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1998年 5月 15日 [ イベント ]

No.020-2:580品種70万株の花が咲く日本最大級の花しょうぶ祭り。


■高台から70万株が一望できる。
 『第13回頼成(らんじょう)の森花しょうぶ祭り』が、今年も6月13日(土)〜6月21日(日)まで、富山県砺波市の県民公園・頼成の森で開催される。
 全国で最大級を誇る6haの水性植物園には、580種類70万株の花しょうぶが、それぞれ白、紫、淡いピンクなどの花を咲かせる。
 この水性植物園は、谷間の南北1kmにわたる細長い形をしており、日本には珍しいサンクンガーデン(沈床庭園)方式を採用している。これは、谷あいの地形を巧みに利用した花壇で、山の中腹に遊歩道や展望台を設け、そこから花壇を一望に俯瞰することができるもの。

■名花が勢揃い。
 花しょうぶはアヤメ科に属し、日本各地に自生しているノハナショウブを改良して生まれたもの。大きくは、次の3つのグループに分類される。
【江戸系】江戸時代に改良されたもので、花弁に隙間があって清楚な美しさが特徴。藤紫色の「清少納言」や純白の「文吾の輝」などが人気。
【伊勢系】伊勢の松阪を中心に改良されたもので、花弁はちりめん地で深く垂れるものが多く、気品があるのが特徴。鮮やかな紅紫をした「平安」、黄色の花しょうぶとして親しまれている「愛知の輝」が有名。
【肥後系】江戸系を熊本地方(肥後)でさらに改良を加えたもの。力強い大輪の花を咲かせる品種。紅紫地に白筋入りの花を咲かせる「華陽の舞」、白地に細い紅の輪をめぐらした「七彩の夢」などが好まれる。
 園内には、花しょうぶのほかにもアヤメ、カキツバタ、スイセン、ミズバショウといった水性植物も植栽されている。

■イベントもいろいろ。
 同祭りの期間中には、園内での「花しょうぶ俳句教室」、プロモデルを招いての「花しょうぶモデル撮影会」「琴の演奏会」などが企画されている。ほかに「野だて(有料)」や「湯茶の接待」などのサービスも受けられる。
 水性植物園がある頼成の森は、「全国森林浴の森100選」にも選ばれた富山県を代表する森林公園。全長16kmの遊歩道があり、森林浴やバードウオッチングなどの自然観察も楽しむことができる。

* 頼成の森花しょうぶ祭り
入園無料、駐車場800台(無料)
開園時間:午前9時〜午後5時

●頼成の森花しょうぶ祭り実行委員会(砺波観光協会)
〒939-1332 砺波市永福町6番28号
TEL 0763-33-2109

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