特産品

アーカイブ

1998年 6月 25日 [ 特産品 ]

No.021-5:富山県の名水の里からミネラルウォーターが登場!


■テーマパークや全国の空港売店で販売、国際線ファーストクラスにも搭載。
 富山県入善町の企業、(株)富山ビバレッジが商品化したミネラルウォーター『日本の銘水・黒部天然水』は4月中旬より、東京ディズニーランドで発売されたのを皮切りに、羽田、成田と順次全国の日航商事空港売店で販売され好評を博している。また、キャセイ・シンガポール・イギリスのブリティッシュ・バージン等の国際線ファーストクラスにも試験搭載された。
 このミネラルウォーターには、環境庁の「日本名水百選」に選ばれた黒部の銘水を使用。容器のペットボトル表面にギザギザ模様のクリスタルカットをつけて清涼感を強調、ラベルには高山植物のチングルマの花が描かれている。同社の三浦喜市代表取締役は、「若い女性や外国人にも受け入れやすいおしゃれなデザインにした」と、容器にまでこだわった一面を見せる。

■黒部・立山の大自然がおいしい水をつくる。
 黒部・立山の大自然が作り上げる『日本の銘水・黒部天然水』は、北アルプスの雪解け水が花崗岩の地層深く浸透しながらゆっくり濾過され、長い年月をかけて黒部川水系に流れ込み、扇状地から湧き出てくるもの。黒部川の扇状地に位置する黒部市や入善町の水は、県内でもおいしくて豊富な地下水で知られ、いたるところに自噴水が見られる。同社では、その扇状地の付根のところで汲み上げている。

■おいしい水の要件がそろっている。
 おいしい水の要件は、一般的に次のようなものがあげられる。
(1)硬度が10〜100mg/lの範囲内とされ、その数値が低いほどクセのないまろやかな味になる。『日本の銘水・黒部天然水』は、硬度が37mg/lと低い。
(2)PH値(水素イオン濃度)の数値もある程度高いことが望ましい。水道水のPH値は6ほどで、『日本の銘水・黒部天然水』は8.1の弱アルカリ性である。
(3)カルシウムやマグネシュウムなど「うまさ」を作り出す各種ミネラルは、適度に含まれていることが大切。『日本の銘水・黒部天然水』はカルシウムが1.30mg/l、マグネシウムが0.28mg/l、カリウムが0.18mg/lと、適度な数値を示している。
 口当たりが軽く、舌ざわりがまろやかで、少し甘く感じられるのが特徴。三浦さんは、「おいしくて健康的な富山県の水を、少しでも多くの人に飲んで欲しい」と意欲的だ。今年は500ml容器入り(120円)200万本、2l容器入り(200円)400万本の販売を目指している。

●株式会社富山ビバレッジ
〒939-0632 入善町墓ノ木579-1
TEL 0765-78-2211

コメント

その他の特産品

ページの先頭へもどる↑