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2014年 2月 5日 [ トピックス ]

No.643-1:観光コンシェルジュがおすすめする富山の冬の温泉情報

天空から白い妖精が舞い降りる季節。身にこたえる寒さに誰もが湯の温もりを恋しく思っていることだろう。県観光連盟の観光コンシェルジュ・竹中千夏子さんがおすすめする富山の名湯、秘湯と冬ならではの話題を紹介。あたたかい湯船にゆったりと身を浮かべ、旬の料理を味わい、宿のおもてなしに心癒される至福のひとときを富山で過ごしてみてはいかが?

●海越しの立山連峰を眺めながら湯に浸かる喜び


▲氷見温泉郷(左)
▲ぶりしゃぶ(右)

 富山湾の沿岸部を中心に、九殿浜(くでんはま)、岩井戸(いわいど)、灘浦、阿尾の浦(あおのうら)といった温泉が湧出する氷見温泉郷。ナトリウム―塩化物泉で、肌がツルツルになる美人の湯として親しまれている。海を望む露天風呂や浴場を備えた宿泊施設も多く、雪が舞い散る旅情たっぷりの富山湾や、晴れた日、湾上に浮かぶかのようにそびえる3,000m級の立山連峰の景観を堪能しながら、温泉で心身をリフレッシュしよう。12月から2月頃のよく冷え込んだ晴れの日は、海越しの立山連峰を最も美しく見ることができるので、この時期にぜひ訪れてほしい。

 さらに、冬の氷見といえば、「ひみ寒ぶり」など富山湾の幸が楽しみだ。定置網でとった魚をすぐに船の中で大量の氷水で活け〆(いけじめ)にすることや、漁場と漁港が近いことから、氷見漁港には鮮度抜群の魚が水揚げされる。新鮮な魚と海越しの立山連峰の絶景を体感しよう。氷見への足には、「富山ぶりかにバス」<http://www.chitetsu.co.jp/?p=9362>がおすすめ。氷見、新湊と富山駅、富山きときと空港を結ぶ。3月30日(日)までの土・日曜、祝日に運行しているのでご利用を。


▲富山の冬の味覚・カニ料理(左)
▲宇奈月温泉駅を出ると、
温泉噴水が迎えてくれる(右)

 県内一の温泉街が広がる宇奈月温泉。トヤマ・ジャスト・ナウの1月22日配信記事<http://www.toyama-brand.jp/TJN/?tid=103693>でもお伝えしたが、泉温が高く、豊富な湯量と無色透明の美肌の湯として、県内外の湯浴み客から人気を集めている。泉質は弱アルカリ性単純泉で、神経症やリウマチ、運動器障害などに効能がある。雪を頂いた山々をバックに、もうもうと湯煙を上げる温泉噴水、温泉街のあちこちに佇む大小のブロンズ像、冬の澄み切った夜空を華やかに彩る雪上花火に旅情も高まる。宇奈月温泉街の参加店舗の自慢メニューをアルコールとともに楽しむ「宇奈月ほろ酔いはしごクーポン」、スイーツを食べ歩きできる「宇奈月食べ歩きクーポン」<企画:(一社)黒部・宇奈月温泉観光局>も好評発売中。温泉とともに温泉街の魅力に触れてみよう。「宇奈月ほろ酔いはしごクーポン」、「宇奈月食べ歩きクーポン」は4月2日(水)まで販売されている。販売場所や参加店舗等は(一社)黒部・宇奈月温泉観光局ホームページ<http://www.kurobe-unazuki.jp/>で確認を。

●温泉とともに酒蔵見学も


▲五箇山荘の大浴場(左)
▲庄川峡を航行する庄川遊覧船(右)

 積雪2mを超える豪雪地帯・五箇山へ。静寂に包まれた世界遺産、菅沼、相倉の両合掌造り集落を見学した後は、五箇山温泉を訪ねてほしい。寒さが厳しい山間地だからこそ、温泉のぬくもりがより身にしみる。雪景色を見ながらの露天風呂は格別だ。泉質はアルカリ性単純泉で、無色透明。リウマチ、神経痛、運動器障害、疲労回復などに効能がある。

 温泉とともに、山菜料理や五箇山豆腐、岩魚の塩焼きなど、山里の素朴な味覚も魅力的。料理を目当てに訪れるファンも多いという。味覚といえば、地酒も忘れてはいけない。五箇山温泉・国民宿舎 五箇山荘と上梨地区の民宿では、宿泊者を対象に同地区の三笑楽(さんしょうらく)酒造の酒蔵見学(参加無料)を冬季限定<平成25年12月1日(日)~26年3月31日(月)>で実施している。杜氏らの案内で、新酒の仕込み真っ最中の酒蔵を訪ねるひととき。五箇山の自然と清水から醸し出された新酒のいい香りが心身を癒してくれるだろう。五箇山へは、高岡、城端からの「世界遺産バス」<http://www.kaetsunou.co.jp/new/sekaiisanbus.pdf>が便利。3月30日(日)までの土・日曜、祝日に運行している。

 山間を滔々と流れる庄川に沿うように、温泉旅館が点在する庄川温泉郷。食塩泉、炭酸泉、ミネラル泉など源泉によって泉質が異なっており、多彩な湯が楽しめる。粉雪が湯でふわりと溶ける雪見風呂に身をゆだねると、疲れが解きほぐされていくようだ。庄川のせせらぎに耳を澄ませ、水墨画のような景色を楽しんでみてはいかがだろう。また、小牧~大牧を結ぶ「庄川遊覧船」の旅もおすすめ。庄川峡の雪景色を船上から楽しもう。

 観光コンシェルジュ・竹中千夏子さんは「富山県は多くの温泉に恵まれています。取り上げた以外にも魅力的な温泉がたくさんあります。自然豊かな地で温泉に浸かる醍醐味、くつろぎの時間。おいしい料理に舌鼓を打つひとときをお楽しみください」と話している。

問い合わせ
●富山県観光・地域振興局観光課
TEL.076-444-3200
FAX.076-444-4404
http://www.info-toyama.com

「富山ぶりかにバス」について
●富山地方鉄道(株)
TEL.076-431-3113
FAX.076-431-7778
http://www.chitetsu.co.jp/

「宇奈月ほろ酔いはしごクーポン」、「宇奈月食べ歩きクーポン」について
●(一社)黒部・宇奈月温泉観光局
TEL.0765-65-0022
FAX.0765-65-0012
http://www.kurobe-unazuki.jp/

「世界遺産バス」について
●加越能バス(株)
TEL.0766-22-4850
http://www.kaetsunou.co.jp/

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