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2014年 3月 5日 [ トピックス ]

No.647-2:『とやま日季』2013冬号発行!

自然体の富山の暮らしと、季節の旬な話題を紹介する『とやま日季』。このほど2013冬号が発行された。散居村の伝統家屋で暮らす夫妻を紹介した「とやま暮らし日季」、日本海側最大級の斜張橋・新湊大橋を取り上げた「とやまを観る旅」など、日々綴られる日記のように、季節の息吹を伝えている。頁をめくるごとに“富山のしあわせ”が感じられる一冊!

●都会にはない心豊かな暮らしを紹介


▲『とやま日季』2013冬号の表紙と
「とやま暮らし日季」

 雪におおわれた田んぼの向こうに、屋敷林に囲まれた農家の佇まい―。表紙の写真は、「砺波市・カイニョとアズマダチ」。“カイニョ”とは冬の風雪や春の南風から家を守る屋敷林、“アズマダチ”は漆喰の壁に梁などを配置した砺波平野の伝統的家屋のこと。冬の散居村を象徴する風景、白と青を基調にした写真が圧巻だ。裏表紙では、砺波市出身で、日本テレビ放送網(株)コンプライアンス推進室・番組審議会事務局長の鷹西美佳さんが「砺波市の思い出」を綴っている。子持ち鮎の塩焼き、山野(南砺市)の里芋、氷見の寒ブリ、かぶら寿司と、鷹西さんは、富山の秋から冬を美食の宝庫と絶賛する。帰省するたびに「美味しいものを、いっぱい食べて帰ってきたよ~」と、人にわざわざメールして羨ましがらせているという。

 「とやま暮らし日季」では、築100年以上のアズマダチで暮らす、小林朋子さん、秀史さんご夫妻を通して、砺波で暮らす魅力を紹介している。朋子さんは岐阜県出身。秀史さんとの結婚を機に砺波へ。伝統的家屋をリフォームした自宅でパン教室を主宰する。パンの美味しさと朋子さんの明るい人柄、丁寧な指導で、パン教室は県外からも生徒が集まるほどの人気。「春には庭に桜が咲き、秋にはキンモクセイが満開に。娘は、おばあちゃんの庭仕事や畑仕事を手伝うのも大好き。私が作ったパンやお弁当を持って、近くの公園にピクニックに出かけるんですよ」と朋子さん。「一度県外に出て戻り、子どもを持って分かったこともたくさんあります。地域の集まりも人との絆を深め、地域を維持するための先人の知恵。すごく大切なものなんだなと。富山は魚もお米も美味しいです」と秀史さん。庭にキジがやってくるという自然に恵まれた環境での子育て、都会にはない心豊かな暮らしにご夫妻は満足しているようだ。


▲「とやまブランドものがたり」

 「とやま対談」では、青柳正規文化庁長官と石井知事が立山・黒部の世界文化遺産登録に向けた取組みや、新富山県立近代美術館(仮称)の移転新築と国立デザイン美術館構想との連携など、これからの日本と富山の文化振興について語り合った。「近代美術館には、世界でも有数の素晴らしいポスターや椅子のコレクションがあります。高岡市のような伝統工芸の中心地もあります。国立デザイン美術館といっても、東京に大きな建物を作ってデザインに関するものをすべて集めるというのではなく、各地のコレクションをネットワークで結ぶ。富山県の新近代美術館には、そのネットワークの一部を担うような機能もぜひ持っていただきたい」という青柳長官に対し、石井知事は、「均質性の良さだけでなく、もっと異質なものを取り込んで、新しい創造力、文化力を育み、新たな日本の未来を創り出していくべきだというお考えからのように感じます。ぜひ実現していただけたらと思います」と話している。

●自然で深みのある甘さ、富山干柿

 皮をむいた三社柿(さんじゃがき)が竹竿に吊るされた様子は、まるで橙色のカーテンのよう……。「とやまブランドものがたり」では、南砺市特産の「富山干柿」を紹介。天候や柿の個性を見極めながら、乾燥途中に手もみを2回して糖分を均等に行き渡らせ、手間暇かけて約20日から25日で出来上がり。全国の干柿のなかでも、大きさと糖度の高さ、飴色の美しさに特徴がある。健康志向の高まりから、食物繊維の多さ、ビタミンやカロチンなど栄養価の高さが見直され、幅広い世代から注目されているという。


▲「とやまを観る旅。」

 「とやまを観る旅。」では、2012年9月に開通した日本海側最大級の斜張橋「新湊大橋」を取り上げている。主塔の高さは127mと、県内では黒部ダムに次ぐ高さの構造物。「そんなに高かったんだ」と妙に感心してしまう。また、橋のそばに広がる海王丸パークに係留された帆船海王丸、立山連峰、新湊大橋が織り成す景観を撮影した写真に目がくぎ付けになる。新湊大橋を拠点に、路面電車・万葉線を利用したまち歩き、遊覧船での内川の橋めぐり、新湊地区での味めぐりも提案されているので、射水市・新湊地区の旅の参考にしよう。

 『とやま日季』2013冬号は、A4判、オールカラー、16頁。東京・有楽町の「いきいき富山館」、東京、大阪、名古屋の富山県事務所のほか、県内ではいきいきKAN(富山駅前CiCビル5階)、富山県刊行物センター(県教育文化会館1階)、道の駅、ドライブインなどで配布されている。

 『とやま日季』2013冬号を抽選で30名様にプレゼントします。プレゼント応募フォームに、プレゼント内容「とやま日季」・氏名・郵便番号・住所・メールアドレス・電話番号・記事を読んでのご感想をご記入のうえ、お送りください。<3月9日(日)締切り。発表は発送をもって代えさせていただきます。>

→プレゼント応募フォームはこちら

問い合わせ
●富山県観光・地域振興局地域振興課
TEL.076-444-4496
FAX.076-444-4561
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1400/

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