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2003年 11月 26日 [ イベント ]

No.130-1:ノーベル賞受賞者ゆかりの地で「ぶり・ノーベル出世街道祭り」

●富山の夜をロマンティックに彩るイルミネーション

 「とやまスノーピアード2004」が12月1日(月)〜1月31日(土)、富山市・城址大通りや城址公園を中心に開催される。今年の注目は、デザインが一新される「ホワイトイルミネーションとやま」(主管:富山市観光振興課)。期間中、富山市役所前の中央分離帯に立山連峰をイメージした「立山連峰イルミネーション」が点灯するのをはじめ、城址大通りの木々の幹に「幹のイルミネーション」がお目見え。また、城址公園東側の並木道には「イルミネーショントンネル」が設けられる。ケヤキやイチョウの巨木に取り付けられた数千個の豆電球が点灯する光のトンネルは、幻想的な佇まいで、冬の富山の夜を鮮やかに彩ってくれる。
 12月7日(日)に開催される「ぶり・ノーベル出世街道祭り」(主管:富山商工会議所)にも注目したい。「ぶり街道」とは、江戸時代、富山湾で水揚げされた寒ブリが富山から高山、松本まで運ばれたことに由来する交易の道。そして、近年ではこの街道沿線の市町村と縁の深い、田中耕一氏、利根川進氏、小柴昌俊氏、白川英樹氏の4名がノーベル賞を受賞したことで、全国から注目されている。県民会館南側にはノーベル街道のモニュメント「縄魂弥才(じょうこんやさい)」が先ごろ設置され、受賞者を育んだ地域の豊かな自然と文化を表現している。
 祭りでは、富山市から大沢野町、岐阜県神岡町、古川町、高山市へ寒ブリが運ばれ、寒ブリの贈呈式やブリ籠天秤担ぎなどが行われる。各地で寒ブリや塩焼きの振る舞い、寒ブリの解体ショー、海鮮大鍋などの味覚イベントも予定されているので楽しみだ。同日には富山発と高山発の「ぶり・ノーベル出世街道を訪ねる日帰り体験観光バスぷらん」も実施される(参加者募集中)。

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●富山の味覚・昆布じめを全国へアピール

 富山商工会議所と富山の味覚にちなんだ話題をもう1つ紹介しよう。同会議所青年部では、新しい「とやまブランド」として、富山の郷土の味覚「昆布じめ」を全国に発信したいとPRに力を入れている。「昆布じめ」とは、サス(カジキマグロ)やシロエビ、ヒラメ、タイなどを刺身にして昆布にはさみ、軽く重石をしてつくる珍味。魚の身が締まり、かむほどに昆布と素材の味が楽しめる。
 同会議所青年部では、10月に富山国際会議場で開催された「YEGフェア2003」(富山新発見---とやまブランドの確立)で昆布じめを富山の新ブランドとして提案し、注目を集めた。今後は、PR用キャラクターの活用や新しい材料を使った商品開発、市場調査、販路の研究に取り組んでいく。昆布じめの新しい「とやまブランド」化への取り組みは始まったばかり。同会議所青年部の活躍に期待したい。

問い合わせ
●「ホワイトイルミネーションとやま」について
富山市観光振興課
TEL.076-443-2072
●「ぶり・ノーベル出世街道祭り」について
富山商工会議所産業振興部
TEL.076-423-1170
●「昆布じめの新とやまブランド化」について
富山商工会議所青年部
TEL.076-425-6482

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