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2000年 3月 24日 [ トピックス ]

No.060-1:あなたも富山県人になれる…かも−富山弁変換マシーン


■郷土を懐かしむ声が続々と....
 「いい天気ですね」と画面に文章を入力すると「いいもよーやちゃね」、「お願いします」は「たのんこっちゃ」。高岡市の嶋量男さんは、標準語を"高岡なまり"の富山弁に変換する、方言翻訳ソフト「富山弁変換マシーン」を昨秋からホームページで公開している。既存の大阪弁変換ソフトを作者の承諾を得て富山弁用に内容を書き換えたもので、平成12年3月現在で658語が登録されている。今後、単語数を増やしながら内容を充実させていきたいと語る嶋さんのもとには、県外に住む富山県出身者などから「富山弁が懐かしい」「とても温かい響き」と、電子メールが寄せられている。

■遊び感覚で富山弁が学べる
 嶋さんがホームページを制作するきっかけとなったのは、方言を恥ずかしく思い、使わない若者が周囲に多くなってきたことから。嶋さん自身も学生時代、京都から富山に帰省した折、富山弁を恥ずかしく思ったこともあったが、富山でUターン就職して年を重ねるうちに次第に富山弁に対する愛着が深まってきた。そして、若者にも方言の良さや魅力にもっとふれてほしいと、富山弁変換マシーンの制作に取り組んだ。
 制作にあたっては、富山弁に関する書籍や文献などを丹念に調べ、家族や友人の意見も参考にしながら作業を進めたという。完成したホームページは、日常会話から特殊な言葉まで、富山県人でも楽しめる内容となっており、富山県内のホームページコンテストでも優秀賞を獲得するなど、独創性あふれる企画が高く評価されている。

■方言から富山への興味と理解を深める
 方言翻訳ソフト「富山弁変換マシーン」には、三択問題で富山弁への理解度や好感度を判定する「富山弁love2鑑定マシーン」、達人上位20名を決める「富山弁達人番付」と、ユニークなサイトも用意されている。
 2000年とやま国体夏季・秋季大会、きらりんぴっく富山など、全国規模の大きな大会が開かれる今年の富山。まず遊び感覚で富山弁にふれてみたいと思われる方は、アクセスしてみてはいかがでしょうか。

URL http://www1.coralnet.or.jp/shima/toyama.htm

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