イベント

アーカイブ

2022年 12月 21日 [ イベント ]

No.1071:作家の世界観を視点ごとのぞき込むチャンス到来!「デザインスコープ」展、絶賛開催中。

富山県美術館では12月10日より、「デザインスコープ―のぞく ふしぎ きづく ふしぎ」を開催中<2023年3月5日(日)まで>。今記事では、「デザイン」というレンズを通した視点から制作された作品や企画展の詳細はもちろん、期間中に予定されているイベントについても、紹介する。

富山県美術館“5周年”の新たな目玉は、感覚に訴求するデザイン展


▲クリエイティブユニット・
SPREADによる展示


▲デザイナー、デザインディレクター・
狩野佑真氏による展示

「デザインというレンズを通した視点」を意味する造語を冠とした「デザインスコープ」展は、来館者それぞれがミクロ・マクロの視点から展示作品ひとつひとつを“のぞき込む”ことで、出品作家の意図だけでなく、自身の中の「気づく」「感じる」「発見する」をより深く掘り起こせる“参加型”の企画展となっている。開催初日にはオープニングセレモニーが催され、その直後には副館長とアートディレクターによる展示解説に出品作家4組(6名)が自らの作品紹介を添える形で、招待者・メディア向けの鑑賞会も行われた。

空間から彩られた、作家の世界への没入感の虜に


▲アーティスト・鈴木康広氏による展示

「デザインとアートが限りなく近づく現状と未来のデザインの可能性を俯瞰する」という趣旨の下、8作家(個人6名+ユニット2組)それぞれの「個性」と「視点」が開放された今企画展。館の2階(展示室2、3、4)には作家ごとのスペースが確保され、レイアウトや光、素材、ギミック、音、映像などを駆使して表現した「空間」を披露している。押し寄せ、包み込まれるような迫力は現地ならではの醍醐味なので、読者の皆様にもこの感覚を直接味わっていただきたい。

様々な派生イベント、ライブ配信なども続々。

ちなみに、3月5日までの開催期間中は、出品作家をゲストに迎えてのトークセッションも多数予定されている。直近では12月24日と25日、年明け以降は1月14日、2月11日、2月18日、3月4日に開催される予定。開催時間はいずれも14時からの90分間で、参加費は無料(展覧会は有料)なのでお気軽に。なお、セッションの組み合わせは企画展の特設Webページから確認でき、トークイベントの様子も「富山県美術館公式YouTubeチャンネル」にて無料ライブ配信されるので、こちらも予習やおさらいとしてチェックしておくとよさそうだ。また、2月19日15時からは、脳科学者の中野信子氏を迎えてのスペシャルトークも予定している。(要申込)

会場内はほぼすべての作品が撮影可能で、同時期開催で館内各所に作品が展示されている、林勇気《もうひとつの世界の見方002》およびSPREAD《Star*》を含むInstagram投稿キャンペーンも行っている。 また、デジタル技術を活用した取組みとして、Web上のヴァーチャル空間での3Dオンライン展示を実施する予定があるとのこと。こちらは鋭意制作中とのことで、特設Webページの更新を待とう。

【問い合わせ先】
富山県美術館
TEL:076-431-2711
●「デザインスコープ―のぞく ふしぎ きづく ふしぎ」展の詳細
https://tad-toyama.jp/exhibition-event/16596

●デザインスコープ展関連イベントや同時期開催のイベントは県美術館ホームページを参照
https://tad-toyama.jp/

コメント

その他のイベント

ページの先頭へもどる↑