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2013年 4月 17日 [ トピックス ]

No.602-1: 富山きときと空港、台北便が週4便に増便され、利便性がアップ

“富山きときと空港”の愛称が付けられた富山空港からキトキトの(新鮮な)ニュースをお届けしよう。就航1周年を迎えた富山―台北便が4月15日(月)から週4便に増便され、利便性がアップ。また、羽田経由で全国各地へフライトするプランも充実。4月25日(木)、イタリアンレストランがオープンする話題や売店の人気の土産品、手荷物受取所ターンテーブルに設置された富山湾鮨オブジェなども併せて紹介。

●海外、台湾がますます身近に


▲富山空港フォトコンテスト(平成24年度)
入賞作品「富山空港を飛び立つ
チャイナエアライン」
(撮影:高橋裕之氏)(左上)
▲台北101(右上)
▲九份(左下)
▲台湾グルメ旅へ(右下)

 台湾のチャイナエアラインによる富山―台北の定期航空便が就航1周年を契機に、これまでの週2便(月・金曜)から4便(月・木・金・日曜)の運航になった。台北便は昨年4月の就航以来、延べ2万人以上に利用され、富山と台湾の交流に大きく貢献。増便により、週末を利用した4泊5日のツアーも可能になるなど、富山から台湾各地へ観光、ビジネスの利便性が向上する。運航ダイヤは、7:45に台北(桃園国際空港)を出発し、11:40に富山に到着。12:40に富山を出発し、15:00に台北に到着<いずれも現地時間(時差は-1時間)>。

 富山から約3時間で台湾最大の都市、台北へ。歴史と文化に触れるなら、世界四大博物館の一つと称される「故宮博物院」や映画「千と千尋の神隠し」のモデルになったといわれる「九份」(新北市)を訪ねてみてはいかが。高さ508m、地上101階の高層ビル「台北101」、台湾最古の仏教寺院である「龍山寺」の観光もおすすめ。グルメ派は、ナイトマーケット「夜市」散策へ。小籠包や台湾茶、台湾麺、南国フルーツなどを堪能したい。

 東南アジアやヨーロッパなど、台北経由で世界各地への渡航も便利に。目的地までチャイナエアラインを利用すると、乗り継ぎ割引運賃が適用される。また、同日乗り継ぎでは富山空港での搭乗券渡し、手荷物の最終目的地までの預かりでより便利になる。

 一方、台湾からの観光客の需要拡大も期待されている。4月16日(火)に全線開通したばかりの立山黒部アルペンルートは海外でも人気の観光地。高さ20mに迫る雪壁が続く春の雪の大谷を目当てに、4、5月は予約が好調だ。

 富山県知事政策局総合交通政策室では、「富山きときと空港は、地方管理空港としてはトップの5つ(ソウル、上海、大連、北京、台北)の国際定期路線を持っています(※北京・大連便は運休中)。台北便の増便で、環日本海・アジア交流の拠点空港としての機能がより充実します」と話している。

●空の玄関口がより快適に、より魅力的に


▲まいどは屋(左上)
▲「越中富山 幸のこわけ」のコーナー(右上)
▲4月25日にオープンする「AIRPORT KITCHEN」(左下)
▲富山湾鮨のオブジェ(右下)

 羽田空港経由で日本各地へ気軽にアクセスできることも富山きときと空港の魅力。たとえば、富山を7:05に出発すると、羽田の乗り継ぎで札幌に10:35、沖縄に11:30に到着することができる。羽田から富山へは最短で55分と近い。県内観光を楽しんだあとに、海外へフライトするプランも立てられる。台北便増便特別企画で割安な旅行商品も登場しているので県内の旅行代理店に確認したい。

 フライト前に立ち寄ってほしいのが、国内線ターミナル2階にある直営売店「まいどは屋」。東京便の第1便(7:05出発)に合わせて毎朝6:20から営業。ますの寿し、地酒、銘菓など富山の名産品がずらりと並び、プチ百貨店といった雰囲気だ。早朝開店でこれだけ品揃えが充実している店は県内にはそうないだろう。早朝に贈答品や土産品が必要になったときにも便利。フライトだけでなく、ショッピングを楽しむ空港の活用法といえる。土産の定番・ますの寿しは県内8社の品を厳選し、朝一番に店頭に。かまぼこや昆布〆、ホタルイカの沖漬など水産加工品は約120種の品揃え。酒蔵自慢の日本酒、伝統銘菓から、富山ブラックラーメン、大門素麺、氷見うどんといった麺類も人気だ。県がデザイン視点から富山土産のブランド化を図っている「越中富山 幸のこわけ」も揃う。多彩な味覚を選ぶ楽しさがあり、手軽な食べきりサイズも好評だ。

 4月25日(木)、国内線ターミナル2階に、本格ピザ窯を導入したイタリアンレストラン「AIRPORT KITCHEN」がオープンすることも話題だ。東京銀座コリドー街の姉妹店。県産の魚介類や野菜を使ったピザ、パスタをはじめ、ワイン、カフェラテなど、幅広いメニューをラインナップ。高温で焼き上げる熱々のピザは、表面がパリッ、中身はもっちりとした旨味たっぷりの絶品ピザ。70席以上のゆったりとした店内からは、立山連峰の雄大な景観も楽しめる。フライトの待ち時間やカフェ、ランチ、ディナーに使ってみよう。結婚式の2次会やパーティなどメモリアルなイベントにも対応。富山きときと空港の魅力アップにつながりそうだ。

 国内線の手荷物受取所ターンテーブルの上に巨大な寿司のオブジェ――「天然の生け簀 富山湾鮨」をPRするために設置されたオブジェも話題になっている。幅80cm、奥行50cmもある寿司下駄とシロエビ、バイガイ、ブリ、アマエビなどリアルに再現された握り10貫に、手荷物を待っている乗降客もびっくり。寿司が美味しい富山ならではのユニークな演出に、誰もが寿司を食べたくなるに違いない。

 富山空港ターミナルビル(株)では、「観光旅行、ビジネス、食事、ショッピングに富山の空の玄関口、富山きときと空港をご利用ください。今年度もロビーコンサートや各種PRイベントなどを企画します。空港内ではコンシェルジュが館内のサービスや観光地の情報を案内しています。お気軽にお尋ねください」と話している。

問い合わせ
「台北便増便」について
●富山県知事政策局総合交通政策室
TEL.076-444-4039
FAX.076-444-3464
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1003/

「富山きときと空港」について
●富山空港ターミナルビル(株)
TEL.076-495-3101
FAX.076-495-3105
http://www.toyama-airport.co.jp

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