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2004年 1月 14日 [ 特産品 ]

No.133-1:かんもちが焼きあがると、紙風船があらわれる特産品、登場


●見て、食べて、二度楽しめるユニークな仕掛け

 立山町の農事組合法人食彩工房たてやまでは、紙風船に特産の「かんもち」を入れた新商品「かんもち紙風船」を開発した。立山町農林課と富山農業改良普及センターの支援を受けて、昨年春から商品化に取り組んできたもので、手づくりかきもちの「かんもち」と紙風船を組み合わせたユニークな仕掛けが話題となっている。
 調理方法は、小さく折り畳まれた「かんもち紙風船」を電子レンジに入れて600Wで90秒ほど温めると、中の3枚(小サイズ)のかんもちが3倍に膨れあがり、その力で6面(1辺9cm)のサイコロ型の紙風船が出来上がるというもの。60秒までは変化がないが、そのあとの30秒で急激に膨らむ。その様子を見ているのも楽しい。
 そして、電子レンジから取り出して紙風船の1面をめくると、ふっくらと焼きあがったかんもちが登場する。かんもちは昆布、しそ、古代米、シロエビなど 12種類あり、そのうちのいずれか3種がセットになっている。どの種類が出て来るか、開ける楽しみもある。小サイズのかんもちは合わせて20gのちょうどよい食べきりサイズでおやつにもぴったりだ。


●かんもちは手づくり、無添加の自然食品

 かんもちづくりは、平均気温5〜10℃の寒い時期が適しており、寒に入った今の時期からが最盛期。食彩工房たてやまでは、立山連峰の雪解け水で栽培された最上級のもち米「新大正もち」を杵でつき、薄くのばして乾燥させる。昆布やしそなど、中の素材は地元産の自然のものばかりで添加物を一切使用していない。まさに手づくりの自然食品だ。
 6面の紙風船の表面には、調理方法をはじめ、立山連峰とかんもちの乾燥風景の写真、富山県のマップ、富山弁などが紹介されている。限られたスペースのなかで富山の観光PRがされている点も印象的。食彩工房たてやまの西田弥生代表理事らは、「紙風船の懐かしいイメージと美味しい富山米、食文化をPRできればと思っています。封筒やかばんなどにも入る薄型・コンパクトサイズなので、富山のお土産にぴったりです」と話している。
 「かんもち紙風船」は、3袋1セット350円で販売。送料別途で県内外への発送も可能となっている。

問い合わせ
●農事組合法人・食彩工房たてやま
TEL.076-463-5700

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