イベント

アーカイブ

2014年 4月 23日 [ イベント ]

No.654:富山県の記念日をお祝いしよう!県民ふるさとの日記念式典、参加者募集中!

「平成26年度 県民ふるさとの日記念式典」が5月10日(土)10:00~12:10、富山県教育文化会館 ホール(富山市舟橋北町)で開催される。「県民ふるさと大賞」の授与式や昨年度「ふるさと教育とやま賞」受賞団体による取組事例の発表、富山県ふるさとの歌「ふるさとの空」の合唱、立川志の輔師匠の「ふるさと落語」などが行われる。また、高志の国文学館、県立近代美術館など県の14施設で無料開放を実施する。爽やかな風に誘われて、各地を訪ねてみよう。

●置県の日の5月9日は富山県の誕生日


▲「平成26年度 県民ふるさとの
日記念式典」チラシ

 「県民ふるさとの日」(5月9日)は、明治16年(1883年)5月9日に現在の富山県が設置されてから、130年の節目を迎えたことを契機として、平成25年(2013年)3月に条例で定められた。県民がふるさとの歴史や自然、風土、文化、産業などについて理解を深め、ふるさとへの愛着を育むとともに、希望と誇りを持てる「ふるさと富山県」を県民皆で築き上げることを期する日としている。

 明治維新後の歴史を振り返ってみると、明治4年の廃藩置県によって旧富山藩領を区域とする小さな富山県が置かれた。その後、富山県は新川県と改称され、5年には現在の富山県と同じ区域となるが、9年に新川県は石川県と合併する。合併後、多大な費用を必要とする治水事業をめぐって、治水工事優先を求める越中側と、道路建設を求める加賀・能登側が対立。越中国内では分県独立を求める声や運動が急速に高まり、入善の米沢紋三郎らは分県の建白書を太政官(だじょうかん。明治維新政府に設けられた官庁名)に提出。そして、16年5月9日、太政官は富山県を設置する布告を公布し、現在に至る富山県が誕生したのである。

●県民ふるさと大賞の授与や、「ふるさと落語」など

 「平成26年度 県民ふるさとの日記念式典」では、これまでの「ふるさと教育とやま賞」に代えて新たに設けられた「県民ふるさと大賞」として、県民がふるさとへの誇りと愛着を育むような取組みを通じて、ふるさとの発展に大きく貢献している団体や個人が5件程度表彰される。

 「事例発表」では、昨年度の「ふるさと教育とやま賞」受賞団体の取組みとして、地域の伝統芸能の継承などを行っている魚津市立西布施小学校や、小学校と連携した鮭の飼育放流などを行っている入善町飯野公民館の活動が紹介される。

 ♪耳を澄ませたなら 川の清き音 かたかごの花が 朝の里を飾る――。「ふるさとの空」の合唱では、昨年11月に行われた「ふるさとの空」のど自慢コンクールで審査委員特別賞を受賞した高岡市立中田小学校(中田っ子歌うたい隊)が合唱を披露する。趣のある旋律にのせて、美しい歌声が会場に響きわたることだろう。会場全員での大合唱も予定している。

 「記念公演」として、射水市出身の落語家・立川志の輔師匠が富山弁を交えての「ふるさと落語」を披露する。抱腹絶倒、どんな笑いが巻き起こるか楽しみだ。

 記念式典の参加者の定員は600人。参加無料だが、入場整理券が必要なのでご注意を。入場整理券の申し込みは、はがき・FAXの場合、①郵便番号、②住所、③氏名、④電話番号、⑤同行者がいる場合、人数と氏名を明記して、「〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 富山県知事政策局内 県民ふるさとの日記念式典事務局」まで送付。FAXは076-444-3473 こちらも県民ふるさとの日記念式典事務局あて。ホームページからの申し込みの場合、http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1002/kj00014199-001-01.htmlへアクセスし、応募フォームに必要事項を入力。締め切りは4月30日(水)。応募多数の場合は抽選となる。

●県の14施設無料開放


▲(左から)高志の国文学館、
県立近代美術館、県水墨美術館、
県中央植物園、県民公園太閤山ランド

 「県民ふるさとの日」に合わせて、5月9日(金)~11日(日)、県の14施設(高志の国文学館、県立近代美術館、県水墨美術館、県中央植物園、県民公園太閤山ランド、県立山博物館、県立山カルデラ砂防博物館、内山邸、金岡邸、県呉羽青少年自然の家、県砺波青少年自然の家、県総合体育センター、県高岡総合プール、県西部体育センター)が無料開放される。

 無料期間中は、美術館や博物館では常設展だけでなく、企画展も無料となる。富山県ゆかりの文学などを幅広く発信する高志の国文学館では、企画展「まんが家 藤子・F・不二雄の『SF』(すこし・ふしぎ)」、20世紀のさまざまな美術の動きを紹介する県立近代美術館では、企画展「永井一正POSTER LIFE」、水墨画など特色のある日本文化の美を広く紹介する県水墨美術館では、企画展「ザ・屏風 THE BYOUBU―それは古くて新しい―」を開催しているので、存分に鑑賞しよう。このほか、春の爽やかな風と新緑に誘われて、県中央植物園や県民公園太閤山ランドの散策もおすすめ。この機会に、あらためてふるさと富山を見つめ直し、その魅力を再発見してみよう。

 富山県知事政策局では、「5月9日は“県民ふるさとの日”。県民や県出身者の皆さんに、あらためて“ふるさと富山”に思いを馳せていただきたい。立川志の輔師匠の“ふるさと落語”も必見。また、無料開放の県有施設は、芸術文化、スポーツ、自然の中の癒しスポットとさまざま。この機会に、県外の方で、富山に興味のある方もぜひ訪れてください」と話している。

問い合わせ
●富山県知事政策局
TEL.076-444-4511
FAX.076-444-3473
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1002/

コメント

その他のイベント

ページの先頭へもどる↑