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2013年 10月 16日 [ トピックス ]

No.628-2:富山“らしさ”をデザインの視点で再発見、『d design travel富山』発刊

富山の観光をデザインの視点から紹介したトラベルガイド『d design travel富山』が10月15日、D&DEPARTMENT PROJECTから発刊された。富山号は全国11冊目。発刊に合わせ、東京・渋谷駅直結の渋谷ヒカリエで「d design travel TOYAMA EXHIBITION」が開催されている。併設のカフェレストランでは「富山定食」が味わえる。関連イベントなどは富山県との協働事業だ。
今回紹介する『d design travel富山』を抽選で2名様にプレゼント!応募は記事本文最後のプレゼント応募フォームから<10月20日(日)締切り>。

●富山の個性、魅力がわかる一冊


▲『d design travel富山』の表紙

 『d design travel(ディ デザイン トラベル)』は47都道府県のそれぞれの土地に長く続く「個性」や「らしさ」を、デザインの視点からクローズアップしたガイドブック。これまでに北海道、鹿児島、大阪など10冊が出版されてきた。発行人のナガオカケンメイ氏は全国的に著名なデザイナー。2000年に“ロングライフデザイン”をテーマとするストアスタイル(注)を含む活動体「D&DEPARTMENT PROJECT」を創設し、2009年より新しい観光をイメージしたトラベルガイド『d design travel』を手掛けている。

(注)その土地らしいデザイン、商品を発掘し販売する店舗形態

 『d design travel』では、観光、レストラン、ショップ、カフェ、宿泊施設、人の6つのカテゴリーごとに4カ所を厳選して紹介する「dマークレビュー」をメインの記事に、各地域ならではの特集を掲載。「その土地らしいこと」、「その土地の大切なメッセージを伝えていること」、「デザインの工夫があること」など、編集部独自の基準で取材対象を選定している。


▲瑞龍寺の紹介ページ(左)
▲編集部が、本音でお薦めしたい
富山の美味しい手みやげ(右)

 富山号の表紙は、「第10回世界ポスタートリエンナーレトヤマ2012のポスター(永井一正作)」から。ユニークな絵柄にワインカラー、「d」の文字が印象的だ。ロングライフなスポットや取組みを紹介する「dマークレビュー」。観光では下山芸術の森・アートスペース、瑞龍寺、金岡邸、富山県水墨美術館、カフェでは黒部ダム展望台、スターバックス富山環水公園店などを取り上げている。また、特集では「富山県に残したい、自然の残し方 立山黒部アルペンルート」、「編集部が取材抜きでも食べに行く 富山のいつものうまい」、「編集部が、本音でお薦めしたい 富山の美味しい手みやげ」、「富山県で見つけた、富山県を舞台にした映画『少年時代』」など、興味をそそられるタイトルが並ぶ。いずれもメッセージ性があり、富山らしさを感じさせるテーマばかりだ。“感動しないものは取り上げないこと”といった編集の考え方も文章から伝わってくる。

 『d design travel 富山』はB5変形判(230×175mm)192ページ、フルカラー。全国書店、ミュージアムショップ、インテリアショップなどで販売。定価は1,470円。

●誌面から飛び出した工芸品や特産品を一堂に


▲d design travel TOYAMA EXHIBITION
(左、中央)
▲富山定食(右)

 『d design travel富山』と連動したイベントも紹介しよう。「d design travel TOYAMA EXHIBITION」が11月17日(日)まで、渋谷ヒカリエの「d47 MUSEUM(ディ ヨンナナ ミュージアム)」で開催されている。『d design travel富山』で紹介された工芸品や特産品、観光資源などを各90cm角の展示台の上に展示。たとえば、瑞龍寺の鉛の瓦や五箇山合掌造りの茅葺き屋根の一部、富山の売薬に関連した道具や生薬、ますの寿しのパッケージ、富山県水墨美術館所蔵の水墨画などがずらりと並ぶ。富山の風土と独特なデザイン性を感じてもらい、実際に富山に足を運ぶきっかけを提案するユニークな展覧会。入場無料となっているので、気軽に足を運びたい。館内では、和紙の名刺入れ、木の家具、ワイン、菓子など、富山の工芸品や特産品が販売されているから、気に入ったものを手にしたい。

 併設のカフェレストラン「d47 食堂」では、食堂スタッフが実際に富山を訪れ、富山湾での漁の取材や名物、伝統料理を食べ歩いた末に考案した「富山定食」を新メニューとして提供。シロエビのかき揚げ、高岡昆布飯(とろろ昆布のおにぎり)、フクラギ(ブリの幼魚)のあら汁、五箇山豆腐、郷土料理・よごし(野菜を味噌や砂糖、ゴマなどと合わせて炒めた家庭の味)などが味わえる。富山の地酒も堪能したい。

 d47落語会 第5回「富山県」が東京と富山で開催されるのも話題(10月24日(木)20:00開演/渋谷ヒカリエ8/COURT、25日(金)19:30開演/富山県高岡市・瑞龍寺)。落語家の柳家花緑氏が古典落語1席、富山を題材にした新作落語(富山落語)1席を披露する。柳家花緑氏、藤井青銅氏(脚本家)、ナガオカケンメイ氏によるトークショーもある。富山の魅力を落語で触れよう。チケットは3,000円(自由席、先着順)で、D&DEPARTMENTウェブサイト(http://www.d-department.com)などで購入できる。

 書籍出版記念トラベルトークショー「d design travel show in TOKYO」も注目したいイベント。11月12日(火)20:00~22:00、渋谷ヒカリエ8/COURTで開かれる。『d design travel富山』や企画展でクローズアップされた富山の魅力をスライドショー形式で紹介。制作秘話なども聞けるので、参加してみてはいかが。参加費は2,000円(1ドリンク、お土産付き)で、D&DEPARTMENTウェブサイト(http://www.d-department.com)から参加申し込みができる。

 富山県地域振興課では、「『d design travel富山』は富山の魅力が満載です。『d design travel TOYAMA EXHIBITION』では、臨場感あふれる富山の展示品を見ることができます。鑑賞後はぜひ実際の富山にいらしてください」と話している。

 『d design travel富山』を抽選で2名様にプレゼントします。プレゼント応募フォームに、プレゼント内容「『d design travel富山』・氏名・郵便番号・住所・メールアドレス・電話番号・記事を読んでのご感想をご記入のうえ、お送りください。<10月20日(日)締切り。発表は発送をもって代えさせていただきます。>

→プレゼント応募フォームはこちら

問い合わせ
●D&DEPARTMENT PROJECT
TEL.03-6427-2301
FAX.03-3797-1721
http://www.d-department.com

●富山県観光・地域振興局地域振興課
TEL.076-444-3114
FAX.076-444-4561
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1400/

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