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2020年 10月 14日 [ トピックス ]

No.973:富山県総合デザインセンターにバーチャルツアー特別ブース開設/D&DEPARTMENT TOYAMA GALLERYで「安川慶一の仕事展」

県総合デザインセンターは、県内企業を360度映像で紹介する「バーチャルツアー特別ブース」を開設した。センターの取組みや設備、県内企業のものづくりの様子を体感できる。
 また、富山県民会館内の「D&DEPARTMENT TOYAMA GALLERY」では、展覧会「安川慶一の仕事展」を開催中<2020年10月25日(日)まで>。秋風に誘われて、富山の魅力を発信する施設をめぐってみては。

●最新のVR(仮想現実)技術を体感!


▲バーチャルツアー特別ブース
(富山県総合デザインセンター)(左)
▲展覧会「安川慶一の仕事展」
(D&DEPARTMENT TOYAMA GALLERY)(右)


▲VRゴーグルを装着

 県総合デザインセンター展示室に設けられた「バーチャルツアー特別ブース」では、VR(仮想現実)技術を活用したコンテンツを、タッチパネルモニターとVRゴーグルを使って視聴できる。

 同センターは昨年5月にバーチャルスタジオを開設し、ものづくり企業を中心に開放している。スタジオには、住宅や建材、工作機械など大型設計物の図面や写真を実寸大で投影できる「大型3面シミュレーション装置」や、VRゴーグルを使って設計物の3Dデータを実寸大で立体的に確認することができる「デジタルデザイン検証装置」などを備えている。

 バーチャルツアー特別ブースは、来場者にVR技術を気軽に体験してもらうことや、新型コロナウイルスの影響で企業の工場見学の機会が減るなか、産業観光をバーチャルで楽しんでもらうことを狙いとして整備したとのこと。

 紹介しているのは、同センターの施設や取組みをはじめ、曲がる錫製品で知られる鋳物メーカーの能作(高岡市)、工業製品の実物模型製作のウイン・ディー(高岡市)、鍛造ホイール製造のTAN-EI-SYA(射水市)の3社の概要やものづくりの特徴など。工場内での製造の様子や工程などを臨場感たっぷりの360度映像で体感できる。

 VRゴーグルを装着すると、各企業のものづくりの様子が音声とともに映し出される。視線を動かすことで、上下左右、360度映像が見られ、工場内にいるような感覚が楽しめる。タッチパネルモニターでも同じ映像が見られる。なお、VRゴーグルは13歳以上から利用できる。利用無料。利用受付は平日と土・日曜(祝日除く)9:00~17:00。

●無名で偉大な「美」の求道者、安川慶一


▲安川慶一作「卓」(左)などを展示

 安川慶一は、富山県出身の木工家・建築家。柳宗悦の十大弟子の1人とも言われ、富山、そして全国の民藝運動隆盛に大きな役割を果たした。展覧会「安川慶一の仕事展」<主催:(一社)富山県西部観光社 水と匠、D&DEPARTMENT TOYAMA>では、その業績や民藝運動と富山のつながりなどを紹介している。

 安川は、明治35年(1902)、富山県立山町に生まれた。昭和2年(1927)、民藝運動の創始者・柳宗悦を京都に訪ね、以降、陶芸家の濱田庄司、河井寛次郎、染色家の芹沢銈介、板画家の棟方志功、英国人陶芸家のバーナード・リーチらとの親交が始まる。「民藝運動」とは、柳、河井、濱田らによって提唱された生活文化運動だ。「民藝」は、民衆的工芸品の略。柳は、意図的に美を追求した作品よりも、無名の職人によって産み出された生活用具に「自由で健康な美」が宿る例が多いことを発見した。戦中・戦後の激動の時代にあって、ただ健やかな「美」のある暮らしに道を求め続けた安川は、まさに生きる民藝だった。安川は、昭和20年(1945)に、富山民藝協会を組織。23年から松本民芸家具の製作指導にあたり、北陸銀行の家具一連の仕事をプロデュースする。40年、岐阜県の板蔵を移築改修して富山市民芸館を建設、初代館長となる。

 展覧会は、「つくる」、「みる」、「つなぐ」の3つの側面から安川の業績を紹介している。「つくる」では、作り手としての安川の仕事を木工作品、製作指導を行った松本民芸家具、城端別院・善徳寺内の研修道場はじめ、設計や改修を手がけた建築物で紹介。「みる」では、柳が高い信頼を寄せる、審美眼の持ち主として有名だった安川の国内外の蒐集品の一部を展示。「つなぐ」は、安川の生前の姿勢に学ぶ企画。貴重な所蔵品の特別販売もしているので、ぜひ手にとってみてはいかが。

問合せ
「バーチャルツアー特別ブース」について
●富山県総合デザインセンター
TEL.0766-62-0510
FAX.0766-63-6830
https://www.toyamadesign.jp/

「安川慶一の仕事展」について
●一般社団法人 富山県西部観光社 水と匠
TEL.0766-95-5170
FAX.0766-95-5171
https://mizutotakumi.jp/


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