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2014年 1月 8日 [ イベント ]

No.639-1:来年の「富山マラソン2015」開催に向け、準備本格化

2015年11月1日(日)、「富山マラソン2015」が開催される。昨年10月に富山マラソン実行委員会が設立され、レースに向けて準備が着々と進められている。高岡市中心部をスタートし、富山市中心部でフィニッシュするフルマラソン(42.195km)と短い距離の2コース。エントリーが2015年春から開始される。マラソンの制限時間は7時間。マラソンは初めてという人もぜひ参加してみよう。

●富山の魅力を体感できるコース設定


▲スタート地点となる高岡古城公園周辺

 今年、2014年は、ソチオリンピックやサッカーワールドカップブラジル大会などビッグイベントが開催されるスポーツイヤー。新年を迎え、胸の高鳴りを感じている人も多いことだろう。どのようなプレーが繰り広げられ、感動のドラマが生まれるか。日本人選手の活躍に期待したい。

 さて、富山県に目を向ければ、来年、2015年に、「富山マラソン2015」<主催:富山マラソン実行委員会、共催:富山県、富山市、高岡市、射水市、北日本新聞社、主管:富山陸上競技協会>が初めて開催される。「富山マラソン2015」は、同年春の北陸新幹線開業に合わせて開催される県内最大規模のフルマラソンとなる。昨年2月に新元気とやまスポーツ懇話会の提言を受けて、開催準備委員会が基本計画を策定。10月に富山マラソン実行委員会が設立され、大会概要やコンセプト、マラソンコース(案)などが発表された。

 開催の目的は、「県民総参加によるスポーツの振興」、「新たな富山の魅力創造」、「富山の魅力を国内外に発信し、交流人口を拡大」の3つ。大会のコンセプトとして、「参加者と応援者が一体となって、みんなが元気に、楽しめる大会を目指す」、「県民こぞって、おもてなしの心で、富山県の魅力を発信。日本海側を代表する大会を目指す」が挙げられている。

 同実行委員会では、国内や海外から参加するランナーを温かく迎える伝統芸能を交えた応援イベントや歓迎イベント、名水やます寿し、富山湾の海鮮鍋、昆布のおにぎりなど富山ならではの「食」でもてなす給水・給食、フラワープランターで飾る「とやまフラワーロード」など、おもてなしいっぱいの大会づくりに向けた事業展開を検討している。

●マラソンコース(案)ビデオ、YouTubeで公開


▲帆船海王丸と新湊大橋(左)
▲ゴール地点の富岩運河環水公園(右)

 マラソンコース(案)は、“ものづくりの街 高岡市エリア”から“海と大地の恵み 射水市エリア”を通り、“環境未来都市 富山市エリア”に到る42.195kmが設定されている。富山の雄大な自然と伝統、文化を満喫できるコースが特徴だ。具体的には、2015年11月1日(日)9:00に高岡市の高岡古城公園周辺をスタートし、射水市の新湊大橋を渡り、富山市の富岩運河環水公園へゴールする(制限時間:7時間)。

 高岡古城公園は、加賀二代藩主・前田利長が築城した高岡城の城跡。総面積の約3分の1を占める美しい水濠(すいごう)がランナーを見送る。日本海側最大の規模を誇る斜張橋・新湊大橋は、普段、人が通行できない車道をコースとする。海抜約50mの橋上から富山湾や立山連峰などの大パノラマを眺望できるのが大きな魅力。富山駅北に広がる富岩運河環水公園には、富岩運河の旧舟だまりを利用した水辺空間を中心に、両岸に展望塔を備えた天門橋、人工の滝と水盤で構成された泉と滝の広場、半円形のステージを備えた野外劇場などが設けられている。運河の水面を渡る涼風がランナーを迎えてくれることだろう。

 なお、主な通過点は、高岡市では、鋳物技術の粋を集めて造られた高岡大仏をはじめ、土蔵造りの町家やレンガ造りの銀行など伝統的な建造物が残る山町筋。射水市では“海の貴婦人”と讃えられる帆船海王丸を係留する海王丸パーク、富山市では立山連峰の絶景スポット・呉羽丘陵、お堀の水面に白亜の天守閣と石垣を映す富山城、北陸新幹線開業後の富山駅など。

 荒天の場合、新湊大橋を迂回するサブコースが使用される。全国から大勢のランナーを呼び込むため、本コース、サブコースともに日本陸上競技連盟の公認取得が予定されている。

 短い距離のコースは、距離等を現在検討中だ。

 大会の機運を高めるため、公式フェイスブックページで情報を発信中。コース(案)を紹介するビデオもこのほど完成し、YouTubeで公開がスタートした。コースをいち早くチェックできるので、「富山マラソン2015コース案」で検索してみよう。

 富山マラソン実行委員会事務局では、「幅広い年代の方が参加するスポーツイベントとして、約10,000人の参加を目指します。来春の北陸新幹線開業で東京と富山は約2時間で結ばれます。富山マラソンを通して富山の魅力をPRし、交流人口の拡大につなげたいですね。また、ランナーだけではなく、ボランティアや沿道応援にも、多くの方に参加していただき、富山の新たな祭りにしたいです」と話している。

問い合わせ
●富山マラソン実行委員会事務局
(富山県教育委員会スポーツ・保健課内)
TEL.076-444-4102
FAX.076-444-4439
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/3005/

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