆、消しゴム、ボールペン、カッターナイフ(はさみ)。「正方形を4分割する線をひきます」、「タングラムの線をひきます」、「ならべてあそぼう」などの解説もわかりやすい。子どもも大人もわいわい言いながら、気軽に作ってみたい。

 富山県美術館では、「想像力を膨らませ、たくさんパーツを使ってオリジナル作品も作ってみては。タングラムが完成したら、#どこでもオープンラボ を付けてSNSなどへ投稿してください。なお、第2弾は5月末、第3弾は6月末を予定しています」と話している。

問合せ
「おうちで ふるさと学習」、「おうちで お祭り」について
●富山県民生涯学習カレッジ 映像センター課(富山県映像センター)
TEL.076-441-8454
FAX.076-441-5334
https://www4.tkc.pref.toyama.jp/eizou/

「やってみよう!どこでもオープンラボ!」について
●富山県美術館
TEL.076-431-2711
FAX.076-431-2712
https://tad-toyama.jp/


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