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2016年 3月 2日 [ トピックス ]

No.746:うららかな春の陽射しを浴びて、「大人の遊び、33の富山旅。」へ

 富山旅の愉しみ方を伝える33プログラムをラインナップする「大人の遊び、33の富山旅。」。春の特別体験プログラムが平成28年3月1日(火)からスタートした<5月31日(火)まで>。ハンドブックを片手に持って、県内各地に息づくストーリーに身を委ね、大人の知的好奇心を満たす旅へ。知らない富山を大人旅してみてはいかがだろう。台東区と墨田区と連動した富山×東京コラボプログラムも展開中。

●33のストーリーが大人の知的好奇心を刺激


▲大人の遊び、33の富山旅。

 “土地には固有の風土、歴史、文化があり、人がいるから旅は面白い。だから点ではなく、その土地のストーリーを感じられる歩き方をしてほしい”…「大人の遊び、33の富山旅。」はそんなコンセプトで、富山県と14市町が連携して企画した特別体験プログラム。北陸新幹線が開業して1年。富山旅が初めての方もリピーターの方も、富山の各地に潜む物語を体感してみよう。

 春の特別体験プログラムでは、33プログラムが設定されている。いくつか紹介しよう。まず、富山市北部へ。「廻船問屋の街と至極の富山旅」は、江戸時代に北前船が寄港する交易地として繁栄した富山市岩瀬の街を散策するプログラム。かつての廻船問屋の屋敷が中心街に軒を連ね、歴史情緒漂う街歩きが楽しめる。北前船廻船問屋 森家、岩瀬カナル会館 観光物産館などをめぐって商品を購入し、スタンプ3個を集めると、先着200名にプレゼントが当たる特別プログラムを設定。行きは富山駅北からポートラム(富山ライトレール)、帰りは富岩水上ラインで富山駅北に広がる富岩運河環水公園へ。富山×東京コラボ(下町探検クルーズ『がれおん』)のプログラムにもなっている。


(左から)
▲廻船問屋の街と至極の富山旅
▲日本遺産のまち「高岡」エスコート・ツアー
▲小杉駅周辺、小さなクラフトの旅
▲魚津港で蜃気楼ウォッチング

 続いては、加賀前田家ゆかりの町民文化が花咲く高岡市へ。「日本遺産のまち『高岡』エスコート・ツアー」は、高岡周遊観光バスまわるんに揺られ、バスガイドと学芸員のエスコートで日本遺産のまち・高岡の見どころを巡るプログラム。高岡鋳物発祥の地・金屋町や山町筋、高岡古城公園、高岡大仏などを訪ねながら、高岡の魅力の一端を紐解いていくというものだ。

 そして、旧北陸街道の面影が残る射水市小杉地区へ。「小杉駅周辺、小さなクラフトの旅」では、小杉出身の左官であり、鏝絵の名工として知られる竹内源造の世界に浸ってみよう。鏝絵とは鏝で漆喰を練り上げてつくる絵。かつては土蔵の壁や扉などに施されていた。竹内源造記念館(国登録有形文化財)では、旧家の土蔵を飾っていた2匹の巨大な龍の鏝絵「双龍」など数多くの作品を展示する。鑑賞後は、洋風建築の旧小杉郵便局舎などへ。まち歩きを楽しんだ後、竹内源造記念館へ戻り、鏝絵体験はいかがだろう。特別プログラムとして、簡単な型抜き鏝絵に挑戦しよう。

 「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟する富山湾に春の訪れを告げるのが、神秘的な自然現象「蜃気楼」。「魚津港で蜃気楼ウォッチング」は、春の海のうららかな情景を満喫しながら、蜃気楼見させ隊の協力を得て蜃気楼ウォッチングを提案する春ならではのプログラム。大人の遊び期間中、魚津埋没林博物館では、入館者に双眼鏡を貸出しするサービスを実施。屋上展望台や蜃気楼の丘から富山湾の景観を楽しもう。運よく、蜃気楼に出会えたなら、「蜃気楼出現証明書」を発行してくれる。

