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2019年 10月 16日 [ イベント ]

No.929:漫画ファン必見!ワクワクの藤子Ⓐ漫画ワールドへ

高志の国文学館(富山市舟橋南町)で特別展「藤子不二雄Ⓐ展 ―Ⓐの変コレクション―」が開幕した<2019年12月22日(日)まで>。日本を代表するブラックユーモア作品を生み出した伝説のマンガ王・藤子不二雄Ⓐ氏(Aは丸囲み)の奇妙な世界、マルチワールドを大公開。いま、藤子Ⓐ氏の変コレクションの謎が解明される!

●会場内はすべて撮影可能!変なフォトスポットでパシャ


▲エントランスゾーン


▲トキワ荘ゾーン。
「トキワ荘」の壁の一部を展示(左)
▲ポップゾーン(右)

 特別展「藤子不二雄Ⓐ展―Ⓐの変コレクション―」では、富山県氷見市出身の漫画家、藤子不二雄Ⓐ氏(Aは丸囲み)の自伝的作品『まんが道』の原画、代表作『怪物くん』などの原画、藤子Ⓐ氏のインタビュー動画など、200点以上を「トキワ荘ゾーン」、「Ⓐの変コレクションゾーン」など6つのゾーンで展示する特別展。日本の漫画カルチャーの生きた伝説的存在であり、現在85歳ながら現役で漫画制作に打ち込む藤子Ⓐ氏の世界観を堪能できる。東京、福岡に続く、貴重な巡回展。富山での開催を記念して、ゆかりのある作品『少年時代』、『まんが道』から特に印象深いカットの原画が特別公開展示されているので漫画ファンならずとも興味が湧く。「週刊少年キング」(1972年)に掲載の「まんが道 立志編 ふたりだけの雑誌」の原画では、高岡の街並みなどが描かれている。

 精密に再現された藤子Ⓐ氏の等身大人形に迎えられて会場へ。『笑ゥせぇるすまん』のキャラクター・喪黒福造行きつけのバー「BAR魔の巣」を再現したコーナーでは、スタンドチェアに腰掛ける喪黒と一緒に記念撮影を。会場内は撮影可能で、インスタ映えしそうな「変なフォトスポット」がたくさんあるのがうれしい。上京して、藤子・F・不二雄さん、手塚治虫さん、石ノ森章太郎さんらと過ごした漫画の聖地「トキワ荘」の4畳半の部屋も再現されており、昭和の時代を感じながら、漫画家の気分になってみたい。取り壊された壁の一部も展示されているのでお見逃しなく。

 「ポップゾーン」では、コメディー&スポーツの代表作『怪物くん』、『忍者ハットリくん』、『プロゴルファー猿』の世界観を紹介。来場者が忍者ハットリくんと一緒に“忍法壁歩き”とばかりに、ビルを登っているかのような不思議な写真も撮れるので楽しんでみよう。

●富山であなたのココロのスキマ、お埋めします…


▲ブラックユーモアゾーン(左)
▲笑ゥせぇるすまんゾーン(中央)
▲Ⓐの変コレクションゾーン(右)

 「ブラックユーモアゾーン」、「笑ゥせぇるすまんゾーン」では、『魔太郎がくる!!』などブラックユーモア作品や短編集が壁一面を埋め尽くしている。壁に掛けられた額を写真で撮ると、不思議な現象が起こるので挑戦を。映像で紹介される作品「明日は日曜日 そしてまた明後日も……」は、その後の日本で起きたニートの問題を予見していたかのような作品。時代を見つめる藤子Ⓐ氏の鋭い感性が冴える。

 「Ⓐの変コレクションゾーン」では、作品執筆のモチーフになった秘蔵のコレクション、門外不出のスケッチブックなどがずらりと並ぶ。インド人形(『不気味な5週間 目のない舞姫』に登場)など世界各地で集めたアイテムも興味深い。多くの作品の創作の源泉となったという。富山県入善町で撮影が行われた映画「少年時代」のポスターなども必見だ。

 このほか、国際秘密警察・十字警察と悪の秘密結社が戦う『シルバー・クロス』の主人公、少年局員シルバー・クロスのコスチュームデザイン(造形作家・竹谷隆之氏制作)なども展示されており、鑑賞者の感性を刺激してくれる。

 高志の国文学館では、「東京、福岡に続く、貴重な巡回展です。怪物くん、忍者ハットリくんのキャラクターグリーティング、キャラクター入り新聞紙エコバッグ製作体験などの関連イベントも開催します。ミュージアムショップのグッズコーナーでは、喪黒福造や怪物くんなどのキャラクターを用いた九谷焼豆皿やストラップ、クリアファイルなどを揃えています。ぜひ特別展の思い出に。“富山であなたのココロのスキマ、お埋めします…。”」と話している。

Ⓒ藤子スタジオ


問合せ
●高志の国文学館 事業課
TEL.076-431-5492
FAX.076-431-5490
http://www.koshibun.jp/

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