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2011年 12月 28日 [ トピックス ]

No.538-3:ふるさと富山をカードでPR!「ご当地対戦 キトキト!富山編」


 対戦カードに、チューリップや寒ブリ、黒部ダムなどのイラストがずらり……。富山の名物を題材にしたカードセット「ご当地対戦 キトキト!富山編」が話題となっている。ふるさと富山の魅力を全国に発信しようと、高岡市福岡町出身の会社員、久田悠さん(東京)が企画、製作した。郷土愛の育成や観光PRなどへの活用を提案している。


●ゲームを楽しみながら富山の名物を学ぶ

 対戦カードに、チューリップや寒ブリ、高岡コロッケ、高岡大仏、黒部ダムなどのイラストがずらり……。富山の名物を題材にしたカードセット「ご当地対戦 キトキト!富山編」が話題となっている。ふるさと富山の魅力を全国に発信しようと、高岡市福岡町出身の会社員、久田悠(東京)さんが企画、製作した。ブームとなっているカードゲームで、郷土愛の育成や観光PRなどへの活用を提案している。

 ゲームは、「特産者」と呼ばれる二人のキャラクター「石動シンイチ」と「表島アスカ」が富山をPRするために戦うという設定。キャラクターカード2枚と、ご当地名物カード14枚が1セットになっており、2セットで対戦が楽しめる。プレイヤーはどちらかのキャラクターを選んで、ゲームをスタートさせる。

 上京後、ふるさと富山への想いを強くしたという久田さん。製作にあたり、東京・有楽町にある県アンテナショップ「いきいき富山館」でカードに登場させる富山の名物を調べ、イラストや解説文の参考にした。「ご当地対戦」の題字は、劇画作家として知られる平田弘史さん、ご当地名物カードのイラストは第一線で活躍するイラストレーター7人が担当した。ブリやホタルイカなどは細部まで忠実に描かれ、迫力満点。高岡コロッケや五箇山の合掌集落、富山の薬売りは郷愁をそそる柔らかなタッチで描かれている。

 カードには、名物の説明も添えられている。「富山のチューリップ」には「……世界的にも認められる随一の品質と信用を保っている。広大な平野に鮮やかに咲き誇るチューリップはまるで花の絨毯のよう」、「氷見の寒ブリ」には「天然の生簀と称される豊かな富山湾で冬に水揚げされる極上の寒ブリは脂がたっぷりのった絶品……」、「高岡コロッケ」には「……高岡市は“コロッケの街、高岡”と町おこしに起用し、市内の店舗や道の駅では個性的なコロッケが誕生。市民のソウルフードである熱々のコロッケを片手に歴史ある高岡の町並みを散策してみては?」と紹介。それぞれのカードを読めば、富山についての知識が深まる。

●ふるさとへの想いがカードに

 遊び方を紹介しよう。プレイヤーは、ご当地名物カードを10枚選び、山札とする。山札から手札を場に出し、サイコロを振ってカードに記載された目が出れば、特産品が発動し、表記のAP(アピールポイント)を獲得できる。同時に特性が発動して、いろいろな効果も得られる。APがたくさん得られる強いカードは出目が少なく、なかなか発動しないバランスになっている。発動したカードは「思い出」(捨て場)に移動でき、一枚移動すると、山札から新たに一枚引くことができる。どちらかのプレイヤーがすべてカードを「思い出」に移動させ、なくなったらゲームセット。その時点でAPが多いプレイヤーの勝利。また、先に200APを獲得すれば、その時点でコールド勝ちとなる。

 カードは、今秋完成後、都内で行われた自主制作漫画誌展示即売会のイベントや、秋葉原のカフェ、池袋サンシャインで行われたニッポン全国物産展・富山ブースで展示され、好評を得たという。現在、コミック&同人誌専門店「COMIC ZIN」(秋葉原、新宿)で取り扱っており、値段は1セット1,050円(送料別)。

 久田さんは、「子どもから大人まで楽しめるカードゲーム。“ご当地大戦”がご当地PRの新しい形の1つになれば幸いです。興味のある方は、PV動画もご覧ください。都内での販売が中心で、富山県内の道の駅や観光施設、公共施設などで置いてくださるところがありましたら是非、お願いいたします。次回作は東北を予定しています。復興の一助になればと思っています。ご期待ください」と話している。




問い合わせ
●HISADAKE
Mail info@gotouchitaisen.jp
http://www.gotouchitaisen.jp/

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