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2012年 6月 20日 [ トピックス ]

No.561-2:鳥のように森の中を滑空!「ジップライン・アドベンチャー立山」

アウトドアシーズン本番。大自然の中での新感覚エコツアーとしておすすめしたいのが、立山山麓スキー場で人気上昇中の自然体験施設「ジップライン・アドベンチャー立山」。標高約1,200mのゴンドラ山頂駅周辺の森の中に張られたワイヤーロープを滑り降りる、スリル満点、爽快アドベンチャー。富山平野や富山湾、立山連峰を鳥の目線で眺められる。今夏、立山山麓の大自然に触れてみてはいかがだろうか。

▲ジップライン・アドベンチャー立山

●北陸初の新感覚・自然体験施設

 アウトドアシーズン本番。大自然の中での新感覚エコツアーとしておすすめしたいのが、立山山麓スキー場で人気上昇中の自然体験施設「ジップライン・アドベンチャー立山」。森の中に張られたワイヤーロープを、滑車(プーリー)にぶら下がりながら滑り降りる、爽快アドベンチャー。大地や大空を鳥のような目線で眺められる。今夏、立山山麓の大自然に触れてみてはいかがだろうか。

 「ジップライン・アドベンチャー立山」は昨年7月、らいちょうバレーエリアにオープン。標高約1,200mのゴンドラ山頂駅周辺の森の中に、日本海ライン、立山ラインなど6つのコースが設けられている。イメージとして、公園などに設けられた、ワイヤーに吊り具を取り付けたアスレチックを思い浮かべてほしい。ただし、ジップラインは登山用の滑車を装備し、森の中を滑空する本格的なアクティビティ。長さがあり、地上からも高さがあるのでスリル満点。ターザンになったような気分で、風を切って滑空できる。

 ゴンドラ山麓駅で受付を済ませたあと、プーリー、ハーネス、ランヤード(命綱)、ヘルメット、グローブを装備し、フライトブリーフィング(事前講習)へ。スタートや滑空、着地時の姿勢や仕方、装備品の使い方などについて、ガイドが教えてくれるので初めてでも安心だ。山麓駅と山頂駅に練習用ラインがあり、事前に滑空の感覚がつかめる。山麓駅から山頂駅までは全長1,831m、8分ほどのゴンドラの旅。ぐんぐん標高を上げ、フライトへの期待も高まる。

●全コース6本、爽快、絶叫の空中散策

 スタートとなる1番目の「わくわくライン」は、全長48mとやや短く、足慣らしのラインだが、地上からの高さが最大で6.7mもあるので、空を飛んでいるような不思議な浮遊感が楽しめる。2番目の「日本海ライン」は全長136m、最大地上高12.1m。眼下に広がる立山山麓や富山平野のパノラマを楽しみたい。3番目の「ハッピーライン」(全長93m、地上高15.4m)は、7本の柱と2つのベルがある「幸せの鐘」や「展望台」へのアプローチ。滑空後、ベルを鳴らし、透き通った響きを聞いてみよう。4番目の「かもしかライン」は、森の中にワイヤーロープが伸びる全長66m、地上高6.9mのコース。森に暮らす野鳥やカモシカを間近で見られるかも。コース5番目で全長129m、地上高6.5mの「黄金ライン」は右手に戦国武将・佐々成政の埋蔵金伝説で知られる鍬崎山を眺めながら滑空できる。6番目の「立山ライン」は全長158m、地上高16.1mと、すべてのコースの中で最も長く、地上高がある。コース表はインターネットで確認できるので、事前にイメージトレーニングをして気分を高めていこう。

 個人、団体・グループを問わず、ガイドが全コースに付き添うから安心。各コース間は歩きとなるが、森のガイドもしてくれるので楽しい。全6コースの所要時間は約90分。平日は1日3回(9:00、11:30、14:00)、土・日曜・祝日・8月は、5回(平日の時間に10:30、13:00が加わる)実施。15分前までにゴンドラ山麓駅ビジターセンター内の受付に集合。料金はジップラインとゴンドラ乗車で大人3,300円、中高校生2,800円、小学生2,300円。前日16:30までの予約制(予約ダイヤル076-481-1633)、インターネットでも予約ができる。
 大山観光開発(株)では、「慣れてくると、ハンドルから手を離したり、後ろ向きになったりしながら滑走を楽しめます。リピータも増えています。鳥のように立山山麓や富山平野、立山連峰の眺望を満喫ください」と話している。

●夏の暑さを逃れ、清涼感たっぷりの「百間滑」と「龍神の滝」へ

 立山山麓は、訪れるだけで五感が癒され、リフレッシュできる土地ということが科学的に証明され、特定非営利活動法人森林セラピーソサエティから「森林セラピー基地」に認定されている。大品山トレッキングコースや白樺の小径コースなど、トレッキングコースや散策ポイントが整備されており、子どもからシニアまでゆっくりと自然に触れられる。「ジップライン・アドベンチャー立山」を体感したあとは、トレッキングに出かけてみたい。

 暑い夏におすすめしたいのが、清涼感たっぷりの「百間滑(ひゃっけんなめ)」と「龍神の滝(たつがみのたき)」のコース。ゴンドラ山麓駅から家族旅行村を抜け、粟巣野スキー場方向へ歩く。案内板があるから安心だ。スキー場では「馬の背」から「百間滑」へ遊歩道が整備されている。石段が続いているので、ゆっくりと上がっていきたい。上りきると、「百間滑」に到着(ゴンドラ山麓駅から約2.3km、徒歩約60分)。大きな岩の肌を滑るように水が流れていく。その脇には、堂々たるタテヤマスギの古木。水音や野鳥のさえずりが周囲の木立にこだまし、なんとも涼しげだ。夏の夕立の後、龍がここで遊ぶといった伝説があり、“美しい日本の歩きたくなるみち500選”(美しい日本の歩きたくなるみち推進会議)に選ばれているのもうなずける。

 「百間滑」から牛首谷沿いの山道を約0.5km、15分ほど上っていくと、緑の樹木の間から「龍神の滝」が現れる。落差40mほどの白い筋は、天に昇る飛龍のようにも見える。気品があり、富山の滝37選に選ばれている。ベンチが遊歩道沿いに設けられているので、滝を見ながら一息つくとしよう。

 7月28日(土)には、立山山麓トレッキングイベントとして、「森林セラピートレッキング(百間滑コース)」が開催されるので、ぜひ参加を。温泉入浴・ランチ付で大人3,000円、小学生2,000円。ランチは、粟巣野産の蕎麦の予定。応募方法は、往復ハガキに住所、氏名、年齢、電話番号を明記して、〒930-1454 富山市原55 立山山麓トレッキングイベント実行委員会<森林セラピートレッキング(百間滑コース)>まで(締切7月21日(土)消印有効)。詳細は同実行委員会<大山観光開発(株)内、TEL.076-482-1311>へ。

▲百間滑(左)▲龍神の滝(右)


問い合わせ
●大山観光開発(株)
TEL.076-482-1311
FAX.076-482-1312
http://www.tateyama36.co.jp

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