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2003年 2月 12日 [ トピックス ]

No.111-1:漁師たちが勇壮に網を曳く、冬の風物詩


●富山県内で唯一の地曳網漁

 黒部市・生地浜海岸の冬の風物詩として知られる「生地地曳網漁」が2年ぶりに復活し、見学の市民やアマチュアカメラマンらで賑わっている。
 地曳網漁は沖合約700メートル、水深約150メートルに仕掛けられた網を約30人の漁師が1時間ほどかけて海岸まで曳き寄せるもの。午前9時頃と午後2時頃の1日2回行われており、一網でタイやカワハギ、タコ、ヒラメなどが水揚げされている。漁は例年12月中旬から3月下旬までで、観光事業ではなく、生業として地曳網漁を行っているところは全国でも珍しく、富山県内では生地浜海岸だけになっている。
 生地地曳網漁は220年ほど前の天明年間(1780~)から始まったと伝えられる。昨年は、冬の富山湾で発生する寄り回り波などによって海岸部が一部失われ漁を控えていただけに、漁師たちの期待も例年以上に高まっている。

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●富山湾が美しく見える生地浜海岸

 地曳網漁は、冬の富山湾の荒波や上空に群れ飛ぶカモメの景観と相まって、独特の雰囲気を醸し出している。天候に恵まれれば、雪をいただいた立山連峰と、黒部市から魚津市、富山市、新湊市、氷見市、能登半島へと続く、美しい海岸線が遠望できる。風の音や波のざわめき、雄大な景観が感性を刺激してくれる。
 地曳網漁を観賞したあとは、生地の街なかに湧出する清水(18カ所)を散策してみたい。これらの清水は「黒部川扇状地の湧水群」として全国吊水百選に選ばれており、湧水を用いた水飲み場や共同洗い場が各地に設けられている。花崗岩質の地層で濾過された湧水は清浄で、適度なミネラルを含んでいる。口に含むと、温かく感じられるのも冬の湧水の特徴といえる。

問い合わせ
●黒部市商工観光課
TEL0765-54-2111
http://kurobe.city.kurobe.toyama.jp/ivent/ivent/i_jibiki.html

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