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2014年 10月 29日 [ 特産品 ]

No.681:色とりどりの「とやまのカラーフード」を召し上がれ!

 ご当地カラーラーメンに、ブラックコロッケ、赤むすび、赤巻かまぼこ……11月1日(土)~3日(月・祝)、横浜で開催される「第10回全国ふるさとフェア2014」に「とやまのカラーフード」が出展する。富山県では、色合いに特徴のある県内のご当地食を「とやまのカラーフード」に選定し、食のイベントなどで魅力を発信中。舌だけでなく目でも楽しい「とやまのカラーフード」を首都圏でも味わってほしい。

●富山の食文化に根ざしたご当地食、色の魅力を


▲とやまのカラーフード(左)
▲富山ブラック黒醤油らーめん(中央左上)
▲高岡グリーンラーメン(中央右上)
▲赤巻かまぼこ(中央左下)
▲ブラックコロッケ(中央右下)
▲富山県産ハーブティー コモンマロウ(左)

 海、野、山の食材が豊かで、各地で多彩な食文化が花開いている富山。近年、県内では色に特徴のあるご当地食が続々と登場し、注目を集めている。富山の食文化に根ざしたB級グルメ“ブラックラーメン”はその先駆とも言えるソウルフード。県外で人気が高まり、その漆黒のスープの魅力にあらためて気づかされた人も多いだろう。

 そんな県内のカラフルな食品、メニューを1つのブランドとしてまとめたのが「とやまのカラーフード」。“商品の名前に色が入っていること、または商品の色にインパクトや意外性があること”、“富山の食材を一つ以上使用しているか、または富山の食文化に根ざしたものであること”などを条件に対象商品を募集し、フードコーディネーターや料理人、特産品開発などの専門家による試食会を経て、今年7月に20品目の商品が選定された。色は、味、香りとともに美味しさを感じさせる大きな要素。彩りの良いものは食欲を刺激してくれるだけに、味わう前に期待も高まる。

●ラーメン、コロッケなど20品目の商品を選定


▲入善ブラウンラーメン(左上)
▲おやべホワイトラーメン(右上)
▲シロエビ塩らーめん(左中央)
▲富山ブラックカレー(右中央)
▲黒むすび(左下)
▲赤むすび(右下)

 20品目の選定商品から、まずはラーメンを紹介しよう。「富山ブラック黒醤油らーめん」(黒色)は、東京ラーメンショーで3年連続売上げ第1位を記録し、富山ブラックラーメンを全国に知らしめた逸品。秘伝の魚醤を長時間煮込むことで生まれたコクとキレのある黒いスープが特徴。“富山湾の宝石”と称されるシロエビの殻干しでダシを取った「シロエビ塩らーめん」(白色)は上品であっさりとしたスープが人気だ。辛味噌仕立ての「高岡グリーンラーメン」(緑色)は、県内一の生産量を誇る高岡産ほうれん草をペーストにして、豚骨スープと合わせることで緑色に。柚子味噌や辛味噌を溶かすことで三度味の変化を楽しめる。「おやべホワイトラーメン」(白色)は小矢部産の生卵を練りこんだ麺と、メルヘンポークを使った肉みそが深い味わいを醸し出す。入善町商工会青年部有志が合同会社を設立して商品開発した「入善ブラウンラーメン」(茶色)は、海老味噌スープと入善海洋深層水を使った麺がハーモニーを奏でる。

 カラフルなコロッケも召し上がれ!富山ブラックラーメンをイメージした「ブラックコロッケ」(黒色)はジャガイモを醤油や黒胡椒、チャーシューで味付け。また、イカ墨を練り込んでブラックを強調した。「ホワイトコロッケ」(白色)は白いとろろ昆布の塩味と県産コシヒカリの甘味がマッチしたしっとりコロッケで、昆布の消費量が日本一の富山ならではの商品。「ご当地カラーコロッケ」(多色)は高岡産ほうれん草、高岡産さつまいも、高岡産にんにく、高岡産かぼちゃ、富山県産豚肉などを使って多色に仕上げた。「ブラックコロッケ」、「ホワイトコロッケ」は昨年開催された全国コロッケフェスティバルで初代グランプリに輝いた逸品。色とりどりで、どのコロッケにしようか、迷ってしまいそうだ。

 カラフルな見た目が刺激的な飲料も紹介しよう。富山県産ハーブティー「コモンマロウ」(青色)は鮮やかな青色。ハーブ農家が自然栽培したコモンマロウ(アオイの仲間)の花びらを使用しており、花びらのアントシアニンが美しい青色の理由だ。レモンを一滴たらすと、みるみるうちにピンク色に変化するのも見ものだ。「富山ブラックサイダー」(黒色)は富山ブラックラーメンのやみつき感をイメージして商品開発。カラメル色素に香辛料抽出物(ブラックペッパー・唐辛子)などで醬油の風味、胡椒のスパイシーさを表現した。