●富山ならではの食の魅力も体験


▲氷見のイワシが主役 食べあるきの旅(左)
▲にゅうぜん街中オイスターロード(右)

 「大人の遊び、33の富山旅。」では、富山ならではの新鮮で美味しい食の魅力も体験できる。「氷見のイワシが主役 食べあるきの旅」は、県内一の水揚げを誇る魚都・氷見で、春を告げる海の幸・イワシの魅力に触れられるプログラムだ。イワシを味わう際におすすめなのが、「氷見食べあるきクーポン」。氷見の人気飲食店が“腕によりをかけたイワシ料理”と“朝獲れ鮮魚の刺身”の海鮮ランチに舌鼓が打てる。また、名物の「氷見鰯」(マイワシの干物)をお土産に。「氷見鰯」は広辞苑にも記載があるほどで、日本の干物の代表格と言っても過言ではない。氷見の食文化の一端に触れたい。

 「にゅうぜん街中オイスターロード」では、入善深層水仕込みの牡蠣を味わうひとときを提案する。県東部に位置する入善町は、富山湾から取水される海洋深層水で浄化した牡蠣を味わえるエリアとして注目されている。この牡蠣を味わえるフレンチや中華などの飲食店が入善駅前にずらり。大人の遊び期間中、2店で特別メニューが提供されるので堪能しよう。なお、3月12日(土)、入善海洋深層水パークでは「入善海洋深層水 かき祭り 冬の陣」を開催。全国5産地の牡蠣が揃うのでこの機会をお見逃しなく。

●東京で体験した後は、富山へ「富山×東京コラボ」


▲鬼平犯科帳ゆかりの
スポット読み歩き

 冒頭で触れた富山×東京コラボとして、首都圏の方には「鬼平犯科帳ゆかりのスポット読み歩き」の特別体験プログラムもおすすめしたい。『鬼平犯科帳』などの名作で知られる作家・池波正太郎は「父祖の地」として富山県南砺市井波を度々訪れている。井波の町には、著作本や書簡、色紙、愛用品などを展示する「池波正太郎ふれあい館」がある。プログラムでは、池波正太郎の生まれ故郷・浅草にある池波正太郎記念文庫や鬼平犯科帳ゆかりのスポット(浅草駅~東京スカイツリー)の読み歩きを提案する。池波正太郎の世界にどっぷりと浸った後は、井波まで足を伸ばしてみてはいかがだろう。井波は日本一の彫刻の町。軒を連ねる工房を見学するのもいい思い出になる。

 「大人の遊び、33の富山旅。」の春の特別体験プログラムを紹介したハンドブック(B5サイズ・66頁)の配布がスタートしている。首都圏では都営地下鉄10駅(新橋、東銀座、大手町、新宿三丁目、麻布十番ほか)、浅草文化観光センター、東京ソラマチ・産業観光プラザ「すみだまち処」、東京スカイツリー5階出口フロアなど、県内では各観光案内所、道の駅、富山きときと空港などで配布中。専用サイト(http://33toyamatabi.jp)もあるのでチェックしてほしい。

 富山県観光課では、「北陸新幹線が開業し、首都圏からぐっと近くなった富山県。『大人の遊び、33の富山旅。』でディープに富山を愉しんでみてはいかが。各プログラムでは、特別のプレゼントやランチメニューなどを用意しています。春風に誘われて、県内各地の自然や歴史、文化、味覚に触れる大人旅へぜひおいでください。」と話している。

 なお、「大人の遊び、33の富山旅。」のハンドブックを抽選で20名様にプレゼントします。プレゼント応募フォームに、プレゼント内容「大人の遊び、33の富山旅。」・氏名・郵便番号・住所・メールアドレス・電話番号・記事を読んでのご感想をご記入のうえ、お送りください。<3月6日(日)締切。発表は発送をもって代えさせていただきます。>

問合せ
●富山県観光・地域振興局観光課
TEL.076-444-3200
FAX.076-444-4404
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1401/
http://www.info-toyama.com/

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