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2020年 12月 23日 [ トピックス ]

No.982:黒部市に富山県北方領土史料室オープン!/年末年始は東京の日本橋とやま館へ

「富山県北方領土史料室」が黒部市コミュニティセンター(同市生地中区)3階に開設された。北海道以外では、自治体レベルで初となる北方領土啓発施設。元島民に関わる史料などを展示している。
 2020年もあとわずか。お世話になったあの方、親しい方へ、日本橋とやま館で年末年始の贈答品はいかが。

●北方領土からの引揚者が多い富山県


▲富山県北方領土史料室(左)
▲日本橋とやま館(右)


▲北方領土の模型などを展示(左)
▲富山県と北方領土のかかわりを紹介(中央)
▲北方領土方面のライブ映像(右)

 北海道の北東に浮かぶ、歯舞諸島、色丹島、国後島、択捉島のことを「北方領土」、「北方四島」という。富山県は、北方領土からの引揚者が北海道に次いで多い県。「富山県北方領土史料室」は、北方領土返還要求運動県民会議が北方領土問題対策協会と県、黒部市と共に整備した。北海道以外で自治体が北方領土関連施設を整備したのは初めてだ。

 コンセプトは「次世代につなぐ 返還実現の想い」。室内では、「富山県と北方領土のかかわり~知る・見る~」、「ふるさとと北方領土の史料の保存・継承~守る・つなげる」、「北方領土への理解と次世代の育成~聞く・学ぶ」の3つのテーマごとに、写真パネルや映像、資料などで富山県と北方領土のかかわりや歴史などを紹介する。

 越中(富山県)と蝦夷地(北海道)は、江戸時代には北前船交易により交流があった。「昆布ロード」と呼ばれる西廻り(日本海側)航路によってコンブが大坂などに運ばれ、富山はその中継地として発展していった。1874年(明治7年)には、生地村(現黒部市)の人々が北海道へ出稼ぎに行き、大きな利益を得て、以降、出稼ぎ漁民が増えていったとされる。明治の終わりごろになると、富山県では漁業不振と高波などの災害で漁民の生活は困窮し、新しい漁業を求め、県出身者を頼って大勢が出稼ぎに行った。「富山県の漁民は真面目によく働く」と歓迎され、北海道でも特に自然・生活環境が厳しい歯舞群島などをコンブの漁場として開拓した。大正になると、歯舞群島や色丹島に定住する漁民も増え、「越中村」と呼ばれる村もできた。冬は海が雪と氷で覆われるためコンブ漁ができず、富山に戻り、春に島へ戻る人たちもいた。

 第2次世界大戦でポツダム宣言を受け入れ、終戦を迎えたが、1945年8月28日から9月5日までの間に、ソ連軍が北方四島を占領。歯舞群島を中心に、県内の引揚者は1,425人。以降、四島は法的根拠なく占拠され、日本の領土にもかかわらず日本人が自由に行き来することはできない。

 「富山県と北方領土のかかわり~知る・見る~」では、県と北方領土とのかかわりや北方領土の歴史、自然などを紹介。「ふるさとと北方領土の史料の保存・継承~守る・つなげる」では、居住者がいた当時の住民台帳や、国後島・歯舞群島の居住図などの史料、北方領土の当時、現在の写真を展示。根室市納沙布岬、羅臼国後展望塔からの北方領土方面のライブ映像も見られる。

 「北方領土への理解と次世代の育成~聞く・学ぶ」では、元島民のインタビュー映像や北方領土の上空映像などを大型ディスプレイで紹介。「動画-仮想飛行」では、北方領土上空を仮想飛行できる。各島の地形などもよくわかる。また、「リンドバーグが見た北方領土」として、北太平洋横断の際の航路も擬似体験できる。元島民が描いた絵と文章も展示。生地駅から根室駅までの道中や、一家総出のコンブ漁、島での暮らしぶりなどがいきいきと綴られている。