▲ホワイトコロッケ(左上)
▲ご当地カラーコロッケ(左中央)
▲氷見牛入りブラックカレーパン(左下)
▲源平さくら塩(右上)
▲源平さくら漬け大根(右下)

 「富山ブラックカレー」(黒色)はスパイスと和漢素材を使った薬膳カレー。黒豆のホクホクとした食感、イカスミのまろやかさ、黒胡椒のピリッとした辛みが冴える。くすりの富山を代表する製薬会社が作っただけに健康にも良さそうだ。「黒むすび」(黒色)はコシヒカリと古代米を交配させて育成された富山限定のブランド米を使用。「赤むすび」(赤色)は、米ぬか層に含まれる抗酸化成分が生活習慣病予防などに有効。「氷見牛入りブラックカレーパン」(黒色)は竹炭を生地に混ぜ込んだことで黒色に。竹炭はミネラルも豊富で、デトックス効果も期待できる。小矢部・倶利伽羅峠の八重桜の花びらだけを塩漬け(海洋深層水塩入り)にして粉末にした「源平さくら塩」(桃色)は桜の色と香りが魅力。「源平さくら漬け大根」(桃色)はさくら塩を作る際の塩水を使用するため、外はピンクで、中身は白色。ほんのりと桜の香りが漂う。

 富山の伝統食にも色に魅力がある。低脂肪、低カロリーかつ良質なタンパク質として知られるかまぼこの中で「赤巻かまぼこ」(赤色)は白地に渦巻き状の赤色、「昆布巻かまぼこ」(黒色)は白地に渦巻き状の黒色が映える。「黒作り」(黒色)は発酵・熟成させたイカの墨と肝、塩漬けした細切りのイカとを混ぜ合わせた塩辛。白いご飯の上にのせると黒色が際立つ。「シロエビ昆布〆」(白色)は、シロエビの白い身とおぼろ昆布のコラボレーション。優しい色合いと繊細な味わいに心身も癒される。

●豊かな風土に彩られた食の魅力を


▲(左から)昆布巻かまぼこ、黒作り、
シロエビ昆布〆、富山ブラックサイダー

 「全国ふるさとフェア2014」は、全国からご当地食が集まるグルメフェスティバル。横浜市中区にある横浜赤レンガ倉庫のイベント広場を会場に、産地直送の特産品のPRや販売、地方の名産品を紹介する飲食店などのブースがずらりと並ぶ予定だ。昨年のフェアの来場者数は35万人。富山県では、来年3月14日(土)の北陸新幹線開業に向け、フェアで初めて「とやまのカラーフード」として3ブースを出展し、富山の食の魅力を首都圏にPRする。パッケージ商品の試食・販売のほか、ご当地カラーラーメンやコロッケなどはその場でアツアツを提供する。

 フェア会場では、「とやまのカラーフード」に関するアンケートに答えた方の中から抽選で「とやまのカラーフード」選定商品をその場でプレゼント。また、はずれた方ももれなく富山グッズがもらえるので気軽にアンケートに答えてほしい。

 富山県商業まちづくり課では、「20品目のご当地食をカラーフードとして統一したブランドでPRし、販売する取組みは全国でも珍しいのではないでしょうか。全国ふるさとフェア2014で、富山の風土から生まれたカラーフードをぜひ味わってみてください。県内のカラーフードの概要や色のヒミツ、提供する飲食店情報などを掲載したマップも作成しました。イベント会場で配布するほか、富山空港や観光案内所などにも配置します。県のホームページ(http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1306/kj00014480.html)にも掲載しておりますので、ぜひご覧ください。北陸新幹線開業後、マップ片手に富山をめぐってみてはいかがでしょうか」と話している。

 なお、TJN読者プレゼント企画として、「富山ブラック黒醤油らーめん『黒』、シロエビ塩らーめん『白』の箱入り(各2食)」を1名様、「源平さくら塩『桃色』」を1名様、「富山県産ハーブティー コモンマロウ『青』」を1名様に抽選でプレゼントします(当選商品は一任ください)。プレゼント内容「とやまのカラーフード」・氏名・郵便番号・住所・メールアドレス・電話番号・記事を読んでのご感想をご記入のうえ、お送りください。<11月2日(日)締切り。発表は発送をもって代えさせていただきます。>

問い合わせ
●富山県商工労働部商業まちづくり課
TEL.076-444-3251
FAX.076-444-4403
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1306/

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