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2011年 8月 17日 [ トピックス ]

No.519-2:めくるごとに“富山な暮らし”……『とやま日季』2011夏秋号発行‐30名様にプレゼント!‐


 自然体の富山の暮らしと、旬の話題を紹介する『とやま日季』2011夏秋号が発行された。東京から富山に移住し、農薬や化学肥料を使わない農業を実践する家族を紹介した「とやま暮らし日季」、東日本大震災を受けて、関西学院大学総合政策学部の室﨑益輝教授と石井知事が、これからの防災のあり方について語り合った「あしたへ、つなぐ富山対談」、新コーナーの「とやま・ときの旅語り」など、今号も“富山な暮らし”が満載だ。

●農業体験や自然体験を通して“いのち”の温もりを伝える

 自然体の富山の暮らしと、旬の話題を紹介する『とやま日季』2011夏秋号が発行された。表紙は、大地を深くえぐる、落差日本一の大滝・称名滝と緑の大地が広がる弥陀ヶ原、そして険しい山稜を見せる立山の空撮写真。立山黒部アルペンルートの曲がりくねった道も印象的だ。高原には、チングルマやタテヤマリンドウなど可憐な花々が咲き誇っているという。短い夏が終わるとやってくる、紅葉シーズンも待ち遠しくなる。

 「とやま暮らし日季」では、29年前に東京から富山に移住し、現在、富山市南部で農場「土遊野(どゆうの)」を営む橋本秀延さん、順子さん、めぐみさん家族をクローズアップ。農場では、農薬や化学肥料を使わない、持続可能な有畜複合循環型農業を実践し、アイガモ農法による無農薬の棚田米をはじめ、季節の野菜、1,000羽の平飼いのニワトリから毎日約600個産まれる卵の販売を手掛けている。橋本さん家族は、子どもたちや国内外から人を迎え、農業体験や自然体験を通して“いのち”の温もりを伝えている。春には、棚田の田植えや野菜の種まきのほか、アイガモの孵化、ニワトリの産卵の様子も見られる。「産まれたての卵は、熱いぐらい温かいんです。スーパーの冷たい卵しか知らない子どもたちに、手のひらで、五感でいのちの温もりを感じてほしい」と順子さん。橋本さん家族の暮らしや生き方に惹かれて、静かな山里に、今日も全国から人が訪れている―。

 「あしたへ、つなぐ富山対談」では、東日本大震災を受けて、関西学院大学総合政策学部の室﨑益輝教授と石井知事が、これからの防災のあり方について語り合った。富山県では、平成24年春に新しい消防学校・防災拠点施設である広域消防防災センターが開設される。ハード面では、消防職団員への高度な訓練が可能になる高さ45mの主訓練塔(日本一の高さ)や水深10mの可動式の潜水プールなどを備えている。「これからの防災は、ヒューマンウエアとハイテクノロジー。防災の一番大切な部分は人。危機を感じる感性を磨き、災害に強い人を作らなければならない」と話す室﨑教授に対し、石井知事は「消防職団員の訓練を子どもたちが見学して、刺激を受け、防災意識が高まる、消防職団員も励みになる、というようにしたい。地域で防災や安全なまちづくり、危機管理への意識がきちんと育まれていくようにしていきたい」と答えている。

 食にまつわる、リレーエッセイ「おいしい暮らし」では、富山県立近代美術館の八木近直館長が富山湾の夏の味覚、天然の岩ガキを取り上げている。「フランス料理に見事に仕上がった岩ガキのソテー。ナイフを入れると、中から汁が出てくる。焼き上げた部分はカリカリとしてうまい。“外はカリッと、中はジューシー”である。焼き加減は、多分難しいのであろう。絶品であるゆえんである」と焼いた岩ガキの美味しさを表現している。

 「とやまストリーム」では、5月に皇太子殿下をお迎えして開催された第22回全国「みどりの愛護」のつどいを紹介。全国のみどりの愛護の関係団体など約1,500人が参加し、表彰や活動紹介などの式典が行われた。式典は、東日本大震災の犠牲者を悼む黙とうで開始。会場となった富山県富岩運河環水公園でのソーラー船「sora」の運航、皇太子殿下による記念植樹などの模様も伝えている。

●新コーナー「とやま・ときの旅語り」

 今号から始まった「とやま・ときの旅語り」では、南砺市の瑞泉寺を取り上げている。木造建築の寺院として日本でも有数の規模を誇る瑞泉寺は、井波彫刻の始まりの地。竜の彫刻で知られる山門や本堂などに彫られている彫刻、欄間の数々を鑑賞する旅を提案している。

 「いいモノ、いいコト。」では、暑い夏にぴったりの「大門素麺」(富山県推奨とやまブランド)を紹介。現在、砺波市の大門地区では、19軒の生産者が大門素麺の伝統の製法と味を守っている。市内の飲食店では、1年中、大門素麺を味わってもらおうと、新メニューを開発しているという。『とやま日季』にはさみ込まれたアンケートに答えると、大門素麺(3個セット)を抽選で5名様にプレゼント。9月30日(金)アンケート到着分まで有効となっているからぜひ回答してほしい。

 『とやま日季』2011夏秋号は、A4判、オールカラー、16頁。東京・有楽町の「いきいき富山館」、東京、大阪、名古屋の富山県事務所のほか、県内ではいきいきKAN(富山駅前CiCビル5階)、県刊行物センター(県民会館1階)、道の駅、ドライブインなどで配布されている。

 『とやま日季』2011夏秋号を抽選で30名様にプレゼントします。プレゼント応募フォームに、プレゼント内容「とやま日季」・氏名・郵便番号・住所・メールアドレス・電話番号・記事を読んでのご感想をご記入のうえ、お送りください。<8月21日(日)締切り。発表は発送をもって代えさせていただきます。>




問い合わせ
●富山県観光・地域振興局地域振興課
TEL.076-444-9605
FAX.076-444-4561
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1400/

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