トピックス

アーカイブ

2020年 6月 3日 [ トピックス ]

No.957:家事シェアで幸せづくり!新婚家庭向けのハンドブック作成

家庭内の家事・育児分担を考える「家族でハッピー!家事・育児分担キャンペーン」を展開中の富山県。キャンペーンの一環として、新婚家庭向けに『TOYAMA家事シェアスタートブック』を作成した。「家事シェア」新婚生活4つのポイントや、料理・掃除・洗濯をシェアする方法など役立つ情報を掲載!

●家事の負担を軽くし、家族がハッピーに

 「家族でハッピー!家事・育児分担キャンペーン」は、県民一人ひとりが、男性の積極的な家事・育児参画など、家庭内での家事分担について考える機会を創出することを目的としている。

 国の調査によると、富山県の男性の家事・育児時間は1日あたり1時間5分と、女性の7時間21分に比べて大変短い状況にある。共働き率は全国4位と高いが、家事シェア力ランキングは全国36位と低め。忙しいことで夫婦間のコミュニケーションが希薄になり、共働きなのに夫婦間での家事負担に差が出ているケースが多い。


▲『TOYAMA家事シェアスタートブック』


▲家事シェアのデータを紹介

 夫の家事・育児時間が長くなるほど第2子以降の生まれる割合が高い傾向にある。男性が家事・育児に積極的に関わることで女性にかたよっている負担を軽減し、家族で協力し合える良好な関係を構築してもらうことがキャンペーンの大きなねらいだ。

 『TOYAMA家事シェアスタートブック』(A5版、オールカラー、全10ページ)の冒頭では、日本、アメリカ、イギリス、フランス、富山県についてのデータにみる夫婦関係、富山県の共働き率、家事シェア力を掲載。「2人で築いていく結婚生活。家事がどちらかの負担になることのないよう、家事を“共有”する意識をもって新生活をスタートさせましょう」と呼びかけている。

●自分たちにあった家事のやり方を探っていこう!


▲洗濯編と番外編のページ

 『TOYAMA家事シェアスタートブック』では、まず、「2人がどう暮らしていきたいのか、語り合おう!」、「家事は2人の“自分事”!」、「情報共有ですれ違いをSTOPしよう!」、「自分たちにあった家事のやり方を探っていこう!」と、「家事シェア」新婚生活4つのポイントを紹介。「情報共有ですれ違いをSTOPしよう!」では、“名もなき家事”を取り上げ、不要なチラシを捨てるなど、一見、家事とは認識されていないことにも目を向けようとアドバイスする。「自分たちにあった家事のやり方を探っていこう!」では、家事が得意な方が全体をマネージメントし、もう一方は指示されたことを行う「トップダウン型」、料理は妻、洗濯は夫と項目ごとに主な担当者を決めて取り組む「プロジェクト型」、状況に合わせて、できる方が臨機応変に対応する「スクラム型」を例に挙げる。

 料理、掃除、洗濯についてシェアする方法も紹介している。洗濯編では、繊細なものはネットに入れるなど、洗濯前のルールを共有することや、ハンガーで干してそのまま収納する方法、自分の服は自分で管理するなど、収納は“人別”にキッチリ分けることを提案する。番外編では育児について取り上げ、子育ては2人で挑む期間限定プロジェクトと紹介。「ニコニコ顔で、“ママ”と呼んでくれるこの子のために頑張ろうと思うようになった」、「守るものができて、仕事も頑張れるようになった」「家族で遊べる休日が楽しみになった。家事もするようになり人生が充実している」など、富山のママ、パパの声も取り上げている。

 富山の夫婦から聞いた「料理、掃除、洗濯のココがおっくうTOP3」、食材やおかずの作り置き代行やエアコンのハウスキーパー、衣服のクリーニングの活用をすすめる「ニガテは外注!」などのコーナーは、家事の総量を減らすうえでの参考になるだろう。

 『TOYAMA家事シェアスタートブック』は、県内各市町村婚姻届提出窓口で配付・設置するほか、県少子化対策・県民活躍課ホームページからダウンロードできるので、アクセスしてみよう。

 県少子化対策・県民活躍課は、「家庭内でかたよっている家事・育児の負担を減らし、家族で協力し合える良好な関係を築くきっかけとしていただければ」と話している。

問合せ
●富山県総合政策局 少子化対策・県民活躍課
TEL.076-444-3137
FAX.076-444-3479
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1017/
https://www.kajiikuji-toyama.jp/


コメント

その他のトピックス

ページの先頭へもどる↑