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2001年 9月 5日 [ イベント ]

No.078-2:16基もの曳山が潮騒の街を巡行する、典雅な祭り


●新湊曳山と海老江曳山、初めての合同巡行が見もの

 10月1日・2日、13基の豪華絢爛な曳山を曵きまわす「新湊曳山まつり」が新湊市放生津(ほうじょうづ)地区を中心に行われる。今年は、市制施行50周年を記念し、同市東部の海老江(えびえ)地区(西町、中町、東町)の3基の曳山も巡行に加わり、一段と華やかな時代絵巻が繰り広げられる。 新湊曳山まつりは、放生津八幡宮の秋季例大祭。10月1日、八幡宮に曳山が勢揃いし神事を行ったあと、1番山の古新町を先頭に巡行が始まる。曳山は江戸時代からの意匠をいまに伝え、昼は花傘をめぐらした花山、夜は提灯山となって曳きまわされる。16基が順になって狭い街角を急曲がりするときの勇壮さは、まさに曳山の醍醐味。車輪がギシギシと軋みを響かせながら進むさまに、祭りの情緒を感じることができる。 写真を撮ろうという人は、全曳山の並ぶ八幡宮前、かぐら通り、湊橋周辺がシャッターチャンス。海老江曳山は、新湊曳山の2〜7番の前山と8〜13番の後山の間に、西町、中町、東町の順で並ぶ。特に、童子から猿の顔に変身する西町のからくり人形が楽しみだ。


●県指定文化財の築山行事

 10 月2日、放生津八幡宮で行われる築山行事も一見の価値あり。周囲にしめ縄を張り、奔馬の幕で飾った雛檀状の築山が松林の境内に飾られ、9月30日夕方に境内の高い松に迎えた海からの御祖の神霊を、さらにこの築山に招く。最上段の唐破風神殿上屋に、鬼女の面を付けた金襴・打ち掛け姿の姥神(主神)を祀り、下段4隅に甲冑武装の四天王、中央寄りに客人の人形を配置するなど、その様式が美しい。神霊の依り憑く人形を飾るなど、古代の信仰の姿を残しており、特異な神事に典雅な趣を感じることだろう。

問い合わせ
●新湊市港湾商工課
電話(0766)82-8237
http://www1.canet.ne.jp/users/city-shinminato/kanko/shoukou.htm

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