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2007年 8月 22日 [ 特産品 ]

No.314-2:1箱1万円の贈答用かきやまを商品開発 —1名様にプレゼント!—


 清らかな水と豊かな大地で育った富山産のうるち米や、富山湾のシロエビなど、富山の素材を使って、あられやせんべいなどを製造・販売する「日の出屋製菓産業」(南砺市)では、1箱1万円(税別)の贈答用かきやまの詰め合わせ「のぶゆき」を商品開発した。原材料に地元産の餅米「新大正糯米」を使用し、職人が備長炭でひと粒ひと粒、一枚一枚を手作業で丹念に焼き上げたこだわりの逸品だ。

●備長炭で一枚一枚を手焼きして

 清らかな水と豊かな大地で育った富山産のうるち米や、富山湾のシロエビなど、富山の素材を使って、あられやせんべい、かきやま(かきもちのこと。富山では古くから保存食として、餅を薄く切って焼いて食べる食文化があり、同社では“かきやま”と呼んでいる。)を製造・販売する「日の出屋製菓産業」(南砺市)では、1箱1万円(税別)の贈答用かきやまの詰め合わせ「のぶゆき」(内容量545g)を商品開発した。手づくりならではの高品質にこだわり、消費者の高級志向に対応。既存製品と差別化し、付加価値の高い商品を販売することで、ブランド力の強化を図る。
 
 「のぶゆき」は、原材料に地元産のもち米「新大正糯米」を使用し、あえて機械に頼らず、職人が備長炭でひと粒ひと粒、一枚一枚を手作業で丹念に焼き上げたこだわりの逸品。担当するのは、この道に入って半世紀以上という山本武さん。作業を紹介すると、まず杵でついた餅をほどよく乾燥させる。赤く燃える炭を白い灰でほどよく覆って温度を下げ、適度な熱が餅に伝わるように炭を並べ替え、網に乗った餅を反しながらゆっくり焼き上げていく。そのあとは味付け。適度に温められたタレを丁寧に刷毛で塗っていく。均一な味になるように1個1個吟味しながら刷毛をさばく‥‥。
 
 「美味しくて、食べるのがもったいないといわれるようなかきやまをつくりたい」と山本さん。かきやまは、まさに山本さんに命を吹き込まれたよう。遠赤外線の効果で生地の芯までしっかり焼き上がっている。表面の焼き色もこんがりと美しく、もち米本来のこうばしさが引き出されている。

 商品名の「のぶゆき」は創業者の名前から取り、原点回帰の思いを込めた。“ゆき”には富山の雪景色のイメージを持たせたという。1箱には、胡麻、大豆、海苔など10種類が2段になって納められている。箱は印籠式の特注高級箱で、表装に描かれたシャナゲも印象的。気密性が高く、かきやまを食べ終えたあとは収納にも利用できる。

●五箇山の「悠久紙」を包装紙に

 包装紙に五箇山の和紙「悠久紙」を使用している点も特徴だ。五箇山の寒冷な気候を生かした楮(こうぞ)和紙の生命力は強く、千年近く経ても変化しないといわれており、ものづくりへの思いが「のぶゆき」と相通じることから用いたという。封筒として再利用できるように、裏面に切り取り線が入っていることもポイント。

 「のぶゆき」は、予約を受けてから手づくりして販売するスタイルをとる。お盆シーズンには初回分として100個限定で生産し順調な売れ行きを示した。同社では、高級品ながら販売に確かな手ごたえを感じたという。

 日の出屋製菓産業の川合声一社長は「食に対して安心・安全を求める消費者の声が高まっている。顧客に材料の産地を明らかにし、品質を保証する“地産地証”を経営のキーワードに掲げ、本物の味をつくり続けていきたい。また、有機栽培のもち米などの導入を積極的に進めていきたい。のぶゆきは昔ながらの製法で一枚一枚丹念に手焼きしている。職人技の伝承を目的に、職人集団の育成にも力を入れている」と話している。

 なお、日の出屋製菓産業から「のぶゆき」を抽選で1名様にプレゼントします。プレゼント応募フォームに、プレゼント内容「のぶゆき」・氏名・郵便番号・住所・メールアドレス・電話番号、記事を読んでのご感想をご記入のうえ、お送りください。<8月26日(日)締切り。発表は発送をもって代えさせていただきます。>



問い合わせ
●日の出屋製菓産業
TEL.0763-52-3011
FAX.0763-52-2153
http://www.hinodeya-seika.com/

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