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2020年 2月 5日 [ トピックス ]

No.943:グルメ好きにおすすめ!「とやまジビエ」はいかが

富山県内の飲食店や宿泊施設など20店舗が参加する「とやまジビエフェア~ほっこり あったか 冬のジビエ~」を開催中<2020年2月23日(日)まで>。安全で良質なイノシシ肉を使った、イタリアンやフレンチ、和食、中華などのジビエ料理が気軽に味わえる。

●安全・安心で良質な「とやまジビエ」

 「ジビエ」とは、狩猟で得た野生鳥獣の食肉を意味するフランス語(gibier)。ヨーロッパでは高級食材として扱われており、ジビエ料理はフランス料理界では高貴で特別な料理として愛されてきた。日本でもファンが多く、グルメ好きにはたまらない料理だ。


▲とやまジビエ


▲とやまジビエフェアのポスター

 「とやまジビエ」とは、富山県内で捕獲されたイノシシやシカなどを「富山県獣肉の衛生管理及び品質確保に関するガイドライン」に準拠して処理した食用となる野生鳥獣肉のこと。全国でイノシシやシカによる農作物被害が大きな問題となるなか、県では、イノシシの捕獲の強化に取り組み、捕獲したイノシシなどを食肉利用するため、衛生管理や品質確保に向けた普及啓発や、安全で良質な「とやまジビエ」の消費拡大に向けた取組みを推進している。

 イノシシの県内捕獲頭数は平成30年度には5,959頭と前年の約1.1倍となったが、県内獣肉処理施設(7施設)における処理頭数は30年度で146頭と、ジビエの利用率は2%程度となっており、今後、ジビエとしての利活用が期待されている。

●滋味たっぷりのジビエ料理に舌鼓

 「とやまジビエフェア」は、「とやまジビエ」の消費拡大を図るために開催。県内のイタリア料理店やフランス料理店、和食店、居酒屋、宿泊施設など20店舗が参加し、イノシシ肉を中心にした各店自慢のジビエ料理を提供する。「イノシシ肉のラグーパッパルデッレ」、「イノシシロースト アップルビネガーとローズマリーソース添え」、「ジビエのリエット、テリーヌ」、「大長谷からツキノワグマと天然キノコのラグーソースのつぶつぶパスタフレーグラ サルデーニャ島の羊のリコッタチーズ添え」、「イノシシバラ肉の角煮」、「ボタン鍋」、「ジビエ焼肉」などメニューを聞くと、どんな料理かイメージも膨らむ。冬のイノシシの肉は脂がのって滋味、旨味たっぷり。ぜひ県内でジビエ料理を味わってみてはいかがだろう。フェア参加店の詳細はパンフレットで確認を。

 開催期間中に実施のプレゼント企画も楽しみだ。参加店をまわり、ジビエメニューを注文すると、1メニューにつき、シールを1つ進呈。シールを1枚以上集めて応募すると、抽選で『ジビエカレーセット』(10名)や『全国共通お食事券5,000円分』(6名)をプレゼント。応募方法は、参加店で配布しているパンフレット内のはがきに、必要事項を記入し参加店に渡すか、切手を貼ってポストへ投函を。応募締切は2月28日(金)必着。

●低脂肪・高タンパクのイノシシ肉


▲とやまジビエ

 イノシシ肉は、ウシやブタと比べて、低脂肪・高タンパクのヘルシー食材だ。中性脂肪や悪玉コレステロールを増やす原因となる飽和脂肪酸が少ない一方、血液をサラサラにする効果のある多価不飽和脂肪酸を多く含む。疲労回復や肌の健康を保つビタミンB2やビタミンB12が豊富な点も特徴だ。

 県では、イノシシの捕獲が最も多くなる夏場に捕獲されたイノシシ肉を使った「夏ジビエ レシピコンテスト2019」を昨年夏に開催し、応募のあったレシピ(205作品)の中から料理や栄養のプロが選んだレシピ(10作品)を掲載したレシピブックを作成した。夏場に捕獲されたイノシシの肉は冬の肉に比べて脂肪分が少なく、ヘルシーでさっぱり。県内にはイノシシ精肉の取扱販売店がある。今夏、レシピを参考に夏ジビエに挑戦してみるのもいいだろう。

 県農村振興課では、「捕獲された野生動物のジビエとしての利活用は、食文化をより豊かにしてくれる大きな可能性を秘めています。ぜひ富山でジビエ料理を堪能ください」と話している。

問合せ
●富山県農林水産部 農村振興課
TEL.076-444-9011
FAX.076-444-4427
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1605/
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1605/kj00018338.html


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