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2000年 2月 17日 [ イベント ]

No.055-1:世界の子どもたちが富山で競演 -2000年とやま世界こども演劇祭-


■2000年の節目の年に富山で開催
 「わたしたちが未来をきずく」をテーマに、「2000年とやま世界こども演劇祭」が、8月1日(火)から7日(月)まで、富山市と高岡市で開催される。演劇文化の創造や演劇を通した国際交流を目的に、海外23カ国から23団体(こども劇団)が来県。演劇公演のほか、世界的な演劇家によるセミナー、演劇・舞踊・美術・日本文化などを学ぶワークショップ、それぞれの国の文化を紹介する国際理解プログラムなども予定されている。
 世界こども演劇祭(国際アマチュア演劇連盟主催)は、1990年にドイツのリンゲンで始まった演劇祭で、リンゲンと世界各地で交互に開催されており、今年で6回目。リンゲン以外では、これまでにトルコのアンタリヤ、デンマークのコペンハーゲンで開かれており、富山はこれまで多数の国際アマチュア演劇祭を開催した実績から2000年の開催地に選ばれた。


■子供たちのいきいきとした演技が冴える
 参加23団体(総勢500人)はヨーロッパ、アジア、アフリカ、北米など、世界のさまざまな地域からやってくる。ドイツからは、世界こども演劇祭を提唱したリンゲン演劇教育センターこども劇団が参加し、作品「想像してみて」を上演する。完成度の高い舞台にファンも多く、本番が待ち遠しい。アフリカのウガンダから参加するロハナ・アカデミーは民族色あふれた作品が特徴で、「夢また夢」では独特のリズム感や力強い踊り、歌声に魅了されるだろう。このほかにも中国遼寧省芸術代表団の「好運」、韓国の劇団江原の「森の中の小屋」など、普段日本では見ることができない世界各国の演劇が日替わりに上演される。 ちなみに演劇発表は、各劇団60分以内。富山でどんな演技や舞踏を披露してくれるのか楽しみだ。

■世界の子供たちに夢と感動を
 富山からは、県内を代表する舞踊団の可西舞踊研究所と劇団文芸座が特別公演で舞踊劇「北の鳥と南の鳥」を披露する。富山からは、県内を代表する舞踊団の可西舞踊研究所と劇団文芸座が特別公演で舞踊劇「北の鳥と南の鳥」を披露する。これは、ピエール・グロス作のファンタジー小説を原作とした作品で、2羽の鳥が困難に立ち向かいながら、あらゆる鳥が共生できる楽園を創造しようとするストーリーだ。環境破壊や人種問題などが盛り込まれており、世界平和への願いを鳥に託した内容は、世界の子供たちに夢と感動を与えることはもちろん、大人も共感できるはず。舞台では、大勢の子供たちが鳥をイメージした可愛らしい衣装で踊るシーンが圧巻となるだろう。 「芸術・文化」は、言葉が通じなくても、心と心で通じ合うことができるもの。期間中は世界各国の言葉が飛び交うが、世界のこどもたちが何を伝えようとしているのか、観劇の際には、ぜひ素直な心で感じ取ってもらいたい。

■公演日程(予定)
 8月1日(火) 
  13:00〜14:00 富山県高岡文化ホール(開会式・オープニング公演)
  14:00〜16:00 富山県高岡文化ホール

 8月2日(水) 
  13:30〜16:00 富山県民会館
  18:30〜21:00 富山県民会館

 8月3日(木) 
  13:30〜16:00 富山県高岡文化ホール
  18:30〜21:00 富山県高岡文化ホール

 8月4日(金)
  13:30〜16:00 富山県民会館
  18:30〜21:00 富山県民会館

 8月5日(土)
  13:30〜16:00 富山県高岡文化ホール
  18:30〜21:00 富山県高岡文化ホール

 8月6日(日)
  13:30〜16:00 富山県民会館
  17:00〜18:00 富山市芸術文化ホール
  18:30〜19:30 富山市芸術文化ホール(閉会式)

なお、公演日程は予定ですので、今後、変更する場合があります。

■参加国
 アルバ、オーストラリア、バングラデシュ、ベラルーシ、ブルガリア、中国、キューバ、フランス、ドイツ、ハンガリー、インド、アイルランド、リトアニア、モナコ、ネパール、フィリピン、ロシア、シンガポール、スロヴァキア、韓国、ウガンダ、アメリカ、ジンバブエ、日本(以上24カ国)

問い合わせ
2000年とやま世界こども演劇祭実行委員会(富山県教育文化会館内)
076-441-8635(内線123、124、125)

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