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2012年 8月 1日 [ イベント ]

No.567-2:世界で話題のアーティストが集まる真夏の祭典、「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド2012」

国内最大規模のワールドミュージック・フェスティバル「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド2012」が8月24日(金)~26日(日)、南砺市福野地域で開催される。1991年にスタートした同フェスティバルも今年で22回目。世界14組の厳選アーティストが登場し、熱いステージを繰り広げる。このほか、ワークショップ、演奏パレード、シンポジウム、飲食・グッズマーケットなど多彩なプログラムが夏を鮮やかに彩る。

▲スキヤキ・スティール・オーケストラ

●ワールドミュージックのアジア地域の核

 国内最大規模のワールドミュージック・フェスティバル「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド2012」が8月24日(金)~26日(日)、南砺市福野地域で開催される。坂本九の世界的ヒットソング「上を向いて歩こう:別名スキヤキソング」にあやかって世界に文化・情報を発信しようと、1991年にスタートした同フェスティバルも今年で22回目。世界14組の厳選アーティストが登場し、熱いステージを繰り広げる。このほか、ワークショップ、演奏パレード、シンポジウム、飲食・グッズマーケットなど多彩なプログラムが夏を彩る。世界のカリスマ、伝説のグループが集う真夏の祭典へ。

 注目の出演アーティストを紹介しよう。5年ぶりに再結成した「グナワ・ディフュージョン」(アルジェリア・フランス)は、手拍子と掛け声が特徴の“グナワ”に、レゲエ、ヒップホップ、ロックなどを取り入れた独自のスタイルの北アフリカ音楽を聴かせてくれる。アラブ諸国と北アフリカの民主化運動のリーダー的存在だったカリスマ、アマジーグ・カテブが、経済危機に揺れるヨーロッパ、福島原発事故などに揺れる日本にどんなメッセージを発するか注目だ。

 スキヤキのために初来日する「ペルネット」(コロンビア)は、コロンビア音楽に新たな勢いを与える時代の旗手。アフリカからの黒人奴隷が運んだダンスをルーツとする大衆音楽・クンビアに、シンセサイザーやエフェクトを駆使し、伝統的な笛「ガイタ」を加えてオリジナルなシンフォニーとリズムを紡ぎ出す。スキヤキでは、トロピカルなバンドサウンドを聴かせてくれる。

 「スキヤキ電気ボックス」(コロンビア・日本)は、スキヤキ製スペシャルユニット。上記のペルネット(コロンビア)、エフェクターによって親指ピアノの新たな世界を展開するサカマキマンゴー(日本)、世界中で体得してきたパーカッションを駆使する山北紀彦(日本)の3人が、“デジタル変換ワールドミュージック”ともいえるユニークなパフォーマンスを繰り広げる。

 アサンカラ(旭川)アイヌの血を引く「オキ」(日本)は、カラフト・アイヌの伝統弦楽器「トンコリ」の奏者。アイヌの伝統音楽を軸足にした斬新なサウンドで、知られざるアイヌ音楽の魅力を国内外に知らしめてきた。フォークロアとしての独自の音楽、魂の叫びが聴く者の心に響くことだろう。

 アイヌ、沖縄、日本列島の民謡、昭和歌謡が世界と出会ったらこんな音楽に!東京下町発の4畳半ワールドミュージック楽団「キウイとパパイヤ、マンゴーズ」(日本)は、三味線、シタール、バイオリン、アコーディオン、ベース、ドラム、ギターによるオリジナルなミックス・サウンドがユニーク。

 スキヤキがきっかけで1995年に結成された市民楽団「スキヤキ・スティール・オーケストラ(SSO)」(日本)。ドラム缶から作られたメロディー楽器、スティールドラムの透き通った音がカリビアンな気分にさせてくれる。軽快でダンサブルなパフォーマンスも楽しみだ。

●アーティストからの指導に興奮、ワークショップ

 スキヤキは、地域に根ざした新たな音楽文化の創造を目指す「市民参加型フェスティバル」が大きな特徴だ。その象徴ともいえるスキヤキパレードは、25日(土)17:40~18:20。夜高あんどん、福野中学校マーチングバンドなど市民の音楽隊とアーティストがJR福野駅前から南砺市園芸植物園まで、楽器を演奏しながらパレードする。賑やかな演奏に誰もが踊り出したくなるに違いない。

 アーティストから直接指導を受けられる「ワークショップ」(25日(土)・26日(日)開催、事前申込み必要)にも注目。“アイヌの詠唱「ウポポ」”は、アイヌの伝統的な伝承歌「ウポポ」を体験できるプログラム。輪唱と独特のリズムパターンで天然トランス感覚を生み出してみたい。“こぶし”では、日本人の伝統的な感性とアジア文化との関わりなどを再発見。“グナワ音楽体験”はグナワ・ディフュージョンのアマジーグ・カテブが講師を務める貴重なプログラム。モロッコ音楽とアルジェリア音楽の真髄を学べる。“クンビア:コロンビアのリズム体験”では、アフリカのパーカッション、インディオの笛、スペインのメロディーが混ざり合ってうまれたコロンビア音楽の独特のリズムを体感しよう。

 シンポジウム「日本にワールドミュージックは育つのか?~世界から南砺 南砺から世界へ~」<26日(日)10:30~12:00>にもぜひ参加を。ワールドミュージックが日本に根付くために何が必要かを、パネラーのアマジーグ・カテブとオキらと一緒に考えてみたい。

 なお、スキヤキを観るなら「個人サポーター」がおすすめ。年会費5,000円で、フローラルステージチケット(2,500円)、ヘリオスステージチケット(3,500円)、スキヤキオリジナルTシャツ(2,000円)が手に入るだけでなく、ワークショップ受講料500円割引などの特典もある。登録申込みなど、詳細はスキヤキのHPで確認を。

 スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド実行委員会では、「再結成したグナワ・ディフュージョン、初来日のペルネット、アイヌのオキら、ワールドミュージック界の話題のアーティストが出演します。心と体が自然に踊り出す。そこに理屈はありません。世界の音楽、カルチャーにつながる3日間を満喫ください」と話している。


▲グナワ・ディフュージョン(左)▲ペルネット(中央)▲ヘリオス前庭の様子(右)


問い合わせ
●スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド実行委員会(南砺市福野文化創造センター・ヘリオス内)
TEL.0763-22-1125
FAX.0763-22-1127
http://www.sukiyaki.cc/

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