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2018年 7月 11日 [ イベント ]

No.864:立山山麓で学び楽しむ夏! とやま夏期大学、受講者募集

「とやま夏期大学」が2018年7月27日(金)から 30日(月)まで、立山山麓の立山国際ホテル(富山市原)で開講する。今年は、「小さな虫と豊かな自然」をテーマに、池田清彦氏(生物学者、早稲田大学名誉教授)と五箇公一氏(国立環境研究所 生態リスク評価・対策研究室室長)の講義と散策ツアーを実施。美しい自然の中で学び楽しむ夏を。申込み締切りは7月17日(火)。詳細はhttp://webun.jp/pub/ad/2018/kakidaigaku/へアクセスを。

●「小さな虫と豊かな自然」をテーマに

 都会の喧騒から離れ、避暑を兼ねて富山県・立山山麓へ。学びの時間を過ごしてみては……。豊かな自然の中で質の高い学びと楽しみの場を提供する「とやま夏期大学」が今年も開催される。この夏期大学は、共通テーマの設定と、講師同行のオプショナルツアーの開催が大きな特徴。今年は、7月27日(金)13:30~15:45に池田清彦氏の講義「生物多様性を考える~ぼくは虫ばかり採っていた~」、28日(土)8: 00~16:00に池田先生と行く「有峰散策ツアー」、29日(日)13:30~15:45に五箇公一氏の講義「クワガタムシが語る生物多様性」、30日(日)8:00~16:00に五箇氏と行く「スケッチ体験&立山山麓散策ツアー」が企画されている。学ぶ気持ちのある方なら、一般・学生どなたでも歓迎。とやま夏期大学が初めての方もリピーターの方も、富山の自然に興味がある方も昆虫が大好きな方もぜひ参加を。


▲とやま夏期大学開講

 講師の池田清彦氏は1947年東京都生まれ。東京教育大学理学部生物学科卒、東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学、理学博士。山梨大学教育人間科学部教授を経て、早稲田大学国際教養学部教授(2018年3月定年退職)を務め、現在は、山梨大学名誉教授であり、東京・高尾山の魅力を伝える高尾599ミュージアム名誉館長としても知られる。専門の生物学分野のみならず、科学哲学、環境問題、生き方論など、幅広い分野に関する70冊以上の著書を持つ。新聞、雑誌、テレビなどでも活躍。現在、フジテレビ系「ホンマでっか!?TV」に出演中。また、「まぐ まぐ!」で、メルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』を隔週で配信中。

 「有峰散策ツアー」は、富山の秘境ともいわれる有峰を池田氏と一緒に巡るツアー。きらめくダム湖・有峰湖周辺の自然林を散策しながら、有峰の自然の美しさを体感しよう。

 五箇公一氏は1965年富山県高岡市生まれ。90年、京都大学大学院昆虫学専攻修士課程修了後、宇部興産農薬研究部入社。96年、京都大学博士号(論文博士)取得(農学)後、国立環境研究所入所、現在に至る。専門は保全生態学、農薬科学、ダニ学。外来種問題や農薬汚染問題に関する環境省・研究プロジェクトのリーダーを務める。主な著書に『クワガタムシが語る生物多様性』(集英社)、『終わりなき侵略者との闘い~増え続ける外来生物~』(小学館)など。昨年、国内で発見されたヒアリの報道で解説する同氏を知ったという方も多いだろう。テレビや新聞などマスコミを通じて生物多様性・生態リスクの啓蒙にもつとめる。


▲池田清彦氏(左)
▲五箇公一氏(右)

 「スケッチ体験&立山山麓散策ツアー」では、五箇氏と一緒に立山山麓を散策。絵が得意な五箇氏から虫や植物の観察、スケッチのポイントなどが聞ける。スケッチ教室、昆虫教室、昆虫王国立山の見学などを通して立山の自然の魅力に触れてみてはいかがだろう。

●受講者対象のオプショナルツアーに参加を

 講義の定員は各日200名。講師別の1日単位の講義だが、両方の講義の受講が可能。受講料は1日につき1,000円。オプショナルツアーの定員は各日80名(先着・最少催行人員20名)。参加料金は各日5,000円(昼食・保険料含む)。ツアーは、いずれかの講義を申し込んだ方のみ参加が可能。散策に適した服装、靴で参加を。

 申込みは、所定の申込用紙、はがき、FAX、とやま夏期大学ホームページのいずれかにて受付中。応募締切りは、7月17日(火)。後日、受講料(オプション・バス代などが発生する方には、その代金も含む)の請求書を受講希望者へ送り、入金確認後、受講票を送付する。

 なお、受講者の特典として、受講票の提示で会場の立山国際ホテルの温泉入浴料が通常720円のところ、520円となる。立山山麓の緑を眺めながら入浴で癒やしの時間を。また、立山カルデラ砂防博物館の入館料が団体料金適用で、通常400円のところ、320円に。立山国際ホテルでの宿泊の斡旋や周辺のホテル情報の提供もしてくれるので、受付窓口の中部観光へ問合せを。

 7月27日(金)と29日(日)には、富山駅北口(11:30発)と立山国際ホテル(16:30発)を結ぶ特別シャトルバスを運行。往復料金2,000円、先着40名(要申込)。首都圏からは羽田空港から富山きときと空港へ約1時間、北陸新幹線で富山駅なら約2時間で、乗り継ぎも便利だ。


▲涼風が心地よい有峰湖へ(左)
▲立山山麓を散策(右)

 富山県企画調整室では、「毎夏、著名な講師を迎えて講義とオプショナルツアーを開催しており、定員に達することもありますので、お早めにお申し込みください。夏の立山山麓でお待ちしています。」と話している。

申込み受付
●中部観光「とやま夏期大学」係
TEL.076-425-3011
FAX.076-421-4635
http://webun.jp/pub/ad/2018/kakidaigaku/

企画内容などに関する問合せ
●「とやま夏期大学実行委員会」事務局(北日本新聞社営業局内)
TEL.076-445-3368(平日9:00~17:00)

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