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1997年 12月 13日 [ トピックス ]

No.013-2:北陸で最も標高の高いスキー場がオープン


 富山県利賀村では、毎年「世界演劇祭利賀フェスティバル」が開催されて全国から多くの演劇ファンが訪れているが、そのフェスティバル会場の利賀芸術公園近くに、12月13日、新しいスキー場「スノーバレー利賀」が誕生した。
 このスキー場は、地元の利賀村や民間企業65社の共同出資により、本格的なスキーリゾート地を目指してつくられたもの。トップゲレンデの標高が 1,330メートル、高低差が570メートル、豪雪地帯のうえにゲレンデの標高が高く、日本海側に位置しながら良質なパウダースノーの中で存分に滑ることができる。しかも、12月初旬から5月初旬までの長期間にわたってスキーが楽しめるのも自慢だ。コースは初心者でも楽しめるクルージングコースから、上級者にも満足できる最大斜度39度のコブ斜面まで4ゲレンデ・8コースがあり、ナイターゲレンデも1,500メートルは滑走できる。特に標高が高いことから眺望が素晴しく、晴れた日には雄大な北アルプスの峰々を望むことができる。またすべてのゲレンデをスキー滑走専用にしたスキーパラダイスであることも、大きな特徴だ。スノーボードはここから車で5分ほどの利賀スキー場が受け持っている。
 スキー場の中心施設のセントラルプラザは2,000平方メートルの広さを誇り、積極的に外光を取り入れた明るく豪華なアメニティ空間になっている。広々とした更衣室やロッカールームのほか、手作り釜焼きピザが味わえるピザショップ、ゲレンデを望む366席のレストランなどを備えている。
 また、「スノーバレー利賀STARS CLUB」という会員制度があり、全国からの会員を募集している。入会すると、リフトのシーズンパスのほか、レンタルスキー2割引、利賀村の公共施設の使用料の1割引、各種イベント招待などがある。年会費は個人一般(中学生以上)で3万円、個人ジュニアで2万5千円、法人・団体で10万円となっている。
 スノーバレー利賀を管理運営している利賀リゾート開発の企画課では、「富山・石川・福井の北陸三県や関西からのお客さんをターゲットにしています。これまで長野方面に出かけていた方にも、充分満足いただける雪質やコースだと思います」と胸を張る。今後さらにコースのバリエーションを増やしたり、宿泊など周辺施設の充実を図って21世紀にふさわしい新しいスキーリゾートを提案していきたいという。

* 問い合わせ
●利賀リゾート開発(株)
〒930 富山市蛯町1-10
(スノーバレー利賀/〒930-25 富山県利賀村百瀬川字東山1)
TEL 0764-21-7275
(スノーバレー利賀/TEL 0763-68-2266)


【富山県内のスキー場紹介】

1. 宇奈月温泉スキー場
 県内最大の温泉地にあり、ファミリー指向のスキー場。ゆったりくつろげる温泉と日本海の味覚が楽しめ、温泉重視の方におすすめ。北陸自動車道黒部ICから20分。スキー場開き12月20日。(宇奈月町 TEL 0765-62-1757)

2. 牛岳温泉スキー場
 県内唯一の人工造雪機を導入。夜は巨大な一枚バーンのゲレンデでナイタースキーが楽しめ、スノーボード専用コースもある。温泉施設も充実し、北陸自動車道富山ICから車で30分。スキー場開き12月13日。(山田村 TEL 0764-57-2044)

3. 粟巣野スキー場
 立山山麓に「らいちょうバレー」「極楽坂」と並んで、一番奥にあるスキー場。比較的に空いている穴場的存在。昭和30年代に日本を代表する冒険家・三浦雄一郎氏がトレーニングしたゲレンデ。スノーボード滑走OK。スキー場開き12月115日。(大山町 TEL 0764-32-8535)

4. らいちょうバレースキー場
 最新鋭のゴンドラで一気に標高1,118メートルの山頂へ。3キロの林間コースと北アルプスの眺望が抜群で、スノーボードスクールもある。北陸自動車道立山ICから25分。スキー場開き12月19日。(大山町 TEL 0764-81-1633)

5. 極楽坂スキー場
 頂上で「らいちょうバレー」とつながって相互に行き来ができる。バラエティーに富んだ6コースにリフトが11基。関西圏からの客が多く、スノーボードスクールもある。スキー場開き12月a9日。(大山町 TEL 0764-82-1311)

6. たいらスキー場
 世界文化遺産の合掌集落で知られる平村の北斜面に位置し、4月中旬まで楽しめる。スノーボードも滑走できるほか、クロスカントリーコースもある。情緒豊かな合掌造りの民宿も魅力。スキー場開き12月中旬。(平村 TEL 0763-66-2911)

7. タカンボースキー場
 世界文化遺産の合掌集落で知られる上平村にあり、初級から上級まで滑れる中規模のスキー場。近年はスキー客よりスノーボードを楽しむ人のほうが多い。五箇山観光を兼ねてのスキーに最適。スキー場開き12月20日。(上平村 TEL 0763-67-3766)

8. 利賀スキー場
 「スノーバレー利賀」近くにあり、5月上旬まで滑れる。ゲレンデは初級から上級まで整っている。ハーフパイプも設置され、ボード中心のゲレンデになっている。スキー場開き12月6日。(利賀村 TEL 0763-68-2257)

9. OMサンタの森スキー場
 全長1キロのダウンヒルが楽しめ、ナイター施設も完備。初・中級者向きで、全日本スキー連盟公認のスキー学校、スノーボードスクールがあり、ソフト面が充実している。スキー場開き12月19日(予定)(利賀村 TEL 0763-82-2279)。

10. IOX-AROSAスキー場
 県内初の6人乗りゴンドラ採用、医王山の頂上から3キロのロング滑走が楽しめる。スノーボードは平日全面滑走OK。温泉やコテージもあり、東海北陸自動車道福光ICから10分。スキー場開き12月13日。(福光町 TEL 0763-55-1326)。

11. 閑乗寺スキー場
 ファミリー指向のスキー場。ゲレンデから礪波平野の散居村の風景が楽しめる。ナイター施設完備。近くに瑞泉寺や木彫りの里の観光名所がある。北陸自動車道礪波ICから20分。スキー場開き12月20日(予定)。(井波町 0763-82-2315)

12. 夢の平スキー場
 砺波平野の散居村や日本海が一望できるファミリースキー場で、ナイター施設も完備。近くに一年中チューリップの花が咲く「四季彩館」がある。北陸自動車道礪波ICから20分。スキー場開き12月20日。(砺波市 TEL 0763-37-1575)

13. 猿倉スキー場
 北陸自動車道富山ICから20分のファミリースキー場。富山市街の夜景がすばらしい。リフト1回券80円、1日券1,680円(ナイタースキーも可)、ボード全面滑降OK。スキー場開き12月25日(予定)。(大沢野町 0764-67-0467)

14. 芦峅寺スキー場
 登山ガイドの町にある県内スキー場の草分け的存在。全長1,000メートルの初・中級者向きスキー場で、リフト1日券2,000円。北陸自動車道立山ICから25分。スキー場開き12月20日(予定)。(立山町 TEL 0764-82-1839)。

15. 大谷温泉スキー場
 県内で最も海に近いスキー場、北陸自動車道魚津ICから5分。初心者とファミリーが対象で、富山平野と日本海の眺望が楽しめる。スノーボードもOK、ナイター施設も完備。スキー場開き1月10日(予定)。(魚津市 TEL 0765-22-5611)

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