●富山の味覚で年末年始を過ごす


▲富山直送の野菜を(左)
▲ワインやジャムが揃う(右)

 富山県アンテナショップ、日本橋とやま館のニュースもお届けしよう。今年は、新型コロナウイルス感染予防のために会えない方への贈答品が増えている。また、会食の機会が減ったり、年末年始の帰省を見送る方も増えたりすることから、自宅でちょっと贅沢な食事を楽しむ方も多い。

 日本橋とやま館で、贈答品として人気が高いのは定番のかまぼこやうどんだが、「富山湾産ぶりしゃぶと炙りぶりしゃぶのセット」(8,640円)、「富山干柿」(3,332円~)など、この季節ならではの富山の商品も好評だ。

 自宅用として人気のアイテムは、富山らしさのある少し贅沢な食が売れている。ブリしゃぶセット、かぶらずし、かまぼこと並んで人気があるのが昆布締めだ。昆布締め「ひらめ」(1,080円)、「甘えび」(1,080円)、「昆布締め・ひとりじめ」(735円)など、締めた身を少しずつ、そして何種類かを食べ比べられるものが人気だ。

 交流スペースでは、懐かしいふるさとの特産、富山の逸品に親しんでもらおうと、「富山のお正月を楽しもう」と題して「とやまの里山 お宝フェア」を開催中<12月30日(水)まで>。南砺市福光産の三社柿で作った干柿の「あんぽ柿のジャム」、山ぶどうを贅沢に使った「山ぶどうワイン」、砺波産の「マコモタケ」、五箇山品の「雑穀クッキー(またび)」など、富山の中山間地域のこだわりの美味しいものや手作り品のほか、生産者が自然に寄り添い、丁寧に育てた野菜も販売しており、好評だ(入荷日限定)。レンコン、里いも、銀杏、たけのこ(水煮)など、富山の味覚に囲まれて、年末年始を自宅でゆっくり過ごしてみてはいかがだろう。

 交流スペースでは、1月8日(金)から全国公開となる映画「大コメ騒動」のパネル展も開催中<1月18日(月)まで>。大正時代に新川地区で起こった史実「米騒動」をテーマに、富山県出身の本木克英監督がメガホンを取った話題作。「家族の命を守りたい!」と立ち上がった漁師町の「おかか」(女房)たちの姿をいきいきと描いた痛快エンターテインメントだ。主演は井上真央さん、富山県出身の室井滋さん、柴田理恵さん、立川志の輔さんも出演する。富山でロケを敢行。どんなシーンが見られるか楽しみだ。

 来年1月25日(月)~31日(日)の「富山はま作“きときといみず大漁まつり」も待ち遠しい。贅沢ランチが、旬の寒ブリや白エビの造り、茹で紅ズワイガニ、白エビかき揚げ、射水産コシヒカリのご飯のセットで3,900円<1日限定10食(30、31日は20食限定)>。ディナーコース<1月29日、30日、31日>は、バイ貝、富山湾海老食べ比べ、茹で紅ズワイガニ、寒ブリお造り、ブリ大根煮、射水産コシヒカリの蟹わっぱ飯、デザートなどをセットにして8,900円。

 日本橋とやま館では、「富山はま作“きときといみず大漁まつり”は寒ブリや紅ズワイガニなど、富山湾の冬の味覚を東京で、特別価格で味わえるチャンス。ぜひご予約を」と話している。

※日本橋とやま館は、12月31日(木)から1月3日(日)まで全館休館。1月4日(月)は初売りで、10:30から18:00までの短縮営業。
※ご予約:和食レストラン「富山はま作」、TEL.03-3516-3011

問合せ
●富山県北方領土史料室
TEL.0765-57-1011
FAX.0765-54-9147

黒部市企画情報課
TEL.0765-54-2115
FAX.0765-54-4461
https://www.city.kurobe.toyama.jp/index.aspx

●日本橋とやま館
TEL.03-6262-2723
FAX.03-6262-2724
https://www.toyamakan.jp/


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