特産品

アーカイブ

1999年 9月 6日 [ 特産品 ]

No.045-1:植物繊維を含んだ小松菜アイス、新発売


■規格外の小松菜を有効利用
 富山県最東端の町、朝日町にある農村地域総合交流促進施設「なないろKAN」では、地元特産の小松菜を使った「小松菜アイス」を今夏に商品化。暑い日が続く天候も追い風になって、人気も上々のようだ。
 町の農家では、稲苗を育てた後の育苗用ビニールハウスの活用策として、3年前から小松菜の栽培に取り組んでいる。小松菜の中には市場へ出荷する時に規格外として処分されるものがあり、なないろKANではこれを有効利用できないかと思いついたのが、アイスクリームの原材料としての利用だった。

■目にも美しい緑色のアイス
 「なないろKAN ORIGINAL」と記された蓋を開けると、抹茶アイスを連想する緑色のアイスクリーム(ラクトアイス)があらわれる。いただくと、甘い香りと小松菜の緑の味がほのかに口の中に広がり、爽やかな風が吹き抜けていくようだ。ビタミン類やカルシウム、鉄分、βカロチンなどを含む小松菜の植物繊維が含まれており、健康や美容を気にする人にはおすすめのアイスクリームといえる。価格は一個200円。

■7つの顔を持つ複合施設
 なないろKANは、農山村地域の活性化を目指し、平成9年8月不動堂遺跡や歴史公園、百河豚美術館の隣接地に開館。町などの出資による第三セクター「あさひふるさと創造社」が運営している。創造社設立にあたり、優秀な人材をトップに迎えようと、社長は一般公募というユニークな採用方式がとられた。
 また、建物は、町の特産品を販売する「もぎたて館」、吹きガラスと陶芸に挑戦できる「てづくり館」、町出身の絵本作家・井口文秀氏の絵本原画を展示する「みごたえ館」、朝日岳、白馬岳を見ながら食事が楽しめるレストラン「あじわい館」など、“7つの館”に分かれており、複合施設としてもユニークな特徴を持つ。なお、芝の庭園に面したあじわい館は、イベントや結婚式の会場としても利用できる。「どしどし相談してほしい」となないろKANでは話している。

問い合わせ
●なないろKAN
朝日町横水300
TEL 0765-83-3700

コメント

その他の特産品

ページの先頭へもどる↑